神経質すぎるのは性格のせい?もしかして病気?精神疾患のリスクやオンライン診療のメリットについて徹底解説

監修者紹介
別府拓紀
大学病院、精神科病院、専属産業医などを経て現在精神科病院で地域の精神科医療に従事
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別府拓紀
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「自分はどう思われているのだろう」「あの言葉は失言だったかな」と常に悩み、心配性で神経質になってしまう方は少なくありません。

神経質であることは、一見すると単なる性格的な特徴に見えます。しかし、日常生活に支障をきたしている場合は、精神疾患が潜んでいるかもしれません。この記事では、神経質の背景にあるメカニズムや精神疾患のリスクについて詳しく解説します。1人で抱え込まず、専門家を頼ってくださいね。




こんなことはありませんか?

神経質な方には、次のような特徴がよく見られます。


・納得するまで考え続けてしまう

・ささいな出来事にこだわり続けてしまう

・完璧でないことに不安がある

・他人にどう思われているか気にしすぎる


このような傾向は単なる几帳面さを超えて、心理的な負担になっているはずです。

さらに、自信を失ってしまうことにつながる可能性もあります。

小さなことに強すぎるこだわりを持ったり、考えてもしょうがないとわかっているのにいつまでも考えてしまったりする方は、精神疾患に陥りやすい傾向にあります。


神経質になりやすい性格

神経質になってしまう人は、ある特定の性格と深く結びついています。たとえば完璧主義者、まじめで責任感の強い人、そして繊細な感性をもつ人々です。これらの性格をもつ方は他の人より神経質になりやすい傾向があります。

神経質であること自体は何も問題ありませんが、無意識のうちに精神的に疲れをためこみやすいため注意が必要です。自分の傾向を知っておくことで、健康を守るための対策をとることができるので、以下をチェックしてみましょう。


●完璧主義

完璧主義者の人は自分に厳しい人が多く、「まあいいや」と妥協できないことがよく見られます。任された仕事は必ず最後までやり遂げ、他人に迷惑をかけることを必要以上に避けようとしているのが特徴的です。仕事では「できる人」と信頼されるかもしれませんが、本人は大きな負担を抱えていると言えます。


●まじめで責任感が強い

まじめで責任感の強い人は、周りの期待に応えようとがんばりすぎてしまいます。その背景には「信頼される人間でありたい」という意識があり、常に失敗がないようにと注意を払っているのです。周りからの信頼は得られますが、プレッシャーが大きく不安や疑念を抱えてしまい、不安定な状態に陥りやすくなっています。


繊細すぎる

繊細な感性の持ち主は、周囲の人が気づかないようなことにも目を向けられて、優しく気づかいのできる人が多いです。一方で周囲の空気を敏感に感じ取り、相手の微妙な感情の変化や、環境の変化にも過敏に反応してしまい、精神的に疲れてしまうことがよくあります。ほんのささいな出来事や言葉に深く傷つき、いつまでも気にしたり落ち込んでしまったりするのが特徴的です。


神経質になりやすい性格




神経質になってしまう原因

神経質になってしまう原因

神経質になってしまう原因は環境や本人の考え方などは、多岐にわたります。主な原因には以下のような要因が考えられます。


子ども時代に育った環境

大事な子どもが社会に出て困らないようにと、親は子どもにしつけや教育をおこないます。愛情ゆえに厳しくなってしまうこともありますが、人によってはそれを不安に感じてしまったり自分を追い込んだりしてしまう方もいるでしょう。「厳しい家庭で育てられた」と感じる方は、小さいころから失敗しないようにとがんばりすぎているのではないでしょうか。このように幼少期から完璧であることを求めてがんばってきた人は、大人になってから神経質になりやすい可能性が高いです。

また、現代社会のストレスフルな生活環境も一因となっています。仕事や勉強、人間関係など、常にプレッシャーがかかる状況では心が休まらないと感じる人が多いです。休む暇もなく求められるさまざまな役割や期待は、心の余裕を減らし、神経質な考え方になる1つの要因であると言えます。


自己肯定感が低い

自己肯定感が低く自分に自信が持てないことは、神経質になる大きな原因の1つです。自分のことを評価できず、いつも自分を責めてしまう人は、小さなことでも気にしすぎるあまり自分を追い込んでしまいます。

また、自己肯定感が低い人は、完璧を求めすぎてしまいがちです。いつも高い成果を目指して努力している分、目標に届かないと「もっとやれたのでは」と落ち込んでしまいます。このように完璧主義と自己肯定感の低さは深く関係しており、長期にわたりストレスがかかるかもしれません。


