抗不安薬はオンライン診療でもらえる?効果と受診するときのポイントを解説
抗不安薬は、不安やイライラ・緊張などの症状を軽減させるお薬です。精神疾患の治療によく使われますが、オンライン診療でも処方してもらえるのでしょうか。
この記事ではオンライン診療で抗不安薬を処方してもらうメリットや注意点について解説します。薬以外にできることについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
不安薬の効果と副作用
抗不安薬には、主に4つの効果が期待できます。不安や緊張を和らげる抗不安作用・筋肉をリラックスさせる筋弛緩作用・眠気を促す鎮静と催眠作用、そして筋肉のけいれんを抑える抗けいれん作用です。
副作用
抗不安薬は不安をはじめとした症状の改善が期待できる薬ですが、副作用もあるため注意しましょう。
もっとも多い副作用は、眠気・ふらつき・脱力感です。これらは薬の作用が強く出てしまったために起こる症状です。そのほかにも、喉の渇きや便秘、おしっこが出にくいなどの抗コリン作用による副作用も報告されています。
とくに高齢者では注意が必要です。抗不安薬は眠気を促す催眠作用や筋肉をリラックスさせる筋弛緩作用が強いために、ふらつきや眠気が起こりやすいため、足腰の筋力が低下している場合は転倒の危険性があるからです。これらのリスクがある方には、医師が個々の状態に応じて慎重に薬を処方します。
また、長期使用にも気を付けなければなりません。薬を飲まないと不安になる精神低依存や、薬の効果が切れると、不安感や焦燥感など心身の異様な症状が出現する身体的依存が起こる可能性があります。
抗不安薬の種類
抗不安薬は、薬の効果が続く時間によって短時間作用型・中時間作用型・長時間作用型・超長時間作用型に分類されます。
短時間作用型の薬は、主に過敏性腸症候群や胃十二指腸潰瘍・胃炎などの消化器系の症状による精神的なストレスに対して使用されます。中時間作用型の薬はパニック発作を抑える効果が高く、パニック障害の発作時に使用されることが多いです。長時間作用型の薬は作用時間が長く効果が持続するため、不安症状の改善に広く使用されます。
オンライン診療で抗不安薬を処方してもらうためのポイント
オンライン診療で薬を処方してもらうことは可能です。ただし、正確に症状を伝える、既往歴や服用中の薬を把握しておくなど、薬をもらうためにはいくつかポイントがあります。
症状を正確に伝える
まず、症状を正確に伝えることが重要です。具体的な症状や頻度、日常生活への影響を詳しく説明しましょう。たとえば「不安で眠ることができない」だけでなく、「毎晩2時間以上寝つけず、翌日の仕事に支障が出ている」というように、日常で困っていることを具体的に伝えることが大切です。
事前準備しておく情報
事前準備として、今までかかったことや治療したことのある病気や現在服用中の薬、お薬手帳を用意しておくとよいでしょう。抗不安薬のなかには生活習慣や仕事環境により処方を避けた方がよい薬があるので、これらの情報も正しく伝える必要があります。
疑問があれば医師に質問する
疑問や不安は積極的に質問しましょう。薬の効果と副作用、服用方法や注意点などについて、医師に詳しく聞いておくのがベストです。
質問すべきことがわからなければ「アルコールと一緒に飲んでもいいですか?」「副作用が出たらどうすればいいですか?」などの質問をしておくとよいですよ。エニキュアでは医師が真摯に向き合って治療をすすめてまいります。ぜひご相談くださいね。
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初診ではもらえない薬もあるので注意
ただし、初診では麻薬および向精神薬の処方はおこなわないとされているので、注意が必要です。これは、患者さまの心身の状態を十分に把握せずに、強い作用のある薬を処方することのリスクを避けるためです。
緊急性が高い場合はオンライン診療ではなく病院やクリニックを受診しましょう。
エニキュアで抗不安薬を処方するメリット
