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精神科の治療はどれくらいで効果が出る?治療期間の目安や精神科でできることを解説
- 精神科の治療はどれくらいで効果が出るの?
- 精神科でできること
- 治療の効果を感じられないときはどうすればいい?
- エニキュアでは少ない負担で継続的な治療を受けられます
- まとめ 精神疾患は継続して治療を続けることが大事
精神科の受診を考えているけれど、「本当に治るの?」「どれくらい時間がかかるの?」と不安に感じている方は少なくありません。精神疾患は外見からはわかりにくく、治るまでの道のりも人それぞれ。だからこそ、治療をはじめる前にどれくらいで効果が出るのか・どんなサポートが受けられるのかを知っておくことは、とても大切です。
この記事では、精神科で対応する代表的な疾患ごとの治療期間の目安や、精神科で受けられる具体的なサポート内容について解説していきます。オンライン診療サービス・エニキュアでできることもご紹介しますので、受診を迷っている方の参考になれば幸いです。
精神科の治療はどれくらいで効果が出るの?
精神科の治療効果が現れるまでの期間は、人によって大きく異なります。同じ病名であっても、生活環境や体質・性格・過去の経験などによって、症状の現れ方や治療の進み具合が異なるためです。
ここでは、精神科でよく扱われる代表的な疾患について、治療の目安と回復の流れを見ていきましょう。
適応障害
適応障害は、環境の変化や強いストレスにうまく対応できずに心や体に不調が出る状態です。たとえば、転職や引っ越し・人間関係のトラブルなどが原因で発症します。
治療期間は3か月から6か月ほどが目安とされています。とくに大切なのは、ストレスとなる原因から距離を置くことです。原因を取り除けるかどうかが回復のスピードに大きく関わります。
早期に治療をはじめれば1か月ほどで改善を実感するケースもありますが、無理を重ねると長引く可能性があるため注意が必要です。カウンセリングや環境調整に加え、必要に応じて薬の力を借りることもあります。
うつ病
うつ病は、気分が沈み込み、何をしても楽しめない状態が続く病気です。責任感が強い方や真面目な性格の方が発症しやすい傾向にあります。
治療では抗うつ薬が処方されることが多く、その効果が現れるのは一般的に2週間から3週間後とされています。つまり、飲みはじめた直後にすぐ効くわけではなく、少しずつ効いてくるのが特徴です。回復には段階があり、いわゆる回復期と呼ばれる時期までには6か月程度を要します。さらに再発を防ぐためには、1年から2年ほど継続的な治療が望ましいとされています。
うつ病の治療で1番大切なのは、休むこと。つらい状態で無理に動こうとせず、十分な休養をとることが何よりの治療になります。薬はそのための手助けとして用いられます。
双極性障害
双極性障害は、気分が高揚する「躁状態」と、気分が沈み込む「うつ状態」を繰り返す病気です。気分の波が大きいため、本人も周囲も混乱しやすく、長期的なケアが必要になります。
治療では気分を安定させる薬が使われます。躁状態は1か月から2か月で改善することが多いですが、症状の波が落ち着くまでには3か月ほどかかることが一般的です。
再発しやすい疾患のため、治療は1年以上にわたって続くことが多く、長期的に症状を管理していく姿勢が必要です。
統合失調症
統合失調症は、幻聴や妄想・思考の混乱などの症状が現れる病気です。発症年齢は10代後半から30代前半が多く、長期的な治療が必要になるケースもあります。
治療の中心は抗精神病薬で、薬の効果が現れるまでに2週間から4週間ほどかかります。症状が強く出ている急性期から徐々に落ち着いていく慢性期へと移行する過程で、少しずつ日常生活を取り戻していきます。
ただし再発を防ぐためには、症状がよくなったあとも服薬を続けることがとても大切です。治療期間は数年単位になることも少なくありません。
精神科でできること
「精神科では薬をもらうだけ」と思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、精神科では薬以外にもさまざまなサポートが受けられます。ここでは、代表的な3つのサポート内容をご紹介します。
医師の診察