社会的要因

競争の多い現代社会では、他人と自分を比較してしまう場面がよくあります。とくにSNSの普及により、他人と比べてしまいやすい環境が整っているのです。

SNSでは、友達や知り合いのキラキラした生活や成功を毎日目にします。その結果、自分の価値を低く感じてしまい、自己評価が下がってしまう原因となります。なかでも思春期は他人と自分を比べることで「自分探し」をする傾向が強いため、SNSによるストレスに晒されやすい状態でしょう

このようにさまざまな要因が複雑に絡み合うことで、神経質に物事を捉えてしまう方が多くみられます。


神経質になってしまう原因 まとめ




神経質すぎて疲れる…単なる性格ではなく病気かも

神経質すぎて疲れる…単なる性格ではなく病気かも

現代社会では神経質になりやすい要因がいくつも絡み合っています。神経質であること自体は病気ではありませんが、ストレスが強すぎる場合や日常生活に支障をきたしている場合は、精神疾患が隠れているかもしれません。以下では、考えられる精神疾患について詳しく解説します。

精神疾患ときくとショックを受ける方も多いですが、正しくケアをすることで症状の改善が期待できます。気になる方は、早めにご相談くださいね。
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全般性不安障害

未来のことを常に心配し、小さな不安に対しても過敏に反応してしまうのは、全般性不安障害かもしれません。

身体的には、胃の不調や頭痛・肩こり・睡眠障害・動悸・手の震え・過度な発汗といった症状が現れることがあります。仕事や勉強に集中できない・人間関係を築くのが難しくなる・新しい経験や外出を避けてしまうなど、日常生活にも大きな影響を与える状態です。


パニック障害

パニック障害は、予期せぬ恐怖の波が突然押し寄せてくるような発作を起こす不安障害です。激しい動機とともに息がしづらくなり、めまいや手足のしびれに襲われ、強い不安に包まれます。

不安と恐怖が強いあまり、パニック障害に悩む人々は次の発作がいつ起こるかと常に恐怖を抱いています。その結果、外出をためらったり、混雑した場所や閉鎖的な空間を避けようとする傾向がみられます。

神経質な人は小さなことに敏感になってしまい、ささいな出来事でも不安になってしまうため、パニック障害を引き起こしやすいです。


強迫性障害

 強迫性障害は、頭では「これは必要ない」とわかっていても、どうしても抑えられない不安や行動に悩まされる状態です。たとえば、手が汚れているのではないかと極端に心配したり、ものの並び方が気になってしまったり、何か怖いことが起きそうな気がして落ち着かなくなったりします。

そういった不安を和らげるために、何度も手を洗ったりものを決まった順番で並べたり、同じ言葉を何度もつぶやいたりといった行動をとります。これらは一時的に不安を和らげる効果がありますが、すぐにまた不安が戻ってきて、同じ行動を繰り返さずにはいられなくなってしまうのです。

完璧主義を求めてしまう神経質な人は、とくに陥りやすい状態であると言えます。自分の中での厳しいルールが病的にはたらいてしまうのです。


PTSD

PTSDは、過去のいじめや事故などの辛い経験が心に深く刻まれ、現在の生活に大きな影響を与える心の傷です。この障害を抱える人は、本人の意思とは関係なく、過去の記憶が突然よみがえってきたり、恐ろしい悪夢に悩まされたりします。ささいな物音や状況が、過去のつらい体験を思い出させることもあります。

常に緊張した状態であるため、周囲に対して警戒心が強くなってしまうことも特徴です。喜びや悲しみといった感情を感じにくくなり、心が凍りついたかのように感じることもあります。たとえば、事故にあった人が似たような状況で動悸や冷や汗を経験することがありますが、これはPTSDの症状の1つです。

神経質な人は子ども時代に親から厳しいしつけを受けた経験が多く、それらもPTSDの要因となるかもしれません。


解離性障害

解離性障害は、強いストレスや辛い過去の経験から自分を守るために作り出される反応です。まるで霧の中にいるように現実がぼんやりとして感じられ、自分自身が自分ではないような不思議な感覚に襲われることがあります。ときには、記憶が途切れてしまったり、時間の流れがおかしく感じられたりすることもあるでしょう。

神経質の人は繊細すぎることが多く、ささいなことでストレスを感じてしまい、辛い経験が蓄積しやすい体質です。それゆえに、神経質であることと解離性障害を発症することは関連していると言えます。

