薬の副作用が心配。服薬管理が苦手。そんな人はどうしたらよい?【精神科・心療内科オンライン診療】
- 精神科・心療内科の薬でよくみられる副作用
- 精神科や心療内科の薬は飲み忘れに注意が必要
- 副作用の緊急度は、どう見極める?
- 精神科や心療内科の薬を上手に管理・服用するために
- 「つながる薬局」とは
- 全国の多くの薬局で相談できること
「副作用が心配で薬を飲み続けられるか不安」「飲み忘れてしまうことが多い」そんな悩みを抱えながら治療を続けている人は、少なくありません。
精神科・心療内科の薬は継続して服用することが大切ですが、眠気や吐き気などの副作用や服薬管理のしにくさから、続けることへのハードルを感じる人もいらっしゃいます。
今回は、よくみられる副作用の種類や飲み忘れのリスク、服薬を上手に管理するためのツールや相談先についてお伝えします。薬との付き合い方に不安を感じている人は、ご参考にしてください。
精神科・心療内科の薬でよくみられる副作用
精神科・心療内科で処方される薬には、さまざまな副作用が報告されています。ここでは、比較的みられることのある副作用について解説します。あらかじめ知っておくことで、症状が出たときに慌てず対処できるでしょう。
眠気やふらつき
抗不安薬や睡眠薬・抗精神病薬などでは、眠気やふらつきが現れることがあります。
服用後は、車の運転や高所での作業・機械の操作などはできるだけ避けましょう。立ち上がる際はゆっくりと身体を起こしたり、階段では手すりを使用したりして、転倒予防を心がけることも大切です。
吐き気や胃の不快感
精神科や心療内科で処方される薬、とくに抗うつ薬では、飲みはじめや薬の量を増やしたタイミングで、吐き気や胃のむかつきが現れることがあります。
たとえばSSRIは、脳内のセロトニンという物質の濃度を高める働きがあります。セロトニンは腸に多く存在しており、薬の影響で腸管セロトニン受容体が刺激され、吐き気や下痢などの症状が出ることがあるのです。
こうした症状のつらさから薬を続けにくくなる人もいます。症状が気になる場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。相談することで、飲み方の工夫が見つかるかもしれません。
体重増加や食欲変化
一部の抗精神病薬や気分安定薬・抗うつ薬などでは、食欲が増したり体重が増加したりすることがあります。反対に、食欲が低下する場合もあり、体重の変化の現れ方は薬の種類によって異なります。
体重の変化は、薬がホルモンバランスや代謝に影響を与えることが一因です。急激な体重変化が続く場合は、自己判断で服用を中止せず、まず医師に伝えてください。
食事内容や生活習慣の見直しについて助言を受けたり、医師が薬の種類や量を調整したりして、改善が期待できる場合もあります。
口の渇き・便秘・排尿のしにくさ
一部の抗うつ薬・抗精神病薬・抗不安薬のような抗コリン作用を持つ薬では、口の渇きや便秘・尿が出にくいといった症状が現れることがあります。これらは、神経の働きを抑えることで消化器や泌尿器の動きが鈍くなるために起こります。
口の渇きにはこまめな水分補給が、便秘には食物繊維の摂取や軽い運動が助けになるかもしれません。
排尿が難しい場合や症状が強い場合は、早めに医師に相談してください。日常的な副作用の疑問や対処法については、薬局の薬剤師に相談もできます。
精神科や心療内科の薬は飲み忘れに注意が必要
精神科や心療内科の薬は、毎日続けて飲むことが治療の安定につながります。うっかり飲み忘れてしまったときにどのような影響があるのか、ここからは大切なポイントをみていきましょう。
血中濃度を一定に保ちにくくなる
精神科や心療内科の薬は、体内の薬の濃度(血中濃度)を一定に保つことで効果を発揮します。飲み忘れがあると血中濃度が変動し、十分な効果が得られにくくなることがあります。そのため、できるだけ毎日同じ時間に服用することが大切です。
急な中断で離脱症状が出ることがある
薬の種類によっては、急に中断すると身体が変化に追いつかず、めまいや不安感・吐き気・しびれ感などの不調が現れることがあり、これを離脱症状と呼びます。依存とは異なり、身体が急な変化に慣れずに起こる一時的な反応です。
飲み忘れが続いた場合にも似た症状が出ることがあるため、毎日決まったタイミングで服用する習慣をつけると、離脱症状への不安が少なく服薬を続けられるでしょう。
再発や症状悪化のリスクが高まる
症状が落ち着いていると、「もう大丈夫かも」と感じることもあるかもしれません。しかし、薬を不規則に服用すると、症状が再び強くなったり、不安定になったりする可能性があります。安定した状態を保つためにも、処方どおりに続けることが重要です。
飲み忘れると副作用に影響する
飲み忘れのあとにまとめて服用したり、不規則なタイミングで飲んだりすると、血中濃度が一時的に高くなり、副作用が出やすくなることがあります。逆に間隔が空きすぎると、効果が不十分になることもあります。
飲み忘れに気づいたときの対応は薬によって異なるため、あらかじめ医師や薬剤師に確認しておくと不安を低減できるでしょう
副作用の緊急度は、どう見極める?
