「動けない」「動くのがつらい」本当の理由は?見逃しやすい病気・原因・今からできる対処法

監修者紹介
河邊眞好
大学病院、単科精神科病院などを経て、現在は総合病院精神科で地域の精神科医療に従事。 精神保健指定医 / 日本精神神経学会専門医・指導医 / 公認心理師 / 厚労省認定認知症サポート医 / 日本精神神経学会認知症診療医 / 臨床研修指導医 / 緩和ケア研修会修了 / コンサータ処方登録医
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河邊眞好
大学病院、単科精神科病院などを経て、現在は総合病院精神科で地域の精神科医療に従事。 精神保健指定医 / 日本精神神経学会専門医・指導医 / 公認心理師 / 厚労省認定認知症サポート医 / 日本精神神経学会認知症診療医 / 臨床研修指導医 / 緩和ケア研修会修了 / コンサータ処方登録医
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「身体が動かない」「何もやる気が出ない」と悩んでいませんか?怠けているだけと自分を責めてしまいがちですが、それは心と身体が休息を求めているサインかもしれません。動けない原因は身体的・精神的なものから、病気の可能性までさまざまです。

この記事では、動けない原因やセルフチェックの方法を解説します。また、自宅でできる対処法からオンラインで相談できる方法まで、あなたの悩みを解決するヒントをお届けします。


「動けない」と感じるのはどんなとき?現代人のリアルな悩み

動けないと感じるときはどんなとき?

「やらなきゃいけないのに、身体がまったく動かない」「また今日も何もできなかった…」頭ではわかっていても、心や身体がついてこない場面は、誰にでも起こりえます。とくに、育児や仕事などのストレスや疲労、環境の変化などが重なり、動けない状態に陥る人が少なくありません。

ここでは、多くの人が経験する動けないと感じるリアルなシーンをご紹介します。

・アラームで目覚めても身体が重く、起き上がれない
・お風呂や着替えといった日常動作さえ、ひどく億劫に感じてしまう
・友人からの連絡に返信する気力がなく、人と会うのを避けてしまう
・休日なのに布団から出られず、気づけば夕方になっている
・ほんの数段の階段で息が切れ、身体が鉛のように重い
・洗濯物を畳む、食器を片付けるなど小さな家事すら後回しになる
・外出の予定があっても着替える気力が湧かず、結局キャンセルしてしまう

このように動けないと感じる瞬間は、怠けているわけではなく、心と身体が休息を求めているサインかもしれません。1つでも当てはまる場合は、自分を責めず、まずは状態を受け止めることから始めましょう。

【関連記事】朝起きれないのは病気?考えられる原因と対処法、病院を受診するタイミングを解説


動けない・動くのがつらい状態の主な原因とは?

動けない・動くのがつらい状態の主な原因とは?

動けないと感じる背景には、さまざまな要因があります。ここでは代表的な4つの原因を順に見ていきます。


身体的要因

身体そのものの変化や不調が、動けない感覚を引き起こすことがあります。

・疲労や過労の蓄積によるエネルギー切れ
・筋力低下や加齢による体力の衰え
・風邪やインフルエンザなどの一時的な体調不良
・月経や更年期などホルモンバランスの変化
・関節や筋肉の痛み・慢性疾患による影響

身体的な原因は、無理をすると悪化しやすい特徴があります。症状が続く場合や生活に支障が出る場合は、早めに医療機関に相談し、必要に応じて休養や治療を受けることが大切です。


精神的・心理的な要因

心の状態は、身体を動かす力に大きく影響します。精神的な負担や心理的ストレスが続くと、動けない・動くのがつらい」という感覚が強まり、日常生活にも支障が出やすくなります。

・気分の落ち込みや何にも興味が持てない状態(うつ状態) 
・仕事や人間関係からくる過剰なストレス
・強い不安や緊張
・将来への漠然とした不安や心配事

精神的な要因は、身体に異常がなくても心がブレーキをかけている状態です。もし思い当たる症状がある場合は、一人で抱え込まず、専門家に相談することが、回復への第1歩となります。


生活習慣や環境要因

日々の生活習慣の乱れや、身の回りの環境の変化は、気づかないうちに心身の不調を招きます。

・睡眠不足や眠りの質の低下による慢性的な疲労
・栄養バランスの偏りによるエネルギー不足
・運動不足による体力・気力の低下
・日光を浴びる時間の不足による体内リズムの乱れ
・転職や引っ越しなどの環境変化によるストレス

何気なく続けている習慣や、避けられない環境の変化が、動けない原因を作っている場合があります。生活習慣の見直しは改善の第1歩です。小さな行動から変えていくことで、心身の回復につながります。


疾患の影響

動けない・動くのがつらいという症状は、特定の病気が原因で引き起こされている可能性があります。

精神疾患:うつ病、適応障害 など
自律神経や全身性の疾患:慢性疲労症候群、線維筋痛症 など
代謝機能の異常:甲状腺機能低下症 など
その他の身体疾患:関節リウマチ など

これらの疾患は、強い疲労感や全身の痛み、気力の低下を引き起こすことがあります。セルフケアで改善しない場合は、自己判断せずに早めに医療機関へ相談することが重要です。


動けない・動くのがつらい状態の主な原因とは?