解離性障害は決して珍しいものではありません。適切な治療や支援を受けることで症状を和らげ、より安定した日常生活を送ることができるはずです。


全般性不安障害・パニック障害・強迫性障害・PTSD・解離性障害まとめ




今からできる対策と考え方

今からできる対策と考え方

 神経質な性格により精神的に疲れがたまっている方には、以下の方法を試すとストレスや緊張が和らぐかもしれません。

ただし、すでに精神疾患を発症している場合や症状が強い場合は、以下の対策だけでは改善するのが難しいです。早めに専門家に相談しましょう。


深呼吸する

不安や心配が強いと、無意識のうちに呼吸が浅くなります。そんなときこそゆっくりと深い呼吸を心がけると、自律神経が整いリラックスした状態に近づけます。

また、呼吸法はもっとも手軽に取り組めるストレス解消法です。不安を感じるときだけでなく、日常的に取り入れるとよいですよ。


マインドフルネス

マインドフルネスとは「今この瞬間」に意識を向け、ありのままの自分を受け入れる状態です。余計な思考を手放す練習になるになり、神経質の方にとってはとても効果的な方法だと言えます。深呼吸しながらおこなうと取り組みやすいですよ。


適度な運動

適度な運動は、ストレス解消に効果的です。自律神経のバランスが整うだけでなく、心地よい疲れにより睡眠の質が上がるでしょう。ジョギングやヨガなどの有酸素運動がおすすめです。


考え方の転換

考え方自体を変えるよう取り組んでみるのも大切です。完璧を求めすぎない、「できること」と「できないこと」を区別する、小さな成功や進歩を認めるなど意識してみましょう。


今からできる対策 深呼吸する・マインドフルネス・適度な運動




辛い場合は精神科医に相談を

辛い場合は精神科医に相談を

 神経質になってしまう原因が精神疾患にある場合、セルフケアだけで症状を改善するのは難しいです。1人で抱え込まず、専門家に相談しましょう。以下では精神科でできることや治療について説明します。


●医師による診察

 まずは医師による診察で、心身の症状について丁寧な聞き取りをおこないます。エニキュアでは経験豊富な医師が多数在籍しています。あなたの悩みに真摯に向き合い、症状と希望にあわせた治療を進めてまいりますのでご安心ください。

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●薬での治療

 必要に応じて、薬で治療をおこないます。脳内の神経伝達物質のバランスを整えるはたらきがあるため、症状を楽にすることが期待できます。また、夜眠れない場合には睡眠薬が処方されることが多いです。カウンセリングでは思考のくせを見直し、不安に強い状態を目指します。


精神科オンライン診療という選択肢

 オンライン診療なら、精神科受診がはじめての方や抵抗がある方でも、最小限の負担で治療を受けることができます。以下では、精神科オンライン診療を提供するエニキュアで受診するメリットを3つご紹介します。


知り合いにバレる心配が少ない

精神科に通っていることを他の人に知られたくない人は多いです。エニキュアなら通信環境とスマートフォンがあれば自宅から受診することができるので、精神科に通っている姿を知り合いにみられる心配が少なくなります。

とくに神経質である方は、他人からどう思われているか気にしすぎてしまう傾向にあるので、この心配がないのは大きなメリットだと言えます。

●夜遅くまで診察できる

 平日は8時から24時まで診察が可能。仕事で残業が多い方や育児で忙しい方でも、ライフスタイルに合わせた通院ができるでしょう。

●予約が簡単

エニキュアでは、簡易な予約システムが整っています。LINEから最短1分で予約がとれるため、受け付け時間内に電話をかける必要がありません。電話をかけるのが苦手な方でも安心です。

精神科は複数回にわたり通院することが多いため、毎回の予約に手間がかからないのはとても便利ですね。


精神科でできること まとめ




まとめ 自分を大事にしてください

まとめ 自分を大事にしてください

 神経質であることは病気ではありませんが、ストレスが強い場合や日常に苦痛を感じる場合は精神疾患を発症しているかもしれません。精神的な不調は、誰にでも起こる可能性があります。自分自身の特性を理解し、できるだけはやめにケアすることが重要です。

適切な治療とサポートにより、多くの方が回復を実現しています。エニキュアでは経験豊富な医師が多数在籍しており、あなたの悩みに真摯に向き合います。1人で抱え込まず、安心してご相談くださいね。

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