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五月病とは?適応障害やうつ病の可能性はある?原因と対策・予防のためにできることを解説
はじめに
5月の大型連休が終わり、ふと気分が沈みがちになることはありませんか?
一般的に「五月病」と呼ばれるこの症状は、新しい環境への適応によるストレスが原因とされています。
しかし、五月病は「ただの気の迷い」と片付けてはいけません。そのまま放置すると、適応障害やうつ病などの精神疾患へと進行する可能性もあるからです。
この記事では、五月病の原因や対策、予防についてわかりやすく解説します。
また、心療内科や精神科を受診する目安もお伝えするので、ぜひご覧ください。
五月病とはどんな病気?

五月病とは、5月のゴールデンウィーク明けに「なんとなく体調が悪い」「会社や学校に行きたくない」と感じる状態を指し、特に新入社員や新入生に起こりやすいでしょう。
五月病は医学的な病名ではなく、医療機関では「適応障害」や「うつ病」と診断されるケースが多いです。
自覚症状
自覚症状とは、五月病を発症した本人が分かる症状のことです。自分で症状に気づいている場合が多いため、対処がしやすいでしょう。
五月病の自覚症状には、以下のものがあります。
● 精神症状
・ 抑うつ気分
・不安
・イライラ
・過度な緊張
・集中力・注意力の低下
・仕事や勉強への意欲減退
● 身体症状
・不眠
・食欲不振
・動悸
・めまい
他覚症状
他覚症状とは、客観的に見てわかる症状を指します。
五月病の他覚症状は、以下のとおりです。
● 顔色が悪い
● いつもより元気がない
● 急に痩せた
● つねに目の下にクマがある
また、他覚症状は仕事での行動に表れる場合もあります。
例えば、仕事のミスが増えたり、対人トラブルを起こしたり、遅刻や欠勤を繰り返したりするでしょう。普段あまりミスをしない人が急にミスを連発するようになり、第三者から指摘されて初めて病院を受診するケースもあります。
五月病を引き起こす原因3つ

五月病の主な原因は、以下の3つです。
1. 環境の変化
2. 理想と現実とのギャップ
3. 五月病になりやすい性格
上記の原因によってストレスが溜まり、五月病を引き起こす場合が多いでしょう。
1.環境の変化
五月病の大きな原因は「環境の変化」です。
例えば、進学や就職、転職、転勤、部署異動、引っ越しなどが挙げられます。新生活は慣れないことも多く、新しい環境へ適応しようとして大きなストレスがかかるため、五月病を引き起こしやすいのです。
また、職場や学校の人間関係が原因の場合もあります。周囲になじめなかったり、新しい人間関係をうまく築けなかったりすると、五月病になりやすいでしょう。
なお、環境の変化が原因で五月病になった場合は、適応障害と診断される場合が多いです。心当たりのある出来事があれば、早めにメンタルクリニックを受診しましょう。
2.理想と現実とのギャップ
五月病の原因には「理想と現実とのギャップ」も挙げられます。就職や入学前に抱いていた理想と、実際の環境とのギャップに失望し、ストレスを感じる場合もあるからです。
例えば、希望していた業務ができなかったり、スキル不足を感じたり、イメージと実際の業務内容に相違があったりすると、ギャップを感じやすいでしょう。特に新入社員や新入生は、周囲からの期待や自分が掲げた理想に近づくため、仕事や勉強に一生懸命取り組もうとします。
そのため、期待外れの状況に直面するとストレスを感じやすく、五月病になる場合もあるでしょう。
3.五月病になりやすい性格
五月病は誰にでも起こりえる病気ですが、以下の性格の人は特になりやすいです。
● 真面目で完璧主義な人
● 責任感が強い人
● 変化に対応するのが苦手な人
● 悩みを一人で抱え込んでしまう人
● 他人に気を遣いすぎる人
上記のような傾向がある人は、ストレスをうまく発散できず、どんどん蓄積して五月病になる可能性があります。
したがって、環境が変わる時期はいつも以上にセルフケアを行い、自分自身をいたわりましょう。

