パキシル(パロキセチン)の効果は?副作用と対処法【精神科・心療内科】
- パキシルの効果
- パキシルはどんな人に使われる?
- パキシルの副作用と対処法
- 気分の落ち込みや不安はオンライン診療で相談できる
- パキシルを急にやめるとどうなる?
- パキシルの特徴
- パキシルに関するよくある質問
- まとめ|パキシルは多くの症状に効果が期待できる選択肢
「気分が落ち込んで何もやる気が起きない」「不安や緊張で日常生活がつらい」そのようなときに、パキシル(パロキセチン)が処方されることがあります。しかし、副作用や注意点が気になる人も少なくありません。
今回は、パキシルの効果・副作用・正しい使い方についてお伝えします。薬について正しく理解することで、納得して治療に向き合えるようになるでしょう。
パキシルの効果
パキシルは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類される薬です。脳のなかにはセロトニンという物質があり、気分や感情を落ち着かせる働きがあります。うつ病や社会不安障害では、セロトニンが少なくなっていることが関係しているといわれています。
パキシルは、神経と神経の間(神経間隙)におけるセロトニンの濃度を上昇させることで、気分の落ち込みや不安な気持ちを和らげる効果が期待できる薬です。
パキシルはどんな人に使われる?
「自分はどんな症状でパキシルを使うことになるのだろう?」と不安に感じる人もいるかもしれません。ここからは、パキシルがどのような症状に使われるのか、みていきましょう。
うつ病・うつ状態
パキシルは、うつ病やうつ状態に対して使われる抗うつ薬です。具体的には、以下のような症状に処方されることがあります。
・やる気が出ない
・食欲が落ちる
・気持ちが沈む
・夜眠れない、または眠りすぎる
・集中力が続かない、考えがまとまらない
パキシルは気分を少しずつ安定させ、日常生活を過ごしやすくする治療として使われることがあります。
パニック障害
パキシルは、パニック発作や強い不安を和らげるために使われる薬です。具体的には、急に襲ってくる動悸・息苦しさ・不安感などの症状で処方されることがあります。認知行動療法と組み合わせると、より改善しやすいと報告されています。
強迫性障害
パキシルは、強迫性障害の症状を和らげるための治療薬として使われています。世界中で多くの患者さまが使用しており、70か国以上で強迫性障害の治療薬として承認されています。
社会不安障害
パキシルは、人前で緊張したり不安を感じたりしやすい症状を和らげるための治療薬として承認されています。社会不安障害では、以下のような場面で強い緊張や不安を感じることがあります。
・人前で話す
・食事をする
・会議に参加する
パキシルはこれらの症状を和らげることで、日常生活を少しずつ過ごしやすくするでしょう。
外傷後ストレス障害
PTSD(心的外傷後ストレス障害)では、うつ病や不安障害などのほかの精神疾患を合併することが多く、日常生活がしづらくなることがあります。パキシルを使うことで、以下のような症状が和らいでいく可能性があります。
・過去の嫌な体験がよみがえる
・特定の状況を避ける
・常に緊張している
つらい体験から立ち直るには時間がかかるかもしれませんが、自分のペースで回復をめざしましょう。
こうした症状は、オンライン診療でも相談や治療が可能です。自宅にいながら医師と相談して、薬の使用や生活の工夫についてアドバイスを受けられます。
オンライン診療のくわしい内容や流れについては、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】はじめての精神科でもオンライン診療を受診できる?メリットと注意点について解説
パキシルの副作用と対処法
「パキシルを飲むと眠くなる?」「太らない?」といった不安を抱えることはめずらしくありません。ここからは、パキシルの副作用と対処法についてお伝えします。
パキシルと眠気
パキシルを飲むと、眠気やだるさを感じることがあります。これらの症状は治療開始早期に多くみられるため、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には十分注意してください。医師がおこなう対処法として、以下のようなものがあります。
・生活習慣の見直し
・薬を飲む時間の変更
・薬の量の調整
医師の指示を守って、薬の使用を検討することが大切です。
パキシルと吐き気
パキシルを飲むと、吐き気や胃のむかつきを感じることがあります。患者さまの症状に応じて、医師は以下のような対処をすることがあります。
・薬を飲むタイミングの調整
・薬を飲む量の調整
・ほかの薬への変更の検討
吐き気が続く場合は、医師に相談しましょう。
パキシルは太る?