精神科のオンライン診療サービスは数多くあり、どこを選べばいいか迷いますよね。エニキュアは、仕事や育児、学校などで忙しい方やはじめて精神科を受診する方におすすめです。エニキュアで抗不安薬を処方するメリットをご紹介します。
はじめての精神科でも安心して受診できる環境を目指している
オンライン診療でも薬を処方してもらえるとはいえ「自分に合った薬を処方してもらえるか」「薬の説明を理解できるか」など、少し不安になりますよね。
エニキュアは経験豊富な医師が約60名以上在籍しています。実績のある医師のなかから自分に合った医師を選べるため、安心して受診できる環境を提供できるよう努力しています。
他人にばれる心配が少ない
精神科へ通っているのを知り合いに見られたくない人は少なくありません。
エニキュアなら、医師の診察から薬が手元に届くまですべてオンラインで完結。プライバシーが守られているので、余計な心配をせず治療を続けることができます。
通院する時間を削減できる
通信環境とスマートフォンがあればどこからでも受診することができるので、通院時間がかかりません。電車に乗る必要や待ち時間に間に合うように急ぐ必要がないため、その点についてはストレスをかけずに診療に臨むことができるはずです。
近くに精神科や心療内科がない場合、通院時間の削減となるでしょう。治療を受けることができるでしょう。
予約が簡単
エニキュアならLINEから最短1分で予約ができます。診療時間内に電話をかける手間がなく、最小限の負担で通院を続けることができるでしょう。
土日祝も診察してもらえる
土日祝に加え、平日なら8時から24時まで診察が可能です。夜遅くまで仕事がある方、育児や家事で忙しく日中時間がとれない方でも、それぞれのライフスタイルに合わせて通院できます。
薬での治療以外にできること
ストレス解消法を学ぶことや生活習慣を改善することなどは、薬物治療と同じくらい重要な治療です。以下では薬での治療以外にできることについて解説します。
生活習慣の改善
規則正しい生活リズムを保つことが基本です。毎日8時間程度の十分な睡眠を確保し、朝食を欠かさずとることで、体内時計が整い症状の改善につながるでしょう。
また、適度な運動を取り入れるとよいですよ。定期的に運動に取り組み、外に出て太陽の光を浴びることで、心身の健康を促進します。
食生活の面では、バランスのよい食事を意識しましょう。さまざまな食品を取り入れて栄養バランスを整えることが大切です。とくに肉類や牛乳に多く含まれるトリプトファンは、リラックス効果のあるセロトニンの原料となるので、積極的に取り入れるとよいですよ。
ストレスを解消する方法を習得する
ストレスは、健康のバランスを崩す原因になります。自分に合ったリラックス方法を見つけて、早めに解消しましょう。瞑想やヨガなどのリラックス法を日常的に取り入れることも効果的です。
すぐに取り入れられる簡単なストレス解消法には、呼吸法があります。腹式呼吸をおこなうことで、リラックスした状態になり自律神経が整い、心身の緊張が改善できるでしょう。たとえば、4秒かけて吸い込み、4秒間息を止め、8秒かけて吐き出す「448呼吸法」は、不安やストレスの軽減に効果があるとされています。
まとめ オンライン診療を正しく活用して自分をケアしよう
抗不安薬は、条件が整えばオンライン診療で処方してもらうことができます。
生活での困りごとを正しく伝えることや医師に質問した方がよい項目を把握すること、そして医師の指示を守ることが重要です。薬以外にも生活環境の改善や自分に合ったストレス解消法を見つけるなど、さまざまなアプローチがあります。
オンライン診療を正しく活用することで、より効果的に自分自身をケアすることができます。しかし、症状が重い場合や緊急時には、病院やクリニックなどの対面診療を選択しましょう。自分に合った治療方法を見つけ、心身の健康を維持していくことが大切です。
最後に、抗不安薬の使用は一時的な対処法であり、長期的には根本的な問題解決や生活習慣の改善が重要だと言えます。医師と相談しながら、自分に合った総合的な治療プランを立てることが、心の健康を取り戻す最善の道となるでしょう。エニキュアでは経験豊富な医師があなたからのご相談をお待ちしております。