睡眠導入剤(睡眠薬)の副作用4つ|認知症・依存リスクは?【精神科・心療内科オンライン診療】
- 睡眠導入剤はどんな薬?睡眠薬とのちがい
- 睡眠薬の主な副作用と対処法
- 睡眠薬にデメリットはある?
- 不眠での悩みはオンライン診療で相談できる
- 睡眠薬の副作用でよくある質問
- まとめ|睡眠薬の副作用の正しい理解は快眠につながる
「なかなか寝つけない」「夜になると考えごとが止まらず、十分に眠れない」など、睡眠に関する悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
インターネットで不眠について調べると、睡眠導入剤や睡眠薬に関する情報を目にすることがあると思います。そこで「依存してしまうのではないか」「副作用が心配」といった不安を感じる人も少なくありません。
今回は、睡眠のお薬の副作用を正しく理解でき、うまく付き合えるようになるために、睡眠薬の種類や特徴・主な副作用や注意点についてお伝えします。
睡眠導入剤はどんな薬?睡眠薬とのちがい
睡眠導入剤という言葉は薬の正式名称と言うことではなく、不眠症の治療で使われる薬である睡眠薬の一種を指すものです。睡眠薬の中でも、寝つきをよくするために使われる薬、つまり薬の作用時間の消失半減期が短く、寝つきを改善する目的で使われるものが一般的に睡眠導入剤と呼ばれています。
睡眠薬は、医師が必要と判断した場合に、オンライン診療でも処方されることがあります。くわしく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】睡眠導入剤(睡眠薬)は精神科オンライン診療でも処方される?不眠症治療に用いられる薬の種類を紹介
睡眠薬の作用メカニズムごとの分類
睡眠薬は作用の仕組みによって、主に以下の4つの種類にわけられます。
ベンゾジアゼピン系
ベンゾジアゼピン系は、脳の神経の働きを落ち着かせることで眠りを促す薬です。筋肉をゆるめる作用もあるため、緊張や不安が強いときにも効果が期待されます。
ただし、長期間使用すると依存が生じる可能性があるため、医師の指示に従って服用してください。代表的な薬は、以下のとおりです。
・ハルシオン(トリアゾラム)
・サイレース(フルニトラゼパム)
非ベンゾジアゼピン系
非ベンゾジアゼピン系は、脳の興奮を鎮めて眠りを促す薬です。ベンゾジアゼピン系と似た作用がありますが、筋肉をゆるめる作用はほとんどみられません。依存のリスクは、ベンゾジアゼピン系より低いとされています。
代表的な薬は、以下のとおりです。
・ルネスタ(エスゾピクロン)
・マイスリー(ゾルピデム酒石酸塩)
オレキシン受容体拮抗薬
オレキシン受容体拮抗薬は、覚醒を維持する物質(オレキシン)の働きを抑えることで、自然に近い眠りを促す薬です。依存性はベンゾジアゼピン系の薬と比べると、低いとされています。
代表的な薬は、以下のものがあります。
・デエビゴ(レンボレキサント)
・ベルソムラ(スボレキサント)
メラトニン受容体作動薬
メラトニン受容体作動薬は、体内時計に働きかけて睡眠リズムを整える薬です。体内のリズムを調整することで、自然な眠りをサポートします。ロゼレム(ラメルテオン)は、代表的なメラトニン受容体作動薬の1つです。
医師と相談のうえで、自分の不眠の症状やタイプに合った睡眠薬を選ぶことが大切です。
睡眠薬の作用時間ごとの分類
睡眠薬は、薬が体内でどのくらいの時間作用するかによっても分類されます。薬の作用時間の目安として、用いられるのが半減期です。
半減期とは、体内にある薬の量が半分になるまでの時間のことです。睡眠薬の半減期の長さによって、以下の4つのタイプにわけられます。このうち半減期の短い、超短時間型や短時間型のものを、一般的に睡眠導入剤と呼ぶことがあります。
超短時間型
超短時間型は服用後早めに作用し、比較的短時間で効果が弱まるタイプです。寝つきが悪い人や、入眠困難に悩む人に用いられることがあります。半減期はおよそ2〜4時間程度で、代表的な薬として、ハルシオンやマイスリーがあります。