パキシルによって体重が増えるという報告もありますが、必ず太るわけではありません。体重の変化には個人差があり、食欲の変化が影響することもあります。
体重の変化が気になる場合は、早めに医師にご相談ください。医師は必要に応じて治療方針の見直しを含め、患者さまに合った対策を検討します。
気分の落ち込みや不安はオンライン診療で相談できる
「最近なんだか気分が落ち込む」「やる気が出ない」と感じる人にとって、自宅にいながら医師の診察を受けられるオンライン診療が、1つの選択肢となります。通院の待ち時間や移動の手間を気にせず、リラックスした環境で相談できます。
そのため、人目を気にする事なく本当の気持ちを伝えられることが特長です。これにより、適切な診断と治療を受けられ、回復への1歩を踏み出せるでしょう。
エニキュアでは医師が必要と判断した場合に、パキシルの相談や処方にも対応しています。1人で抱え込まず、自分のペースで治療をはじめてみませんか?
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パキシルを急にやめるとどうなる?
パキシルは、効果が十分に現れて状態が安定したことを確認してから、患者の状態を見ながら数週間または数ヵ月かけてゆっくりと減らしていく薬です。急にやめたり飲んだり飲まなかったりすると、以下のような症状があらわれることがあります。
・不安、焦燥、興奮
・吐き気
・頭痛
・下痢
・知覚障害(しびれ、電気ショックのような感覚、耳鳴りなど)
・手の震え
・めまい
・睡眠障害(悪夢を含む)
・発汗
これらの症状を予防するには、医師と相談しながら、焦らず薬を徐々に調節することが大切です。
パキシルの特徴
パキシルには、通常の錠剤とCR錠剤があることをご存じでしょうか。ここからは、パキシルの種類やジェネリック薬についてみていきましょう。
パキシル錠とパキシルCR錠のちがい
パキシル錠とパキシルCR錠の有効成分は、同じパロキセチンです。パキシルCR錠のCRは、Controlled-Release(除放剤)を意味しており、有効成分が体内でゆっくり溶け出すように設計された薬です。
パキシルCR錠は成分がゆっくり溶け出すため、吐き気や下痢などの副作用が抑えられる傾向があります。ただし、パキシルCR錠の保険適応は、うつ病・うつ状態のみであることに注意が必要です。
パキシルのジェネリックはある?
パキシルにもジェネリック医薬品があります。ジェネリック医薬品はパキシルという商品名ではなく、パロキセチン錠という有効成分名で呼ばれることが一般的です。含まれる有効成分は先発品と同じパロキセチンで、効果や安全性が厚生労働省で認められた薬です。
パキシルとパロキセチン錠の主なちがいは価格で、ジェネリック医薬品を選ぶことで、薬代の負担を軽くできる場合があります。どの薬を選ぶかは医師と相談し、納得して決めることが大切です。
パキシルに関するよくある質問
パキシルを処方されたとき、「いつから効果が出るの?」「性格が変わってしまうのでは?」といった不安を感じる人も少なくありません。ここからは、患者さまからよくいただく質問について、お答えします。
パキシルの効き目はいつ出ますか?
一般的に、抗うつ薬は薬を飲んでから効果が現れるまでに、2週間ほどかかる場合があります。ただし、長く続けることで少しずつ改善がみられる場合もあります。
パキシルを飲むと性格は変わりますか?
パキシルは脳の働きに作用する薬ですが、薬の効果は一時的なものと考えられています。そのため、薬の影響で性格が変わることは、基本的にありません。ただし、パキシルを飲みはじめた直後に、イライラしたり、落ち着かなくなったり、攻撃的・衝動的になったりすることがあります。
パキシルを飲みはじめてから以下のような症状がみられたときは、早めに医師に相談してください。
・以前より落ち着かなくなった
・気持ちが焦ってつらくなった
・普段より怒りっぽく・攻撃的になった
医師が症状に応じて、薬の量の調整や対応をおこないます。
まとめ|パキシルは多くの症状に効果が期待できる選択肢
パキシル(パロキセチン)は、うつ病・パニック障害・社会不安障害・強迫性障害・PTSDなど幅広い症状に処方されることがある薬です。気分の落ち込みや不安を和らげる効果が期待できる一方で、眠気や吐き気が出るケースもあります。気になることや不安に感じることは、遠慮なく医師に相談しましょう。
気分の不調や薬についての不安は、オンライン診療でも相談が可能です。通院が難しい人や近くにクリニックがない人は、エニキュアのオンライン診療も1つの選択肢となります。ご自身に合った方法を選び、回復への1歩を踏み出してみてください。
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