頭がぼーっとする原因や、やる気が出ないのはなぜ?対処法や考えられる疾患について解説

監修者紹介
河邊眞好
大学病院、単科精神科病院などを経て、現在は総合病院精神科で地域の精神科医療に従事。 精神保健指定医 / 日本精神神経学会専門医・指導医 / 公認心理師 / 厚労省認定認知症サポート医 / 日本精神神経学会認知症診療医 / 臨床研修指導医 / 緩和ケア研修会修了 / コンサータ処方登録医
詳細を見る
河邊眞好
大学病院、単科精神科病院などを経て、現在は総合病院精神科で地域の精神科医療に従事。 精神保健指定医 / 日本精神神経学会専門医・指導医 / 公認心理師 / 厚労省認定認知症サポート医 / 日本精神神経学会認知症診療医 / 臨床研修指導医 / 緩和ケア研修会修了 / コンサータ処方登録医
詳細を見る

頭がぼーっとするのでまず思い当たるのは、疲労や睡眠不足ではないでしょうか。たしかにこれらの理由で起こることはよくありますが、実はなんらかの病気が隠れているかもしれません。

この記事では、頭がぼーっとする原因や考えられる精神疾患について徹底解説します。自身の体調に向き合い、適切な対処をして体を大事にしてくださいね。


頭がぼーっとする症状・ブレインフォグに注意

頭がぼーっとする症状・ブレインフォグに注意

頭がぼーっとするほかにも、集中しようとしても頭がぼんやりしてしまったり、会話がスムーズにできなかったりする状況は、ブレインフォグの可能性があります。

ブレインフォグとは、医学的な診断名ではありませんが、頭に霧がかかったように思考がはっきりしない状態のことを指します。具体的に、以下のような症状が見られます。

・ものごとに集中できない

・記憶があいまいになる

・判断力が低下する

・複数のタスクを同時にこなせない

・何かをはじめるのに時間がかかる

ただの疲れだと思われがちですが、仕事の効率が落ちたり、日常生活に支障がでたりする場合もあります。症状が続く際は、心身になんらかの問題が潜んでいる可能性があるため、対策を取ることが大切です。


頭がぼーっとしてしまう主な原因

頭がぼーっとしてしまう主な原因

頭がぼーっとしたりぼんやりしたりする理由はさまざまです。よくある原因を5つご紹介します。


脳の疲れ

現代社会では、スマートフォンやパソコンを通じて常に大量の情報にさらされています。とくに、目的もなくSNSや動画を見続けることで、無意識のうちに脳に疲労をためてしまう傾向が多いです。脳は休む間もなく情報処理を続けることになり、結果として疲労が蓄積されてしまいます。


低血圧

低血圧により脳への血流が低下すると、頭がぼーっとしたり、ふわふわしたりする感覚に襲われることがあります。とくに急に立ち上がったときや食後に症状が現れやすく、めまいを伴うこともあります。


自律神経の乱れ

自律神経の乱れは、頭がぼーっとする症状を引き起こす原因の1つです。自律神経とは、心臓の動き・呼吸・消化などを自動的にコントロールする神経のことで、身体の司令塔のような役割を果たしています。

ストレスや不規則な生活が続くと、身体の司令塔が混乱してしまいます。そのため、脳に送られる血液の流れが不安定になる場合があり、集中できない・考えがまとまらないといった症状が現れるのです。


貧血

貧血によって血液が運ぶ酸素の量が不足すると、脳を含む全身の組織への酸素が十分に行き届かない傾向があります。酸素不足により脳の働きが低下することで、頭がぼーっとする症状が現れます。とくに女性は、生理や更年期障害により貧血に陥りやすいです。閉経前は月経周期が不安定になり、過多月経となりやすいことから、貧血のリスクが高まります。


不安やストレス

強い不安やストレスを抱えていると、過去のネガティブな出来事や自分ではどうすることもできないことを繰り返し考えてしまう、反芻思考に陥りやすくなります。この状態が続くと、脳が常に緊張状態にあるため、頭がぼーっとする症状につながることがあります。