動けない・動くのがつらい背景に隠れている病気の可能性

動けない・動くのがつらい背景に隠れている病気の可能性

一見疲れているだけと思える症状の裏に、治療が必要な病気が潜んでいる可能性もあります。ここでは、動けない状態の背景にある病気の可能性について詳しく解説します。


精神疾患

動けない、やる気が出ないといった状態が長く続く場合、以下の精神疾患が関係していることがあります。

うつ病:気分の落ち込み、無気力、意欲の低下が続く
不安障害:強い不安や緊張で行動に支障が出る
適応障害:環境の変化やストレスで心身に不調が出る

これらの症状は次のような日常生活に影響します。

・朝起きられない
・通勤や通学の準備ができない
・買い物や外出が面倒になる
・集中できず作業が進まない

休めば治る、気合で乗り越えるといった自己対処では改善しにくく、放置すると悪化する可能性があります。無理をせず、早めに専門医に相談して正しい診断をうけましょう。

「病院へ行く気力さえない…」という方でも、エニキュアならご自宅からオンラインで専門医の診察が受けられます。


その他の病気・疾患

動けない、身体が重いといった症状の背景には、身体の疾患が関係していることもあります。代表的なものは以下のとおりです。

・慢性疲労症候群
 休んでも疲れが取れず、家事や仕事など日常動作すら困難になる。

・線維筋痛症
 体の痛みが強く、動くことそのものが大きな苦痛になる。

・甲状腺機能低下症
 代謝が落ちて無気力になりやすく、気分の落ち込みを伴うこともある。

・パーキンソン病
 手足のこわばりや震えが出て、スムーズに動けなくなる神経の病気。

これらの症状は、本人の気合や努力で解決できるものではありません。 少しでも気になる症状があれば、かかりつけ医や専門の医療機関に相談してみましょう。


動けない・動くのがつらい時にできるセルフチェック&対処法

動けない・動くのがつらいときにできるセルフチェック&対処法

動けないつらさが続くとき、まずは自分の心と身体がどんな状態にあるのか客観的に見てみましょう。ここでは、状態を把握するための簡単なセルフチェックと、今日から試せる対処法のヒントをご紹介します。


自分でできる簡単なセルフチェックリスト

以下のチェックリストは、身体や心の不調を感じるときの目安になります。3つ以上当てはまる方は、医療機関の受診を検討してみてください。

【身体の症状】
・朝起きたときに強いだるさがある
・何もしていないのに疲れていると感じる
・食欲がない、または過食傾向がある
・夜なかなか寝つけない、途中で何度も目が覚める
・頭痛や肩こり、腹痛が続いている

【メンタルの症状】
・以前楽しめていたことに興味が持てない
・イライラしやすくなった、涙もろくなった
・集中力が続かず、仕事や勉強に身が入らない
・ずっと気分が沈んでいて、理由もなく不安になる
・「自分なんて…」という否定的な思考が増えた

【受診の目安】
・身体の症状が多い場合⇒ 内科を優先的に受診しましょう。
・心の症状が中心の場合⇒ 心療内科・精神科の受診がおすすめです。
・両方当てはまる場合⇒ まずは相談しやすい方を受診し、必要に応じて紹介を受けるのも良い方法です。

このセルフチェックは、無理をしすぎていないかを見直すサインでもあります。受診は決しておおげさではありません。気になる方は早めに専門家へ相談しましょう。


動くのがつらい時に、身体と心を楽にするためのヒント

つらさを和らげるためには、無理をせずできることから少しずつ始めることが大切です。

・ストレッチや深呼吸
 軽いストレッチや深呼吸で、緊張している筋肉や神経をリラックスさせてあげましょう。血行が良くなることで、気分が少し晴れることもあります。

・生活リズムを整える
 できる範囲で、起きる時間、寝る時間、食事の時間をそろえてみましょう。生活リズムが整うと、心身のバランスも安定しやすくなります。

・しっかり休む
 どうしても動けないときは、無理に動こうとせず、心と体が納得するまで休みましょう。焦りは禁物です。

・環境を整える
 部屋の温度や湿度、明るさなど、自分が快適だと感じる環境を意識的につくることも大切です。心地よい空間は、心を落ち着かせる効果があります。

これらを続けても改善が見られない場合は、専門家のサポートを受けることも選択肢の一つです。

次の章では、自宅から活用できるエニキュアのオンライン診療のメリットをご紹介します。


一人で悩まず相談を!エニキュアならではのオンライン診療メリット

エニキュアオンライン診療のメリット

動けないと感じるとき、通院が負担になることも少なくありません。エニキュアでは、自宅から受けられる精神科オンライン診療で、心と身体の回復をサポートします。


全国どこからでもオンライン精神科診療が受けられる

エニキュアのオンライン診療は、住んでいる地域を問わず利用できます。スマホやパソコン、通信環境があれば、離島や地方に住んでいても精神科専門医への相談が可能です。移動や待ち時間がないため、外出がつらい日でも自宅から受診できます。

