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PMS治療は婦人科と心療内科のどっちに行くべき?受診の目安とオンライン診療の選び方
- PMSとは?症状と心身への影響
- 婦人科と心療内科のどっちを選ぶ?受診の目安
- オンライン診療という選択肢
- 婦人科でのPMS治療の特徴
- 心療内科でのPMS治療の特徴
- PMSに関するよくある質問
- まとめ:PMSで悩んでいるあなたへ
「気分が落ち込んで何も手につかない……」「身体のだるさで仕事に集中できない……」
生理前にこのようなことを感じたことはありませんか?
生理前に度々このようなつらい症状を感じる人は少なくありません。これはPMS(月経前症候群)による可能性があり、メンタルと身体の両方に影響を与えることがあります。
PMSで病院を受診をしようと思ったときに、「婦人科と心療内科のどっちに行けばいいの?」と迷う人も多いかもしれません。この記事では、PMSにおける婦人科と心療内科の診察の違いや、受診の目安について解説します。
PMSとは?症状と心身への影響
PMSとは、生理がはじまる3日〜10日前にあらわれる症状のことを言います。精神面と身体面の両方に症状を認め、日常生活に支障をきたすこともあります。代表的な症状をみていきましょう。
PMSの身体的な症状
PMSの身体的な症状は、以下のとおりです。
・頭痛
・むくみ
・腹痛
・胸の張り
・腰痛
・だるさ
・吐き気
・めまい
・便秘・下痢
・肌荒れ
・食欲増加
生理前は、身体の不快感が出ることが多いです。こうした症状は、婦人科での検査や治療で改善を目指せる場合があります。
PMSの精神的な症状
PMSの精神的な症状は、以下のとおりです。
・イライラする
・気分が落ち込みやすくなる
・不安感が強くなる
・集中力が低下する
・感情のコントロールが難しくなる
・やる気が出ない
精神的な症状が強い場合は、婦人科に加えて心療内科や精神科でのサポートも必要かもしれません。精神的な症状が長く続くと、生活の質を下げてしまうため、早めの相談が大切です。
また、上記の症状に加えて職場や学校などでトラブルを起こしたり、過度にイライラしたり、涙もろくなったりする場合は、PMDD(月経前不快気分障害)の可能性があります。PMDDが疑われるときは、できるだけ早く心療内科を受診しましょう。
婦人科と心療内科のどっちを選ぶ?受診の目安
PMSが身体的な症状に強く出ているのか、精神的な症状が強く出ているのかを整理すると受診先が選びやすくなります。症状に応じて使い分けることが大切です。
身体的な症状が中心の場合
腹痛やむくみなどの身体的な症状がつらい場合や、生理周期の乱れがあったり、生理痛が強かったりする場合は、婦人科を優先するとよいでしょう。婦人科ではホルモンや内分泌の検査も可能です。
精神的な症状が中心の場合
気分の落ち込みやイライラなどの精神的な症状が強く、日常生活に支障をきたしている場合は、心療内科も受診することをおすすめします。
また、PMDDの可能性がある場合は、心療内科への受診が推奨されます。PMDDはPMSよりも精神症状が強いため、専門的な治療が必要です。
併用という選択肢
身体的な症状と精神的な症状のどちらもある場合には、婦人科と心療内科を並行して受診する方法もあります。婦人科と心療内科の併用は、症状を幅広くカバーすることが可能なため、安心感をもてるでしょう。
オンライン診療という選択肢
通院が難しいときは、オンライン診療を利用する方法もあります。エニキュアは自宅から受診ができ、薬の配送にも対応しています。
エニキュアの特徴
エニキュアは、「今すぐ相談したい」と思ったときに、すぐに受診できるのが大きな魅力です。エニキュアの特徴は以下のとおりです。
・スマートフォンから24時間予約が可能
・最短3分で予約完了
・初診からオンラインで受診ができる
・薬の自宅配送にも対応
エニキュアはPMSで自宅から出ることが難しい人や、日常生活に影響が出ている人にとって、身近なサポートになるでしょう。
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婦人科でのPMS治療の特徴
婦人科は、ホルモンバランスや身体的な症状を中心に診察してもらえる場所です。
婦人科でできる検査・治療