頭がぼーっとする原因




頭がぼーっとするときに見直したい生活習慣

頭がぼーっとするときに見直したい生活習慣

頭がぼーっとする症状を改善するには、普段の生活習慣を見直すことが大切です。とくに大事な4つの習慣についてくわしく解説します。


睡眠時間の確保と質の向上

頭がぼーっとする症状を改善するために、1日7〜8時間の睡眠をとりましょう。複数の研究で、7時間前後の睡眠がもっとも心身の健康を保つのに適していると報告されています。

時間だけでなく睡眠の質も大切です。寝室を暗く静かに保ち、寝る前にスマートフォンの使用を控えると、深い睡眠を得られる効果が期待できます。質のよい睡眠をとると脳の疲労回復につながり、翌日をすっきりとした気持ちで過ごせるでしょう。


適度な水分摂取

適度な水分摂取は、頭がぼーっとする症状の予防に効果的です。体内の水分が不足すると、血液の流れが悪くなり、脳に十分な酸素や栄養素が行き届かなくなる可能性があります。

1日あたり1.5〜2リットルの水分補給を目安に、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。とくに朝起きたときや、仕事中の水分補給は大切です。


バランスの取れた食事

脳の働きをスッキリ保つために、バランスのよい食事を摂ってください。タンパク質・炭水化物・ビタミン・ミネラルを組み合わせた食事をとると、脳に必要なエネルギーや栄養素が十分に行き渡り、集中力や思考力の維持に役立ちます。

魚・肉・野菜・果物をバランスよく摂り、食事の時間を整えると、1日のリズムが安定して冴えた状態をキープできるでしょう。


運動習慣

定期的な運動習慣は、頭がぼーっとする症状の改善に役立ちます。運動により血液の流れが改善し、脳に酸素と栄養が効率的に運ばれやすいためです。ウォーキング・ジョギング・ストレッチをおこない、頭をスッキリさせましょう。階段を使ったり、1駅歩いたりすることも効果的です。


頭がぼーっとするときは生活習慣を見直そう




頭がぼーっとするときの対処法+セルフケア

頭がぼーっとするときの対処法+セルフケア

頭がぼーっとする状態に対して、すぐにできる対処法をいくつか紹介します。ただし背景に精神疾患やほかの病気が隠れている場合は、セルフケアだけでは改善が困難です。はやめに専門家に相談しましょう。


深呼吸をする

何かに集中したり緊張感が高かったりすると、つい呼吸が浅くなってしまいがちです。意識的に深呼吸をすると、脳へ酸素が十分にいきわたり頭がすっきりするでしょう。腹式呼吸を意識してゆっくりと深く呼吸することで、リラックス効果も得られます。


太陽の光を浴びる

太陽の光を浴びると、頭がぼーっとする症状をやわらげる効果が期待できます。日光には体内時計をリセットし、セロトニンと呼ばれる気分をよくする、脳内物質の分泌を促す働きがあるためです。朝起きたらカーテンを開ける・昼休みに外に出て散歩するなどの日光浴を心がけましょう。


デジタルデトックス

スマートフォンやパソコンから離れる時間を作ると、頭がスッキリします。デジタル機器の画面から出るブルーライトは脳を刺激し続け、疲れや集中力の低下を招くためです。

食事中はスマートフォンを見ない・寝る1時間前からは画面を見ないなどのルールを作るのもよいでしょう。空いた時間を読書や軽いストレッチにあてると、心も身体もリフレッシュできますよ。

生活習慣の見直しで改善がみられない場合は、背景に精神疾患やほかの病気が隠れていることもあるため、早めに医師への相談を検討しましょう。

エニキュアでは、自宅にいながら精神科医や心療内科医の診察を受けられます。

エニキュア公式サイト【最短3分予約・当日受診可能】


頭がぼーっとするときの対処法




頭がぼーっとするのが続く場合に考えられる疾患

頭がぼーっとするのが続く場合に考えられる疾患

頭がぼーっとするのは一時的なものもありますが、頻度が多かったり長期間続いたりする場合は、なんらかの病気が隠れているかもしれません。以下では、考えられる主な疾患について説明します。