自分の部屋や落ち着ける場所で話せるため、対面診療よりも気持ちがラクになる方も多くいます。通院のストレスを減らし、自分のペースで相談できるのが大きな魅力です。


精神科医によるパーソナルサポート

診療を担当するのは、臨床経験が豊富な現役精神科医です。症状や生活背景を丁寧に聞き取り、薬の必要性や生活習慣の改善方法についてもアドバイスを行います。

短期的な症状の改善だけでなく、長期的な回復や再発予防まで視野に入れたサポートが受けられます。無理のない診療で、日常生活に少しずつ活力を取り戻していけるでしょう。


診断書や薬の受け取りも自宅で完結

エニキュアでは、必要な診断書を自宅に郵送することが可能です。仕事や学校で提出が必要な書類も、外出せずに準備できます。さらに、処方薬も自宅へ配送されるため、症状がつらくて動けない日でも治療が滞りません。

薬の説明や服薬指導もオンラインで受けられるため、安心して治療を続けられます。自宅完結型のサービスで、通院が難しい方の生活と治療の両立を支えます。


エニキュアのメリット



動けない・動くのがつらいに関するよくある質問

動けない・動くのがつらいに関するよくある質問

「動けない」「動くのがしんどい」と感じる時、多くの人が不安や疑問を抱えています。ここでは、よくある質問をわかりやすく解説します。


動くのがしんどい原因は何ですか?

動くのがしんどいと感じる背景には、心身の疲労や生活習慣の乱れ、心理的なストレスが関係していることが多くあります。例えば、長時間労働や育児による慢性的な睡眠不足、バランスの悪い食事が続くと、体力が低下し「ただ動くだけでつらい」と感じやすくなります。

また、気分の落ち込みや意欲の低下があると、体が重く感じてしまうこともあります。これらは一時的なものに思えても、続くようであれば心の不調が隠れていることも。日常的に休息をとっても改善しない場合は、医療機関に相談することをおすすめします。


メンタルがやばいと感じるサインは?

メンタルの不調は、普段の思考や感情、行動の小さな変化として現れます。気力が出ない、涙もろくなった、何をしても楽しめないといった症状が見られるようになります。また、「なんでこんなこともできないんだ」と自分を強く責めるようになったり、集中力や判断力が落ちたと感じる場合も要注意です。

睡眠の質が急に悪くなったり、食欲が極端に増減することもあります。これらが2週間以上続く場合、うつ病などの精神疾患の可能性があるため、早めに医療機関へ相談しましょう。


ストレスが限界にきているときのサインは?

ストレスが限界に達しているサインは、心・身体・行動の3つに分けて現れます。心では、イライラや不安、無気力感が強くなり、気持ちのコントロールが難しくなります。身体では、頭痛や胃痛、肩こり、倦怠感などが慢性化し、睡眠も浅くなります。行動面では、人と関わるのが億劫になり、仕事や家事の効率が落ちる傾向があります。

こうした状態が続くと、日常生活に支障が出るようになるかもしれません。休息をとっても改善しない、もしくは悪化していく場合は、心のケアを優先して専門機関に相談しましょう。


何もかもがめんどくさいと感じる病気は?

何もする気が起きない、すべてがめんどくさいと感じる状態は、うつ病や適応障害、双極性障害などの精神疾患が関係している可能性があります。これらの病気では、脳の働きや感情のバランスが崩れ、日常の些細なことさえ負担に感じてしまうようになります。以前は楽しめていた趣味や会話さえ億劫になり、布団から出るのもつらいと感じるなら注意が必要です。

また、甲状腺の異常や慢性疲労症候群といった身体的な病気が隠れていることもあります。日常生活に支障がある場合は、医療機関での早期確認が重要です。


動けない・動くのがつらい状態が続く場合は、まずエニキュアへ相談を

動くのがつらいときは、エニキュアへ相談を

動けない・動くのがつらいときは、疲れやストレス、病気の影響などさまざまな理由が隠れている可能性がありますが「そのうちよくなる」と我慢してしまいがちです。しかし、放置すると不調がさらに悪化してしまうこともあります。ちょっとしただるさや、気分の落ち込みも、実は心と身体からのSOSかもしれません。

つらい状態が続くなら、専門家に相談することも安心につながります。外に出るのがむずかしいときでも、オンライン診療という選択肢があります。まずはエニキュアのお友達登録から始めてみませんか。


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