頭がぼーっとするのはなぜ?ストレス・疲れのせい?考えられる精神疾患やオンライン診療のメリットを徹底解説

監修者紹介
別府拓紀
大学病院、精神科病院、専属産業医などを経て現在精神科病院で地域の精神科医療に従事
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別府拓紀
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頭がぼーっとするのでまず思い当たるのは、疲労や睡眠不足ではないでしょうか。たしかにこれらの理由で起こることはよくありますが、実はなんらかの病気が隠れているかもしれません。

この記事では、頭がぼーっとする原因や考えられる精神疾患について徹底解説します。自身の体調に向き合い、適切な対処をして体を大事にしてくださいね。




こんな症状はありませんか?

こんな症状はありませんか?

「頭がぼーっとする」ほかにも、集中しようとしても頭がぼんやりしてしまったり、会話がスムーズにできなかったりすることはありませんか?また、何かをはじめるのに時間がかかったり、複数のタスクを同時にこなすのが難しくなったりすることも、頭がぼーっとする症状の1つです。

さらに、考え事をしていると情報が整理できなかったり、頭がすっきりしない感覚に悩まされたりすることもあるでしょう。

これらの症状は、「ブレインフォグ」と呼ばれる現象の一部です。ブレインフォグは「脳の霧」を意味し、頭の中が霧がかかったようにぼんやりする状態を表します。医学的な診断名ではありませんが、これらの症状が続く場合、心身になんらかの問題が潜んでいる可能性があります。自分の体調の変化に気づいたら、軽視せずに注意を払うことが大切です。



頭がぼーっとする主な原因5つ

頭がぼーっとする主な原因5つ

頭がぼーっとする、ぼんやりしてしまう原因は多岐にわたります。考えられる主な原因を5つ説明します。


脳の疲れ

現代社会では、スマートフォンやパソコンを通じて常に大量の情報にさらされています。とくに、目的もなくSNSや動画を見続けることで、無意識のうちに脳に疲労をためてしまう傾向が多いです。脳は休む間もなく情報処理を続けることになり、結果として疲労が蓄積されてしまいます。



低血圧

低血圧により脳への血流が低下すると、頭がぼーっとしたり、ふわふわしたりする感覚に襲われることがあります。とくに急に立ち上がったときや食後に症状が現れやすく、めまいを伴うこともあります。



不規則な生活

食事を抜いたり、睡眠時間が短かったりするなど、不規則な生活を送っていると、脳の働きに影響が出ます。脳はブドウ糖をエネルギー源として働くため、食事を十分にとらないと必要な栄養素が不足し、うまく機能しなくなります。また、睡眠不足によるストレスは自律神経の乱れを引き起こし、脳疲労につながります。



貧血

貧血になると脳への血流量が減少し、脳の働きが低下することで頭がぼーっとする症状が現れます。とくに女性は、生理や更年期障害により貧血に陥りやすい状態にあります。閉経前は月経周期が不安定になり過多月経となりやすいことから、貧血のリスクが高まります。



不安やストレス

強い不安やストレスを抱えていると、過去のネガティブな出来事や自分ではどうすることもできないことを繰り返し考えてしまう「反芻思考」に陥りやすくなります。この状態が続くと、脳が常に緊張状態にあるため、頭がぼーっとする症状につながることがあります。


頭がぼーっとする主な原因 脳の疲れ・低血圧・不規則な生活・貧血・不安やストレス




考えられる疾患

考えられる疾患

頭がぼーっとするのは一時的なものもありますが、頻度が多かったり長期間続いたりする場合は、なんらかの病気が隠れているかもしれません。以下では、考えられる主な疾患について説明します。



慢性疲労症候群

慢性疲労症候群は、診察や検査では異常がみられない状況で、日常生活を送るのが難しいほどの疲労が半年以上続く状態を指します。

主な症状は、思考がぼんやりして物事に集中できない・眠りにつくのが難しかったり睡眠の質が低下したりしている・頭痛や関節痛・筋肉痛・腹痛などです。慢性疲労症候群の原因は完全には解明されていませんが、ウイルスへの感染や免疫系の異常、ホルモンバランスの乱れなどが関与していると考えられています。