適応障害

適応障害は、ストレスの多い出来事や環境の変化に対して、適切に対応できない状態を指します。

集中力の低下・頭がぼーっとする感覚・不安や抑うつ感・日常生活や仕事への支障があり、頭がぼーっとするのはストレスへの反応です。


うつ病

持続的な気分の落ち込みや興味・喜びの喪失を特徴とする精神疾患です。ぼーっとすることが多くなる・集中力の低下・意欲の減退・睡眠障害や食欲不振などの症状があります。うつ病の患者さまは、頭がぼーっとして何も考えられない状態や、思考が鈍くなったように感じることが多いです。


双極性障害(躁うつ病)

双極性障害とは、異常なほどのハイテンションである躁状態とうつ状態を繰り返す気分障害です。双極性障害の主な特徴として、以下のものが挙げられます。

・躁状態とうつ状態が交互に現れる

・症状が続く期間や頻度には個人差がある

・適切なケアを受けないと症状が悪化するリスクがある

躁状態では気持ちが極端に上向きになって活動的になる一方、うつ状態では気持ちが沈み、やる気が出にくくなる病気です。うつ状態のときに頭がぼーっとする症状が現れやすくなるのに加え、躁状態とうつ状態の急激な気分の変化によって思考の混乱や集中力の低下を引き起こす可能性があります。


睡眠障害

睡眠障害にはさまざまな種類があり、それぞれが頭のぼんやり感に関連します。主な睡眠障害は、以下のとおりです。

・不眠症

・過眠症

・概日リズム覚醒障害

不眠症では、なかなか眠れなかったり、夜中に何度も目が覚めたり、朝早く起きてしまったりして、十分な睡眠が取れず、日中に疲れを感じたり、集中力が続かなくなったりします。

過眠症は、十分な睡眠時間でも日中に強い眠気を感じ、仕事や勉強に集中できなくなってしまいます。

概日リズム睡眠覚醒障害は、体内時計が乱れてしまい、眠りたい時間に眠れず、起きたい時間に起きられなくなる状態です。

これらの状態が続く場合は、医療機関への相談を視野に入れましょう。適切な治療を受けると、症状が改善する可能性があります。


頭がぼーっとするときに考えられる疾患・症状




頭が働かない……ぼーっとするのがひどいときは何科を受診したらいい?

頭が働かない……ぼーっとするのがひどいときは何科を受診したらいい?

頭がぼーっとする症状で悩んでいる方は、どの診療科を受診すればよいか迷うことが多いでしょう。症状の原因は多岐にわたるため、適切な診療科を選ぶことが重要です。


迷った場合はまずは内科

内科では一般的な感染症やインフルエンザの可能性を確認できます。体調不良の全般的な原因を探るのに適しているため、最初の窓口として内科を選ぶのが賢明です。


睡眠時無呼吸なら呼吸器内科

睡眠時無呼吸症候群のような症状がある場合は呼吸器内科の受診を検討しましょう。睡眠中の呼吸障害は日中の眠気や集中力低下につながることがあるため、専門的な診断が必要です。


強いストレスや抑うつ気分があるなら精神科

強いストレスや落ち込んだ気分が続いている場合は、精神科の受診を検討しましょう。医師との面談を通じて症状の原因を探り、必要に応じて薬による治療・生活習慣の指導も受けられます。エニキュアでは、頭がぼーっとする症状でお悩みの方への治療もおこなっています。


頭がぼーっとするときはどこを受診したらいい?




