ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)の効果と副作用【精神科・心療内科】
- ゾルミトリプタンはどんな薬?効果は?
- ゾルミトリプタンのジェネリックはある?【先発品】
- ゾルミトリプタンの副作用と対処法
- ゾルミトリプタンの重大な副作用
- 精神科の治療中での頭痛は抱え込まずに相談を
- ゾルミトリプタンの飲み方・効くまでの時間
- ゾルミトリプタンと併用してはいけない薬
- ゾルミトリプタンと一緒に飲むときに注意が必要な薬はある?
- ゾルミトリプタンの市販薬はある?
- ゾルミトリプタンでよくある質問
- まとめ|ゾルミトリプタンは片頭痛を和らげる効果が期待できる
ゾルミトリプタン(先発品:ゾーミッグ)は、片頭痛の治療に用いられる薬です。精神科・心療内科では、うつ病や不安障害などの精神疾患に伴う片頭痛に対し、治療の選択肢として処方されることがあります。
今回は、ゾルミトリプタンの効果や副作用・注意点などをお伝えします。ゾルミトリプタンと上手につきあい、ズキズキとした痛みに振り回されない日々を目指しましょう。
ゾルミトリプタンはどんな薬?効果は?
ゾルミトリプタンは、つらい片頭痛の発作が起きたときに、痛みや不快な症状を和らげるために使われる薬です。トリプタン系薬剤と呼ばれる、片頭痛治療薬に分類されます。
トリプタン系薬剤は、痛みがはじまってから服用しても効果が期待できることが特徴です。ただし、あくまで痛みが起きた時に使用する薬であり、頭痛を予防する目的では使用できません。ここでは、ゾルミトリプタンの効果や成分についてみていきましょう。
ゾルミトリプタンの仕組み
ゾルミトリプタンが片頭痛発作を鎮める仕組みは、大きくわけて以下の2つです。
・広がりすぎた血管を元のサイズに近づける
・痛みの信号をストップさせる
イメージしやすいように、1つずつ解説します。
広がりすぎた血管を元のサイズに近づける
片頭痛が起きているとき、頭のなかの血管は普段よりも必要以上に広がってしまいます。この血管の広がりが、ズキズキと脈打つような痛みの原因の1つです。
ゾルミトリプタンは、広がりすぎた血管にある特定の受け取り口(セロトニン5-HT1B/5-HT1D受容体)に作用し、血管をキュッと引き締め、元の太さに近づける役割をします。その結果、血管の脈打ちが落ち着き、痛みが和らぐ仕組みです。
痛みの信号をストップさせる
血管が広がると、その周りにある三叉神経が刺激され、痛みの信号が脳へ送り続けられます。さらに、痛みや炎症を強める物質が放出されることで、痛みが長引いたり強くなったりするのです。
ゾルミトリプタンは、三叉神経の働きを抑え、痛みの信号や原因物質の放出を防ぎます。その結果、痛みの悪化や持続を抑え、片頭痛発作を落ち着かせます。
ゾルミトリプタンの効果
ゾルミトリプタンには、以下のような効果が期待されています。
・片頭痛によるズキズキとした拍動性の頭痛を和らげる
・比較的速やかに頭痛が和らぐ傾向がある
効果の現れ方には個人差がありますが、早い人ではゾルミトリプタンの服用後30分ほどから効果が現れはじめ、服用後2時間ほどで頭痛の改善がみられた人もいます。
片頭痛の痛みがまだ軽い段階で服用した方が、痛みが強くなってから飲むよりも効果が出やすいことが特徴です。
ゾルミトリプタンのジェネリックはある?【先発品】
ゾルミトリプタンには、ジェネリック医薬品があります。処方時の名称は「ゾルミトリプタン錠『◯◯』」「ゾルミトリプタンOD錠『◯◯』」など、製薬会社名が入った形です。
ジェネリック医薬品は、有効成分や効果は先発品のゾーミッグと同等とされており、医療費の負担を抑えられる可能性があります。
エニキュアでは医師が適応と判断した場合、オンライン診療でゾルミトリプタンの相談・処方に対応しています。自宅にいながら受診や薬の受け取りまで完結し、通院が難しいときや体調が優れないときにも役立つでしょう。
ご自身に合った方法で片頭痛を軽減し、すっきりとした日常を目指してみてくださいね。
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ゾルミトリプタンの副作用と対処法
ゾルミトリプタンでは、以下のような副作用がみられることがあります。
・動悸
・吐き気、嘔吐
・腹痛
・眠気
・口のなかが乾く
・しびれ感
これらの症状が強い場合や続く場合は、医師に相談しましょう。
ゾルミトリプタンの重大な副作用
ゾルミトリプタンでは、頻度は不明ながら重い副作用が報告されています。以下のような症状がみられたときは、すぐに医療機関を受診してください。
【アナフィラキシーショック・アナフィラキシー】
・息苦しさ
・じんましん
・血圧低下
・顔面蒼白(顔色が悪くなる)