睡眠障害

睡眠障害にはさまざまな種類があり、それぞれが頭のぼんやり感に関連する可能性があります。主な睡眠障害は不眠症・過眠症・睡眠時無呼吸症候群・概日リズム睡眠覚醒障害です。


不眠症

不眠症の種類には、眠りに入るのに時間がかかる入眠困難・途中で起きてしまう中途覚醒・早朝に起きてしまう早朝覚醒・熟睡感が得られない熟睡障害などがあります。これらにより十分な睡眠が取れず、日中の疲労や集中力の低下を引き起こすのです。これらが頭のぼんやり感につながる可能性があります。


過眠症

過眠症は、十分な睡眠時間をとっているにもかかわらず日中に過度の眠気を感じる状態です。この持続的な眠気が頭のぼーっとした感覚を引き起こす可能性があり、仕事や学業に支障をきたします。



睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸が停止することで血液中の酸素濃度が低下し、熟睡感が得られなくなります。主に肥満や首が短い、気道が狭い方に多いのが特徴です。



概日リズム睡眠覚醒障害

体内時計のリズムが乱れることで、適切な時間に十分な睡眠が取れなくなり、日中の眠気や集中力低下につながることがあります。



PMS(月経前症候群)

PMSは月経の3〜10日前から始まり、月経開始とともに症状が軽減する症候群です。

主な症状には、精神的症状として頭がぼーっとする・わけもなくイライラする・抑うつ・不安・集中力低下があります。身体的症状はむくみ・乳房の張り・下腹部痛・頭痛・肌荒れなどです。PMSの症状は人によって異なり、軽度から重度まで幅広く存在します。ホルモンバランスの変動が主な原因とされていますが、ストレスや生活習慣も影響を与える可能性があります。


また、PMSは月経前に生じる不調ですが、月経中に強い生理痛や頭痛、腰痛などの症状がある場合は月経困難症であるリスクが高いです。背景に子宮内膜症や子宮筋腫などが潜んでいるかもしれません。


更年期障害

更年期障害はPMSと似た症状を示すことがありますが、原因や発症時期が異なるのが特徴です。主な症状にはのぼせやほてり・不眠・気分の変動・頭痛・集中力低下があります。

更年期障害は、40代後半から50代の閉経前後に発症し、原因はエストロゲンの減少です。症状は月経周期に関係なく現れます。



適応障害

適応障害は、ストレスの多い出来事や環境の変化に対して、適切に対応できない状態を指します。

集中力の低下・頭がぼーっとする感覚・不安や抑うつ感・日常生活や仕事への支障があり、頭がぼーっとするのはストレスへの反応です。



うつ病

持続的な気分の落ち込みや興味・喜びの喪失を特徴とする精神疾患です。ぼーっとすることが多くなる・集中力の低下・意欲の減退・睡眠障害や食欲不振などの症状があります。うつ病の患者さまは、頭がぼーっとして何も考えられない状態や、思考が鈍くなったように感じることが多いです。



双極性障害(躁うつ病)

双極性障害とは、異常なほどのハイテンションである躁状態とうつ状態を繰り返す気分障害です。主な特徴として、躁状態とうつ状態が交互に現れること・症状が続く期間や頻度には個人差があること・適切なケアを受けないと症状が悪化するリスクがあることが挙げられます。

躁状態では気持ちが極端に上向きになって活動的になる一方、うつ状態では気持ちが沈み、やる気が出にくくなる病気です。うつ状態のときに頭がぼーっとする症状が現れやすくなるのに加え、躁状態とうつ状態の急激な気分の変化によって思考の混乱や集中力の低下を引き起こす可能性があります。



慢性疲労症候群・睡眠障害・不眠症・過眠症・睡眠時無呼吸症候群・概日リズム睡眠覚醒障害・PMS・更年期障害・適応障害・うつ病・双極性障害 まとめ




すぐにできる対処法

すぐにできる対処法

頭がぼーっとする状態に対して、すぐにできる対処法をいくつか紹介します。ただし背景に精神疾患やほかの病気が隠れている場合は、セルフケアだけでは改善が困難です。はやめに専門家に相談しましょう。

エニキュア公式


こまめに水を飲む

頭がぼんやりするのは、水分不足が原因かもしれません。脳の働きを最適に保つためには、適切な水分補給が必要不可欠です。夏場はもちろん、冬場でもこまめな水分補給をおこないましょう。喉が渇いたと感じる前に水分を取ることが大切です。