短時間型
短時間型は、服用後比較的早く作用し、数時間程度効果が続くタイプの薬です。寝つきの悪さだけでなく、途中で目が覚めてしまう症状にも使用されることがあります。半減期はおよそ6〜10時間程度で、代表的な薬には、レンドルミン(ブロチゾラム)があります。
中間作用型
中間型は、作用時間が比較的長く、夜間に目が覚めやすい場合に使われることがあります。
半減期はおよそ20〜30時間程度とされており、代表的な薬として、ユーロジン(エスタゾラム)やサイレースがあります。
長時間作用型
長時間型は、作用時間が比較的長く、睡眠を長く維持したい場合に使われることがあります。半減期は30時間以上とされており、薬の作用が比較的長く続くことが特徴です。代表的な薬には、ドラールがあります。
睡眠薬の作用時間や効果の感じ方には個人差があり、適した薬は不眠の症状によって異なります。「自分の睡眠の悩みに合う薬がわからない」と感じる場合は、医療機関で医師に相談することも1つの方法です。
「眠れないけど受診する時間がない」と感じている人は、エニキュアオンライン診療で自宅から医師に相談する選択肢もあります。1人で抱え込まずに、まずはご相談ください。
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睡眠薬の主な副作用と対処法
睡眠薬の副作用をあらかじめ知っておくことで、適切な対処が可能です。ここでは、睡眠薬でみられる主な副作用と対処法についてお伝えします。
眠気
睡眠薬の副作用として、翌朝まで眠気が残ることがあります。睡眠薬の作用が朝まで続いてしまう、持ち越し効果と呼ばれる状態です。とくに、中間型や長時間型など半減期が比較的長い睡眠薬で起こりやすいとされています。
ただし、短時間型でも服用量が多い場合や体質によっては起こることがあります。車の運転や危険を伴う作業をおこなう場合は、事前に医師に服用の可否を確認してください。
対処法としては、服用量や服用時間を守ることが大切です。症状が続く場合は自己判断で中止せず、医師に相談しましょう。
ふらつき
睡眠薬の副作用として、ふらつきが起こることがあります。睡眠薬にみられる、筋肉をゆるめる作用(筋弛緩作用)によって起こる可能性のある症状です。
ふらつきは、筋弛緩作用をもつ睡眠薬で起こりやすく、とくにベンゾジアゼピン系の睡眠薬でみられることがあります。転倒につながるおそれもあるため、服用後の歩行や夜間にトイレへ行く際などは気をつけましょう。
対処法としては、服用後はすぐに就寝できる環境を整えておくことや、夜間に起きる際はゆっくり立ち上がることが挙げられます
健忘
睡眠薬を服用したあと、寝るまでの出来事を覚えていないことがあります。薬の影響によって新しい記憶が一時的に作られにくくなる、前向性健忘と呼ばれる状態です。服用後から就寝までの出来事の記憶が、抜け落ちることがあります。
とくに、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬でみられることがあります。そのため、服用後すぐ就寝できるタイミングで使用しましょう。
症状が気になる場合は、医師に相談してください。医師が服用量を調整したり、作用時間の異なる薬に変更したりすることで、健忘のリスクを抑えることにつながります。
反跳性不眠
睡眠導入剤を急に服用中止すると、服用前よりも不眠の症状が強く現れることがあります。これは、反跳性不眠と呼ばれる現象です。
反跳性不眠は、睡眠薬によって抑えられていた覚醒の働きが、服用をやめたことで一時的に強くなるために起こると考えられています。とくに半減期の短いベンゾジアゼピン系睡眠薬では、中止後に治療開始前と比較して睡眠が悪化する、反跳性不眠が報告されています。
対処法としては、自己判断で急に服用をやめるのではなく、医師と相談しながら少しずつ減量することが大切です。
睡眠薬にデメリットはある?
