精神科の治療費は保険で安くなる?保険・支援制度とオンライン診療

監修者紹介
別府拓紀
大学病院、精神科病院、専属産業医などを経て現在精神科病院で地域の精神科医療に従事
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別府拓紀
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「精神科に行きたいけど、治療費がかかりそうで心配」「健康保険は使えるの?」と悩んでいませんか?

実は精神科の治療費も、ほかの病気と同じように健康保険が使えて、基本的に3割だけ払えば大丈夫です。さらに特別な制度を使うと1割まで安くできるケースもあります。

この記事では、精神科での治療にかかるお金や健康保険のしくみや、治療費をもっと安くできる4つの支援制度についてわかりやすく説明します。家からスマートフォンで診察が受けられて健康保険も使えるオンライン診療についても紹介するため、お金の不安も少なく治療をはじめられるでしょう。

※本記事では、日本国内の一般的な医療制度をご紹介しています。エニキュアで対応していない制度も含まれますので、あらかじめご了承ください。


保険適用された場合の治療費の自己負担額は?

保険適用された場合の治療費の自己負担額は?

病院での治療費は、すべてのお金を自分で払う必要はありません。日本では健康保険という制度があり、治療費の一部を国や保険組合が負担してくれます。

一般的に、私たちが病院の窓口で支払うのは治療費全体の3割です。残りの7割は健康保険が払ってくれるため、自分で払うお金の負担は軽くなります。たとえば、治療費が1万円かかった場合、窓口で支払うのは3,000円です。

ただし、年齢や所得によって自己負担の割合が変わる場合もあります。オンライン診療でも健康保険が使えるケースが多いですが、事前に問い合わせをしてチェックするとよいでしょう。


患者さまが払う治療費は3割




精神科の治療費は保険適用される?

精神科の治療費は保険適用される?

精神科での治療費も、ほかの病気と同じように健康保険を使える場合が多いです。ただし、すべての治療や手続きで保険が使えるわけではありません。保険が使えるケース・使えないケースについて、わかりやすく説明します。


保険適用される費用

精神科で医師の診察を受けたり、薬をもらったりするときは健康保険が使えます。一般的な病院と同じように、3割だけ自分で払えばよいとされています。

最近はスマートフォンやパソコンで診察を受ける精神科オンライン診療でも、健康保険が使えるケースが増えています。


保険適用されない費用

精神科では、健康保険が使えない治療もあります。たとえば、以下の項目にかかるお金は、自分で払う場合が多いです。

・診断書
・カウンセリング
・心理テスト
・詳しい検査
・セカンドオピニオン(ほかの医師に相談すること)

これらの金額は病院によって異なるケースもあるので、治療を受ける前にいくらかかるか聞いておくとよいでしょう。


精神科で保険適用される費用とされない費用




精神科の治療費を抑えるための保険・支援制度

精神科の治療費を抑えるための保険・支援制度

精神科での治療費を抑えるためには、さまざまな保険や支援制度を活用できます。以下では代表的な4つの制度について、どんな方が使えるか・どのくらい安くなるかをわかりやすく説明します。


精神疾患の通院費は自立支援医療(精神通院医療)で抑えられる

自立支援医療は、精神科での通院にかかるお金の負担を抑えてくれる制度です。通常なら病院で3割のお金を払うところが1割負担となります。

たとえば、治療費全体が1万円かかる場合、保険適用だと約3,300円支払う必要がありますが、自立支援医療だと約1,000円になります。世帯の収入によって、1か月に払う上限の金額が決まっているため、くわしくはお住まいの市町村の窓口に問い合わせをしましょう。精神科に長く通う方にとって、とても役に立つ制度です。

自立支援医療制度が使えるのは、うつ病や統合失調症・不安障害などの病気で、病院・クリニックに続けて通う必要がある方です。お住まいの市町村で申し込むことができ、申請時には医師が書いた診断書が必要になります。


高額療養費制度を使うと治療費の一部が戻ってくる

高額療養費制度は、1か月の医療費の自己負担額がとても高くなったときに、1か月に支払う医療費の上限額を超えた分を後から返してもらえる制度です。たとえば、上限額が8万円の方が入院・手術を受け、病院の窓口で20万円を支払った場合、あとから12万円が戻ってきます。上限額は、年齢や世帯収入によって決まっています。