深呼吸をする

何かに集中したり緊張感が高かったりすると、つい呼吸が浅くなってしまいがちです。意識的に深呼吸をすると、脳へ酸素が十分にいきわたり頭がすっきりするでしょう。腹式呼吸を意識してゆっくりと深く呼吸することで、リラックス効果も得られます。


適度な運動をする

ジョギングやストレッチなどの適度な運動は、血流を促し頭がぼーっとするのを改善してくれます。激しい運動でなくてもかまいません。ウォーキングやヨガなど、自分のペースで続けられる運動を選びましょう。運動習慣をつけることで、長期的な脳の健康維持にもつながりますよ。


休養する

ついスマートフォンやテレビをみてしまいがちですが、無意識のうちに脳が疲れてしまいます。急ぎの用事がなければスマートフォンの電源をオフにして、目を閉じてリラックスしましょう。



すぐにできる対処法 こまめに水を飲む・深呼吸をする・適度な運動をする・休養する




何科を受診したらいい?

何科を受診したらいい?

頭がぼーっとする症状で悩んでいる方は、どの診療科を受診すればよいか迷うことが多いでしょう。症状の原因は多岐にわたるため、適切な診療科を選ぶことが重要です。



内科

内科では一般的な感染症やインフルエンザの可能性を確認できます。体調不良の全般的な原因を探るのに適しているため、最初の窓口として内科を選ぶのが賢明です。



睡眠時無呼吸なら呼吸器内科

睡眠時無呼吸症候群のような症状がある場合は呼吸器内科の受診を検討しましょう。睡眠中の呼吸障害は日中の眠気や集中力低下につながることがあるため、専門的な診断が必要です。



PMSや更年期障害に関係するなら婦人科

女性で月経周期に関連した症状がある場合は、婦人科の受診が最適です。PMSや更年期障害など、女性ホルモンのバランスの乱れによる不調は婦人科で適切な治療を受けることができます。たとえば、生理痛には低用量ピルの処方、更年期障害にはホルモン補充療法などがおこなわれることがあります。



内科・呼吸器内科・婦人科 まとめ




強いストレスや抑うつ気分があるなら精神科

強いストレスや抑うつ気分があるなら精神科

強いストレスや抑うつ気分を感じる場合は、精神科を受診しましょう。しかし、精神科への受診にはハードルが高いと感じる方は少なくありません。そのような方には、プライバシーが守られ便利なオンライン診療が選択肢のひとつとなるでしょう。

エニキュアなら、仕事や育児で忙しい方でも無理なく受診することができます。以下ではエニキュアで受診するメリットをお伝えします。

LINEから最短1分で予約完了

エニキュアでは、LINEを使って最短1分で予約が完了する簡単な予約システムが整っています。予約の手間がかからないのはメリットとなるでしょう。

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治療を継続しやすい環境が整っている

エニキュアでは先述したように予約がとりやすく手間がかからないうえに、自分に合った医師を選ぶことができることから、治療を続けやすい環境がととのっています。相性のよい医師を選ぶことで素直に気持ちや考えを伝えることができ、精神的にも楽になるでしょう。



体調が悪くても受診できる

スマートフォンと通信環境さえあれば、どこからでも受診が可能です。体調が悪い日でもベッドに横たわりながら医師に相談できるのは、大きなメリットだと言えます。



オンライン診療が受けられない状態

ただし、オンライン診療が受けられない人がいるので要注意です。意識が朦朧としている場合や自傷または他害行為のおそれがある場合など、緊急性や重症度が高い状態ではオンライン診療ではなく直接医療機関を受診してください。



強いストレスや抑うつ気分があるなら精神科 治療を継続しやすい環境が整っている・体調が悪くても受診できる・オンライン診療が受けられない状態 




まとめ ほったらかしにせず早めに相談を

まとめ ほったらかしにせず早めに相談を

頭がぼーっとするのは単なる疲れや睡眠不足でなく、病気が隠れているかもしれません。セルフケアを試しても症状がよくならない場合は、ためらわず早めに専門家へ相談しましょう。

エニキュアでは経験豊富な医師があなたからの相談をお待ちしております。

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