副作用が現れたとき、どの程度緊急性があるのか判断に迷うことがありますよね。ここからは、不安なく薬を使い続けるために、大切な見極めのポイントをお伝えします。
よくある副作用かどうか
副作用が出たとき、その症状が服用中の薬で比較的みられる副作用かどうかを確認することが大切です。
眠気や口の渇き・吐き気などは、精神科・心療内科で処方される薬では起こることが知られています。
一方で、発疹や強い動悸・息苦しさなどはアレルギー反応や過敏症の可能性があるため、すぐに医療機関に相談してください。
急に出たかどうか
服用をはじめた直後や増量したタイミングで急に症状が現れた場合は、薬の影響が関係している可能性があります。とくにこれまでに経験したことのない症状が突然出たときは、早めに医師へ連絡することが安心につながります。
症状が強くなっているかどうか
最初は軽い違和感だったものが、時間とともに強くなっている場合は注意が必要です。以下のような症状がみられるときは、早めに受診を検討しましょう。
・日常生活に支障が出ている
・横になってもおさまらない
・何日も続いている
症状が強まっているサインを見過ごさず、気になる段階で相談すると、悪化を防ぐことにつながります。
我慢できるかどうかを基準にしてはいけない
副作用のつらさは、どのくらい我慢できるかで決めるのではなく、体調がどう変わっているかや、症状が強くなっていないかなど、全体の様子を見ながら判断しましょう。
副作用を放置してしまうと、症状が悪化して日常生活への影響が出るだけでなく、薬への不信感から自己判断で服用を中止してしまうケースもあります。急に服用をやめると、離脱症状が出たり、安定していた症状が再び現れたりすることがあります。
治療をよい形で続けていくためにも、気になることは遠慮なく医師に相談してください。
精神科や心療内科の薬を上手に管理・服用するために
精神科や心療内科の薬は、継続して服用することが治療の安定につながります。そのためには、無理なく続けられる管理方法を見つけることが大切です。ここでは、日常生活に取り入れやすい工夫を紹介します。
お薬ボックス
お薬ボックスは、薬を種類別や服用時間ごとにわけて収納できるケースです。朝・昼・夕・就寝前など、飲むタイミングごとに整理できるタイプがあり、飲み間違いや飲み忘れの防止に役立ちます。
コンパクトなものや1週間分をまとめて管理できるものなど種類も豊富で、自分の生活リズムに合ったものを選ぶことがポイントです。
お薬カレンダー
お薬カレンダーは、日付ごとにポケットがついており、あらかじめ薬をセットしておける管理ツールです。壁にかけられるタイプも多く、目につきやすい場所に置くことで視覚的なリマインダーとして活用できます。
家族と一緒に服薬状況を確認できるため、サポートが必要な人にも向いています。
スマートフォンのアラームリマインダー通知機能
スマートフォンのアラームやリマインダー機能を活用するのも効果的です。決まった時間に通知が届くように設定することで、忙しい日でも服薬を思い出しやすくなります。毎日使うスマートフォンだからこそ、無理なく習慣化しやすい方法の1つです。
服薬管理アプリ
近年は、服薬管理をサポートする専用アプリも増えています。主に以下のような機能が備わっており、日々の服薬習慣をサポートします。
・服薬時間のお知らせ通知
・服用記録の管理
・飲み忘れチェック
・薬の情報確認
・家族との情報共有
服薬状況を見える化できるため、継続的な治療管理に役立つでしょう。まずは試してみて、自分にとって使いやすいものを選んでみてくださいね。
電子お薬手帳
紙のお薬手帳に代わり、電子お薬手帳サービスも広がっています。スマートフォンで処方内容を管理できるほか、以下のような機能が備わっているものもあります。
・過去の処方履歴の確認
・薬局とのデータ共有
・服用アラームによる飲み忘れ防止
・歩数・血糖値・血圧などの健康管理
・電子処方箋の送信による待ち時間の短縮
スマートフォンと一緒に持ち歩けるため、お薬手帳を忘れる心配がありません。通院先が変わった場合や災害時にも処方情報を確認しやすいという点も特長です。アプリによって機能は異なるため、自分に合うものを探してみてください。
薬局で相談
服薬について不安がある場合は、薬局で薬剤師に相談することも大切です。「副作用が心配」「飲み合わせは大丈夫?」「飲み忘れたときはどうすればよい?」など、日常の小さな疑問も相談できます。
たとえば、LINEを使って薬剤師にオンラインで相談できる「つながる薬局」のようなサービスも広がっています。具体的な活用方法や特長は、以下のとおりです。
・自宅にいながら服薬の疑問や副作用の不安を相談できる
・処方箋の事前送信で、薬局での待ち時間の短縮が可能
・電子お薬手帳として処方履歴を管理できる
専門職を上手に頼ることも、安心して治療を続けるためのポイントです。1人で抱え込まず、困ったときは遠慮なく相談してみてくださいね。