「もしかしたら五月病かも?」と感じたときの対策5選

五月病が疑われる場合、メンタルを回復させる必要があります。セルフケアを行ったり、場合によっては専門家の力を借りたりして、五月病の症状を抑えましょう。
五月病の具体的な対策については、以下で解説します。
1.生活リズムを整える
「五月病かもしれない」と感じたら、十分な睡眠とバランスよい食事をとりましょう。不規則な生活リズムは人間の体内リズムを乱し、心身の健康を害するからです。
また、パソコンや携帯電話、テレビなどのライトによる刺激は、体内リズムが崩れる原因となります。そのため、深夜まで仕事をしたり、就寝前にデジタル機器に触れたりするのは避けましょう。
規則正しい生活を心がけると、心身のバランスを保てます。特に睡眠は重要で、質の良い睡眠を取ると疲労回復につながります。
2.適度な運動をする
五月病の症状を軽減するには、適度に体を動かしましょう。
運動によって分泌される神経伝達物質「エンドルフィン」は、気分を高揚させたり、幸福感を感じさせたりする作用があるからです。運動を取り入れる場合は、軽いジョギングやウォーキングなど、続けやすい運動がおすすめです。
外出が難しい方は、お気に入りのエクササイズ動画を見つけて、参考にすると良いでしょう。運動を続けるとストレス解消につながり、メンタル不調をやわらげる効果があります。
3.リラックス法を取り入れる
五月病を緩和するには、リラックス法を取り入れて、疲労を蓄積させないことも大切です。
例えば、深呼吸や瞑想、ヨガ、アロマテラピーなどが挙げられます。特に深呼吸は、道具を用意せずにその場でできるリラックス法としておすすめです。5分ほど同じテンポで深呼吸すると、心のバランスを整える神経伝達物質「セロトニン」が分泌されるため、気分がすっきりします。
自分に合ったリラックス法を取り入れ、ストレスを感じたときに心を落ち着ける時間を持ちましょう。
4.人と話す・悩みを相談する
五月病の原因に心当たりがあれば、ぜひ周りの人に話してみましょう。
人と話したり、悩みを相談したりすると、ネガティブな気持ちが和らぐからです。
特に新入社員や新入生の場合、同じようなストレスを抱えている友人がいるかもしれません。悩みを共有し、愚痴を言い合うだけでもストレスの解消につながります。
また、仕事の悩みがある場合は、上司や先輩に相談すると良いでしょう。
新入社員に限らず、新しい仕事や環境ではわからないことも多いため、困ったときは一人で抱え込まず、周囲のサポートを求めてください。友人や家族、信頼できる同僚などに悩みを打ち明けると、心の負担を軽減できます。
5.心療内科・精神科を受診する
先述した対策をしても自分で対処するのが難しい場合は、早めに心療内科や精神科を受診しましょう。
五月病を放っておくと、そのままうつ病に移行する場合もあるからです。
医療機関を受診する目安は、以下のとおりです。
● 五月病の症状が2週間以上続いている
● 症状が重く、仕事や日常生活に悪影響が出ている
メンタル不調を早めに対処するには、オンライン診療がおすすめです。
対面診療の心療内科や精神科は、約1ヵ月〜半年先まで予約が埋まっているクリニックも少なくありません。
「エニキュア」では、LINEから最短1分で予約がとれます。詳しくは、エニキュアの公式ホームページをご覧ください。


五月病を予防するには?

五月病を予防するには、ストレス管理を意識することが重要です。先述した対策を日頃から取り入れ、ストレスとうまく付き合いましょう。
また、完璧主義の思考を捨てて「慣れるまでミスは付き物」と考えると良いでしょう。
自分自身に過度なプレッシャーをかけてしまうと、ストレスを溜め込む原因になります。年度始めは仕事のクオリティよりも、環境に慣れるのを優先させましょう。
加えて、五月病を未然に防ぐには、職場でのコミュニケーションも大切です。人間関係が良好になると、職場のストレスは軽減するからです。
「コミュニケーションを取るのが苦手」という方も、まずは自分からあいさつをしてみましょう。
まとめ:環境変化は五月病の原因になりやすい

五月病の主な原因は「環境変化によるストレス」です。
新しい職場や生活環境への適応は、心身に大きな負担をもたらします。そのストレスがゴールデンウィーク明けに、心身的な症状になって現れるのです。
「もしかしたら五月病かも?」と思ったら、症状を軽視せず、早めの対策を取りましょう。
五月病をそのまま放置すると、適応障害やうつ病などの精神疾患へと進行するリスクがあるためです。自分自身の健康を守るためにも、セルフケアを行ったり、メンタルクリニックを受診したりしましょう。
「自分の症状が気になる」という方は、症状チェッカーでご確認ください。
「症状チェッカー」はこちらから→→→
参考文献
"五月病とは",一般社団法人大阪府医師会
"セロトニン",e-ヘルスネット(厚生労働省)
"受診のタイミング",ベスリクリニック
▼五月病についてはこちらも参考にしてみてください
やる気が出ないのは五月病のせい?原因やうつ病との違いについても解説|GLAM(グラム)
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