睡眠薬は、使用する際にいくつか気をつけたい点もあります。ここでは、睡眠薬を使用する際に知っておきたいポイントについてみていきましょう。
睡眠薬の依存リスク
一部の睡眠薬では、長期間使用することで依存が生じることがあります。とくにベンゾジアゼピン系睡眠薬では、注意が必要です。
依存には、薬がないと眠れないと感じる精神的な依存のほか、服用をやめたときに不眠・不安・いらだちなどの症状があらわれる、身体的な依存が含まれます。
依存のリスクを避けるためにも、自己判断で服用を続けたり急に中止したりするのではなく、医師の指示に従って適切に使用してください。
睡眠薬と認知症
睡眠薬と認知症の関係については、いくつかの研究で関連が指摘されています。とくにベンゾジアゼピン系の睡眠薬を長期間使用した場合、認知症の発症リスクとの関連が示唆されている報告もあります。
ただし、これらの研究は関連を示すものであり、睡眠薬が直接認知症を引き起こすと明確に証明されているわけではありません。
そのため、必要に応じて医師と相談しながら、症状や体調に合わせて薬の種類や量を調整し、適切に使用しましょう。
不眠での悩みはオンライン診療で相談できる
不眠の症状がある場合、オンライン診療で医師に相談する方法もあります。スマートフォンやパソコンを使って自宅から受診できるため、忙しい人でも受診しやすいことが特徴です。
ここでは、エニキュアオンライン診療の特長を紹介します。
仕事や家事で忙しいなかでも受診できる
オンライン診療なら、通院にかかる移動時間や待ち時間を減らせます。自宅や自室などリラックスできる環境から受診できるため、仕事や家事の合間でも受診しやすいでしょう。
継続的に診察を受けられるため、睡眠薬の減薬を進めている場合でも、医師と相談しながら無理のないペースで進められます。
24時間いつでも予約、土日祝日も夜24時まで受診可能
エニキュアでは、24時間いつでも予約が可能です。受診したい時間に空き枠があれば、予約した当日に診察を受けられます。
減薬中に「昨日はよく眠れなかった」「少し動悸がする」など不安を感じたときでも、早めに医師に相談して治療を受けられるでしょう。
薬は最短翌日に自宅へ配送される
診察後に処方された薬は、自宅まで配送されます。最短で翌日に届くこともあるため、薬局へ行く時間が取れない人でも、治療を続けやすいことが特徴です。
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睡眠薬の副作用でよくある質問
睡眠薬について「市販薬とのちがいは?」「毎日飲んでも大丈夫?」など、さまざまな疑問や不安を感じる人もいるのではないでしょうか。ここからは、睡眠薬に関してよくある質問について回答します。
市販の睡眠導入剤とのちがいはなんですか?
市販の睡眠改善薬は、間接的に眠気を誘う抗ヒスタミン薬が用いられていることが一般的です。一方、医療機関で処方される睡眠導入剤は、不眠の原因や症状の程度に合わせて医師が選択します。
寝つきの悪さが続く場合や、市販薬を使っても改善しない場合は、無理に我慢せず医療機関に相談することも大切です。
睡眠薬は太りますか?
一部の睡眠薬では体重増加が報告されていますが、必ずしも太るとは限りません。体重の変化には個人差があり、睡眠の改善に伴う食欲の変化が影響することもあります。
体重の変化が気になる場合は、早めに医師に相談しましょう。医師は必要に応じて薬の種類や治療方針を見直し、患者さまの状態に合わせた対策を検討します。
睡眠薬で悪夢を見ますか?
一部の睡眠薬で夢の内容が鮮明になったり、悪夢を訴えたりする場合があります。薬の種類によって異なりますが、気になる場合は医師にご相談ください。
睡眠薬は毎日飲んでも大丈夫ですか?
医師の指示どおりに用法・用量を守って使用していれば、睡眠薬は適切な治療に用いられる薬です。副作用がみられた場合でも、医師に相談することで、減量や休薬・薬の変更などの対応が検討されます。
慢性的な不眠が続く場合は、毎晩服用して睡眠リズムを整えることが推奨される場合もあります。不安がある場合は、1人で抱え込まずに医師にご相談ください。
まとめ|睡眠薬の副作用の正しい理解は快眠につながる
睡眠薬は、不眠症の治療で用いられる薬です。薬によって特徴が異なるため、医師と相談しながら自分の症状に合ったものを選ぶことが大切です。
睡眠薬には眠気・ふらつき・健忘などの副作用がみられることがあり、自己判断で中止すると反跳性不眠が起こる可能性もあります。正しく使用することで、不眠の改善効果が期待できるため、不安があるときは遠慮なく医師にご相談ください。
忙しく通院が難しい人には、エニキュアのオンライン診療で自宅から医師に相談する選択肢もあります。ご自身に合った方法を選び、ぐっすり眠れる夜を目指してみてくださいね。
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