「つながる薬局」とは
「つながる薬局」は、処方箋送信やお薬相談・お薬手帳などをLINEだけで使えるサービスです。ここからは、つながる薬局の主な機能を紹介します。
処方箋送信
「病院で処方箋をもらったけれど、薬局に行く時間がない」「待ち時間が長くて困っている」そんな人に、つながる薬局の処方箋送信機能が役立ちます。
処方箋をもらったら、その場でLINEから処方箋の画像を薬局へ送信しておくだけで、薬局側が準備を進めます。薬の準備が整うと完了通知が届くので、薬局に着いたらすぐに受け取れるでしょう。無駄な待ち時間を減らせるため、子どもの体調不良時や仕事で忙しい人も使いやすいことが特長です。
お薬手帳
スマートフォンがあればいつでもLINEでお薬の履歴を確認できます。1つのLINEアカウントで家族全員のお薬情報を管理・共有できるため、保護者のLINEで子どものお薬手帳を管理したい場合や、ご家族間で服薬情報を共有したい場合にも役立ちます。
オンライン服薬指導
オンライン服薬指導とは、スマートフォンやパソコンを使い、薬剤師がビデオ通話で薬の説明をおこなうサービスです。薬局へ行かなくても、自宅や自室など安心できる場所から服薬指導を受けられます。
オンライン服薬指導では、薬の飲み方や注意点・副作用などについて、対面と同様に薬剤師がていねいに説明します。とくに、以下のような人に向いているサービスです。
・子どもの体調不良時や仕事で忙しく、薬局へ行く時間がない人
・体調や事情により、通院や外出が難しい人
・感染対策やプライバシーを大切にしたい人
オンラインで薬の相談や服薬フォローを受けられるため、不安や疑問をそのままにせず、落ち着いた気持ちで健康管理ができるでしょう。
薬剤師へのオンライン相談
「副作用が心配」「この薬、ほかの薬と一緒に飲んでも大丈夫?」など、薬や体調について気になることがあるとき、薬局に行かずにLINEで薬剤師に相談できます。
ささいな疑問や不安でも好きなタイミングで相談できるため、忙しい日常のなかでも活用しやすいサービスです。専門知識を持つ薬剤師に相談することで、不安を低減しながら薬を使用できます。
対応薬局・処方内容によっては自宅配送が可能な場合もあり、薬局に足を運ぶ手間を省けます。専門家に相談しながら無理なく治療を続けられるため、心身の回復にも近づくでしょう。
※LINEで『つながる薬局』を友だち登録をするだけで、すぐに処方箋送信機能が使えるようになります。さらにお好きな薬局をかかりつけ薬局として登録すると、お薬手帳などのほかの機能も使えるようになります。
※エニキュアのすべての診療で利用できるわけではありません。ご利用の際は、かかりつけの薬局・薬剤師にご相談ください。
全国の多くの薬局で相談できること
薬に関する不安や疑問は、全国の多くの薬局で薬剤師に相談できます。「こんなこと聞いていいのかな」と思うような小さな疑問も、遠慮なくご相談ください。
副作用への不安の相談
「眠気がひどくて仕事に支障が出ている」「飲みはじめてから気分が悪い」など、副作用への不安を薬剤師に相談できます。症状が処方された薬によくみられるものかを確認してもらえるほか、必要に応じて医師への相談を勧めてもらえることもあります。
飲み合わせの確認
複数の薬を服用している場合や、市販薬やサプリメントを併用したい場合に、飲み合わせに問題がないかを薬剤師に確認できます。思わぬ相互作用が起こることもあるため、自己判断せずに専門家に相談することが大切です。
飲み方の工夫の提案
「薬が大きくて飲みにくい」「粉薬が苦手」など、服用に関する悩みも薬剤師に相談できます。具体的には、以下のような提案を受けることができます。
・薬の大きさや剤形の変更が可能かどうかの確認
・飲みやすくするための方法
・生活リズムに合わせた服用タイミングの工夫
薬剤師は、1人ひとりの状況に合わせた提案をおこないます。無理に我慢せず、ちょっとした困りごとでも相談してみましょう。小さな工夫の積み重ねが、薬を続けやすくすることにつながります。
服薬管理方法のアドバイス
「薬の飲み忘れが多い」「管理が難しい」と感じている人は、生活リズムに合わせた服薬管理の方法について薬剤師に相談できます。
たとえば、以下のような点を薬剤師が一緒に考えます。
・服用時間の見直しや一包化の検討
・お薬ボックスの活用
・スマートフォンのアラームや服薬管理アプリの利用
無理なく続けられる方法を見つけることで、服薬への不安が軽減し、落ち着いた気持ちで治療を続けられるようになりますよ。
さらに通院や服薬に不安があるときは「つながる薬局」のようなオンラインサービスを取り入れるのも1つの方法です。
「つながる薬局」が利用できる薬局を検索して、あなたにぴったりの薬局を見つけてみましょう。
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