高額療養費の申請は、自分が加入している健康保険の窓口でおこなうことができ、高額療養費支給申請書や病院でもらった領収書などの書類が必要です。


傷病手当金は病気で働けない期間の生活を支えてくれる

傷病手当金は、病気やケガで仕事を休まなければならないときに、給料の代わりとしてお金をもらえる制度です。給料の約3分の2の金額を、最大1年6か月間受け取れます。

この制度を利用するには、以下の4つの条件をすべて満たす必要があるので、参考にしてください。

・仕事以外が原因の病気やケガで治療を受けている
・医師から「仕事ができない」と判断されている
・連続して3日間休んだ後、4日目以降も仕事を休んでいる
・休んでいる期間中に会社から給料をもらっていない

傷病手当金は、会社の健康保険に加入している方が対象となるため、アルバイトや派遣社員でも、条件を満たすと利用できます。国民健康保険の場合は対象外となるので注意が必要です。

また、休職中に給料をもらっていても、その金額が傷病手当金より少ない際は、差額が支給されます。


障害年金は病気で仕事・生活が制限される場合に受給できる

障害年金は、病気やケガで仕事や普段の生活が難しくなった場合にもらえるお金の制度で、うつ病や統合失調症などで、働くのが難しくなった方が利用できます。国民年金や厚生年金に決められた期間以上加入している方が対象です。

障害年金は、障害の重さによって1級から3級まで等級が分かれており、会社員・公務員の方は1級から3級まで、自営業・学生の方などは1級から2級までが対象になります。もらえる金額は、等級の重さ・家族(夫・妻・子)の人数によって決まります。

1年間でもらえる金額は人によって異なるため、くわしい金額は年金事務所で聞くのがおすすめです。


精神科の治療費が安くなる保険・支援制度一覧




治療費を気にせず精神科を受診するならエニキュアがおすすめ

治療費を気にせず精神科を受診するならエニキュアがおすすめ

エニキュアは治療費を抑えながら、精神科の診察を受けられるオンライン診療サービスです。健康保険が使える・通院しなくてよい・薬を無料で届けてくれるなど、メリットが豊富にあります。


保険診療対応で治療費が3割以下の負担で済む

エニキュアは健康保険に対応しているため、治療費は基本的に3割負担です。初めて診てもらうときの料金や、2回目以降の診察料にも保険が使えるため、薬代を含めても月に数千円ほどで治療を続けられます。

さらに、自立支援医療制度を使うと負担を1割まで減らせるケースもあります。一般的な精神科と同じように保険が使えるのがメリットです。

長く治療を続ける必要がある方にとって、継続した治療を受けられる環境が整っています。


オンライン診療で通院時間のコストが一切なし

エニキュアでは、家からスマートフォンやパソコンで診察を受けられます。そのため、病院までの電車代やバス代・移動する時間がまったくかかりません。往復の交通費だけでも月に数千円かかるケースもあるなか、この費用を完全になくせるのは魅力的です。

エニキュアは、学校や仕事の休み時間・家事の合間など、都合のよいときにいつでも診察を受けられます。病院で長い時間待つわずらわしさが一切なく、予約した時間にすぐ診察をスタートできます。

移動にかかる時間とお金を考えると、エニキュアによって治療全体にかかる費用を大きくカットできるでしょう。あまった時間を趣味の時間にあてるなど、有効活用できます。


薬の配送料が無料

エニキュアで処方された薬は、家まで配送料無料で届けてもらえます。薬の配送サービスは数百円の送料がかかるケースがありますが、完全に無料で利用できるのはうれしいメリットです。

薬局に行く手間や交通費もかからないため「体調が悪くて薬を受け取りに行く気力がない」と思う方でも、治療を続けられます。処方された薬は最短で次の日には手元に届くため、すぐに薬がほしいときにも便利です。

エニキュアは、薬をもらうために外に出る必要がなく、ほかの人に知られる心配もないため、リラックスした気持ちで受診ができるでしょう。


エニキュアのおすすめポイント




まとめ|治療費と保険の仕組みを理解して精神科を受診しよう

まとめ 治療費と保険の仕組みを理解して精神科を受診しよう

精神科の治療費は健康保険が使えるので、基本的に3割の自己負担で大丈夫です。さらに自立支援医療制度を使うと1割負担になるため、月に数千円ほどで治療を続けられます。

「お金が心配で病院に行けない」と思う方は、エニキュアでの治療を1つの選択肢にしてみてください。保険が使えて費用を抑えられるだけでなく、家からスマートフォンで診察を受けられるので電車代やバス代も一切かかりません。薬も送料無料で家に届くため、忙しい方・体調がすぐれない方にも向いています。

心の調子が悪いときは、早めに相談するのが元気になる1番の近道です。エニキュアでは、あなたからの相談をお待ちしています。

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