頭がぼーっとする|やる気が出ない、集中できない……不安な方はオンライン診療も

頭がぼーっとする|やる気が出ない、集中できない……不安な方はオンライン診療も

強いストレスや抑うつ気分を感じる場合は、精神科を受診しましょう。しかし、精神科への受診にはハードルが高いと感じる方は少なくありません。そのような方には、プライバシーが守られ便利なオンライン診療が選択肢のひとつとなるでしょう。

エニキュアなら、仕事や育児で忙しい方でも無理なく受診することができます。以下ではエニキュアで受診するメリットをお伝えします。


LINEから最短1分で予約完了

エニキュアでは、LINEを使って最短1分で予約が完了する予約システムが整っています。予約の手間がかからないのはメリットとなるでしょう。

エニキュア公式サイト


オンライン診療が受けられない状態

ただし、オンライン診療が受けられない人がいるので要注意です。意識が朦朧としている場合や自傷または他害行為のおそれがある場合など、緊急性や重症度が高い状態ではオンライン診療ではなく直接医療機関を受診してください。


頭がぼーっとする……よくある質問と回答

頭がぼーっとする……よくある質問と回答

頭がぼーっとする症状について、多くの方から寄せられる質問をまとめました。原因や対処法、受診の目安などを解説します。


頭がぼーっとする原因はなんですか?

頭がぼーっとする原因は、生活習慣の乱れ・脳のエネルギー不足・睡眠不足・栄養バランスの崩れなどさまざまです。慢性的なストレスや潜在的な病気が隠れている場合もあります。適度な運動やストレス発散など、改善できるポイントから取り組んでみましょう。生活習慣を見直しても改善が見られない場合は、医療機関への受診をご検討ください。


頭がボワーンとするのは、どういう症状ですか?

頭がボワーンとする症状は、脳の血流が低下して考えられない・意識がはっきりと保てない状態です。この症状が強くなると、思考力・集中力・記憶力・判断力の低下が現れる場合があります。脳の働きが血流不足によって低下している状態です。


頭のもやもやがすっきりしないときの対処法を教えてください

頭のもやもやがすっきりしないときは、生活習慣を見直してみましょう。規則正しい生活を心がけ、十分な休息や睡眠を取って自律神経を整えることがポイントです。

適度な運動や旅行で気分転換をしたり、アロマやマッサージなどでリラックスしたりするのもよいですね。食事の際によく噛んで食べたり、新しいことにチャレンジしたりすると、脳の活性化につながります。


頭がぼーっとする症状が続く場合はエニキュアに相談を!

頭がぼーっとする症状が続く場合はエニキュアに相談を!

頭がぼーっとする症状は、生活習慣の乱れ・ストレス・精神疾患など、さまざまな原因によって引き起こされます。この症状はブレインフォグと呼ばれ、集中力や記憶力の低下を伴うことが特徴です。

改善するためには、質のよい睡眠・適度な運動・バランスの取れた食事を心がけることが大切です。セルフケアで改善がみられない場合や、症状が続く際は、医療機関への相談をご検討ください。

エニキュアでは、頭がぼーっとする症状でお悩みの方の治療も受け付けています。土日祝日も朝8時から夜24時まで診察をおこなっており、忙しい方も自宅にいながら治療を続けられます。

頭のモヤモヤをスッキリさせるために、まずは公式LINEのお友だち追加からはじめてみませんか?あなたからのご相談を、お待ちしております。

エニキュア公式サイト【最短3分で予約・当日受診可能】

オンライン診療からセルフケアまで。あなたの心を支えるエニキュア診察を予約する
関連記事
拒食症の初期症状に気づいて大切な人を守る方法を精神科の視点から解説
モラハラで適応障害になる?症状や原因、対処法について徹底解説
「動けない」「動くのがつらい」本当の理由は?見逃しやすい病気・原因・今からできる対処法
会社に行けないのは病気?適応障害の可能性も…対処法について解説
不安で胸が苦しくなるのはなぜ?病気?考えられる原因と精神科を受診する目安を徹底解説
オンライン診療からセルフケアまで。あなたの心を支えるエニキュア診察を予約する

24時間予約可能、本日受診できます

LINEで簡単予約