精神科では、まず医師の診察を通して症状の原因を探ったり、治療の方向性を決めたりします。医師とゆっくり話すことで、気持ちが軽くなったと感じる方も少なくありません。
「なんとなくつらい」「誰かに聞いてほしい」といった段階でも、相談してみる価値があります。診断がつくかどうかにかかわらず、話すことで気持ちが整理されていくこともあるからです。
薬による治療
必要に応じて、薬による治療が行われます。薬はあくまで症状を軽くしたり、生活を整えたりするための補助的な役割です。たとえば眠れないときや、気分が落ち込んで何もできないときなど、薬の力を借りることで治療が進みやすくなります。
エニキュアでは、患者さまの状態や希望に合わせて、薬の内容を相談しながら決めていきます。無理に薬をすすめることはありませんので、安心して相談してください。
認知療法や医師のアドバイスによる改善
精神科では、薬以外にも認知療法や生活のアドバイスを受けることができます。認知療法とは、物事のとらえ方を見直すことで気持ちを楽にしていく方法です。
たとえば、「自分はダメな人間だ」と思い込みがちな人に対して、「本当にそうかな?」「別の見方をするとどうだろう?」と一緒に考えていくような対話を重ねていきます。
また、食事や睡眠など生活習慣の見直し、ストレスとの向き合い方など、具体的なアドバイスも受けられます。薬だけじゃない治療の選択肢があることを、知っておいてくださいね。
治療の効果を感じられないときはどうすればいい?
薬を飲んでもすぐによくならないと、「本当に効いてるのかな……?」と不安になってしまうこともあるでしょう。でも、そんなときこそ焦らず、次のことを意識してみてください。
医師に相談する
薬の効果が感じられない、あるいは副作用がつらいといったときは、無理せず医師に相談しましょう。症状や体質によっては、薬が合っていないこともあります。医師と相談しながら薬の種類や量を調整することで、改善が見られることも多いです。
薬を飲むことを勝手にやめない
「効かないから」と自己判断で薬をやめてしまうと、かえって症状が悪化したり、再発のリスクが高まったりします。薬は少しずつ効いてくるものなので、焦らず、医師の指示に従って飲み続けることが大切です。
生活習慣を整える
治療と同じくらい大切なのが、日々の生活習慣です。十分な睡眠・バランスの取れた食事・ストレスの少ない生活環境など、心身の健康を支える土台を整えることが、回復への大きな1歩になります。
エニキュアでは少ない負担で継続的な治療を受けられます
「精神科に通うのが大変」「忙しくて時間が取れない」そんな方におすすめなのが、精神科オンライン診療サービスのエニキュアです。自宅にいながら、スマートフォンやパソコンで医師に相談できる仕組みで、多くの方に利用されています。
自宅から医師に相談できる
エニキュアでは、自宅からスマートフォンやパソコンを使って、医師と話すことができます。病院に行かなくても、静かな場所でゆっくりと気持ちを伝えることができます。
家から1歩も出ずに受診できるので、疲れているときや、外に出るのが不安なときにも安心です。
保険適用内だから経済的にも続けやすい
エニキュアの診療は保険が使えるため、経済的にも続けやすいのが特徴です。心の治療は何度か通って経過を見ていく必要があるため、保険適用内で受けられるのは大きなメリットです。
自分に合った医師を選ぶことができる
エニキュアでは、自分に合った医師を選ぶことができるのも嬉しいポイントです。診察の予約をするときに、先生のプロフィールを見て選ぶことができます。
「この先生なら安心して話せそう」と思える相手に出会えたら、治療の効果も感じやすくなるはずです。
まとめ 精神疾患は継続して治療を続けることが大事
精神科の治療は、時間がかかるものです。焦らず、自分のペースで、少しずつ回復していくことが何より大切です。
「通うのが大変」「薬だけの治療は不安」そんな方にこそ、オンライン診療という選択肢を知ってほしいと思います。エニキュアなら、通院の負担を減らしながら、必要なサポートをしっかり受けることができます。
心の不調を感じたら、我慢せずに相談してみてください。少しずつでも、あなたの心が軽くなるお手伝いができたら幸いです。
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