婦人科では、血液検査でホルモン値を確認し、低用量ピルや漢方を処方することがあります。ホルモンの変動を安定させることで、頭痛やおなかの張り・むくみなどの身体的な不快感を軽減できます。
そして、PMSは薬だけでなく生活習慣の見直しも大切です。十分な睡眠をとることや、栄養バランスのとれた食事・軽い運動を取り入れることは、ホルモンの安定や自律神経の調整につながります。また、日常のストレスをため込みすぎないように、リラックスできる時間を意識的に作ることも効果的です。
婦人科の診療では、薬によるサポートに加えて、生活習慣の改善についてアドバイスを受けられる場合もあります。
婦人科に相談するメリット
婦人科に相談するメリットは、生理や妊娠など女性特有の悩みをまとめて相談できることです。PMSだけでなく、更年期障害や子宮内膜症など、ほかの婦人科に関連する病気の予防にもつながります。
心療内科でのPMS治療の特徴
精神的な症状が強い場合には、心療内科での治療が適しています。薬や精神療法を組み合わせて、気分の波や不安をやわらげるサポートを受けることが可能です。
心療内科での治療方法
心療内科では、症状の重さや生活の影響に合わせて治療がおこなわれます。たとえば、不安感が強いときには抗不安薬、気分の落ち込みが続く場合は抗うつ薬を処方することがあります。しかし、薬に頼るだけではなく、認知行動療法などの精神療法を合わせることも多く、気持ちの整理やストレスへの対処法を学べることが特徴です。
心療内科に相談するメリット
心療内科では、薬を処方するだけでなく、気分の波がどのように起こっているのかを一緒に振り返りながら進めていきます。そのため、「どうしてこんなに落ち込むのだろう?」と悩んでいる気持ちを客観的に整理でき、安心につながります。
そして、必要に応じて生活習慣の工夫やストレスマネジメントのアドバイスを受けられるため、治療を継続するなかで日常生活が過ごしやすくなる人も少なくありません。
PMSに関するよくある質問
PMSに関するよくある質問をまとめました。PMSの症状で悩んでおり、婦人科に行くべきか心療内科に行くべきか悩んでいる人は参考にしてみてください。
PMSとPMDDの違いは何ですか?
PMSは生理前に起こる心身の不調の全般を指しますが、PMDD(月経前不快気分障害)は生理前の精神症状がとくに強く出る病気のことを指します。PMDDの症状として、強い抑うつ状態・怒り・不安・感情のコントロールの難しさがあるため、日常生活に大きな影響が出ることがあります。精神症状が強いようであればPMDDの可能性も強いため、心療内科の受診をおすすめします。
婦人科と心療内科の両方を受診してもいいですか?
身体面と精神面の両方に症状が出ている場合は、婦人科と心療内科の両方を受診して、治療を組み合わせることも可能です。医師にほかの病院でも治療中であることを伝えると、スムーズに治療を進められます。PMSの治療は1つの診療科に限定するのではなく、自分に必要なサポートを柔軟に組み合わせていくことが、症状の改善につながるでしょう。
PMSは薬を飲まないと治りませんか?
PMSは薬を飲まないと症状が治らないわけではなく、食事・睡眠・運動の生活習慣を改善することで、症状を軽減できる場合も少なくありません。しかし、症状が強い場合は薬が必要になる場合があります。
薬は医師が症状や体質に合わせて処方し、症状の軽減をするためのサポートとして、必要な期間だけ飲みます。医師と相談しながら、ご自身に合った治療方法を見つけることで、薬と生活習慣の改善をうまく組み合わせた無理のない治療が可能です。
まとめ:PMSで悩んでいるあなたへ
PMSは精神面と身体面の両方に影響があるため、婦人科と心療内科のどちらを受診するか迷う人が多いです。身体面の症状がつらい場合は婦人科、精神面の症状がつらい場合は心療内科、どちらもつらい場合には両方の診療科を受診するという選択があります。
もし通院が難しいときには、オンライン診療を活用してみてください。エニキュアなら初診からオンラインで相談ができ、薬の自宅配送にも対応しているため、忙しい人や直接話をするのが億劫な人も安心です。
PMSのつらさを1人で抱え込む必要はありません。安心できる環境で自分に合った治療法を見つけていきましょう。
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