【心血管系の障害(不整脈・狭心症・心筋梗塞など)】
・胸痛
・胸のしめつけ感、圧迫感
・のどや首まで及ぶ強い違和感
【そのほか】
・頻脈
・てんかん様発作
・薬物の使用過多による頭痛
ゾルミトリプタンを頻繁に使いすぎると、かえって頭痛が悪化したり、新しいタイプの頭痛が出てきたりすることがあります。
頭痛を悪化させないためにも、医師の指示に従って正しく服用しましょう。
精神科の治療中での頭痛は抱え込まずに相談を
「精神的な不調や薬の影響で頭痛がつらいけど、通院する気力がない」「外出や待ち時間が負担」というときは、オンライン診療が役立つことがあります。
自宅からスマートフォンやパソコンで医師に相談でき、診察から薬の受け取りまでオンラインで完結するため、無理なく片頭痛対策を進めながら、心身の回復も目指せるでしょう。
エニキュアでは平日や土日祝日も、朝8:00〜夜24:00まで診察をおこなっており、医師の判断のもと、ゾルミトリプタンの相談や処方にも対応しています。
ご自身に合った方法で、つらいズキズキ感からの解放を目指してみてくださいね。
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ゾルミトリプタンの飲み方・効くまでの時間
ゾルミトリプタンの正しい飲み方を知ることは、効果的に片頭痛を和らげるために大切です。ここからは、ゾルミトリプタンの使い方・効果が現れるまでの目安をお伝えします。
ゾルミトリプタンの用量・用法|飲むタイミング
ゾルミトリプタンの基本的な服用方法は、以下のとおりです。
【基本の服用量】
・成人の場合、片頭痛の発作時に、ゾルミトリプタンとして1回2.5mgを服用する
【効果が不十分な場合の追加服用】
・前回の服用から2時間以上空けることで、追加で服用できる
・ただし、1回目を飲んで全く効果が感じられなかった場合は、同じ発作に対して追加で服用しないこと
【次回発作時の増量】
・2.5mg服用でも効果が不十分だった場合、次回の片頭痛発作時から5mgを服用できる
【1日の服用上限】
・1日に服用できるゾルミトリプタンは最大10mgまで
ただし、治療で一部の抗うつ薬(フルボキサミンなど)を飲んでいる場合や、重い肝臓の病気がある場合は、1日の上限が5mgになることがあります。
用量は症状や年齢により、医師が調整します。必ず医師の指示に従って服用してください。
ゾルミトリプタンの効果が現れるまで
ゾルミトリプタンは、効果の現れ方には個人差がありますが、服用後およそ1時間から5時間(平均で約3時間)で血液中の濃度がもっとも高くなります。
ゾルミトリプタン2.5mgを服用した患者さまのなかには、服用2時間後に頭痛が改善した例もあります。
片頭痛の痛みが軽いうち、または発作の初期段階に服用すると、効果が得られやすいことが特徴です。
ゾルミトリプタンと併用してはいけない薬
以下のような薬を服用している場合、ゾルミトリプタンは使用できません。
・エルゴタミン:片頭痛治療薬(服用後24時間はゾルミトリプタンを使用できない)
・エルゴタミン誘導体含有製剤:片頭痛治療薬(同上)
・5-HT1B/1D受容体作動薬:ほかのトリプタン系の片頭痛治療薬(同上)
・MAO阻害剤:うつ病やパーキンソン病の治療に使われる薬(服用を中止してから2週間以内の人も使用できない)
これらの薬を服用中の人、または服用しているかわからない場合は、必ず医師に相談してください。
ゾルミトリプタンと一緒に飲むときに注意が必要な薬はある?
併用してはいけない(禁忌)わけではありませんが、うつ病などの治療で処方される「SSRI」や「SNRI」といった抗うつ薬には注意が必要です。これらの薬とゾルミトリプタンを一緒に服用すると、「セロトニン症候群」という副作用が起こるリスクがあります。精神科・心療内科に通院中の方は、お薬手帳を持参して、必ず医師・薬剤師に現在飲んでいる薬を伝えてください。
ゾルミトリプタンの市販薬はある?
ゾルミトリプタンを含む市販品はありません。使用するには、医師による片頭痛の診断と処方が必要です。
さらに、ゾルミトリプタンは服用できない人や、重い副作用が起こる可能性があるため、定期的に医師の診察を受けながら使用することが大切です。
ゾルミトリプタンでよくある質問
「妊娠中に使える?」「副作用はどのくらい?」など、ゾルミトリプタンでよくある質問にお答えします。疑問が解消されることで、落ちついた気持ちで治療に取り組めるようになるでしょう。
妊娠中・授乳中に使えますか?
ゾルミトリプタンは、妊娠中や妊娠の可能性がある人には、治療上の必要性が胎児へのリスクを上回ると判断された場合のみ使用される薬です。
授乳中は、薬の効果と母乳育児のメリットを考えて、服用の可否を医師が判断します。動物実験では、ゾルミトリプタンが母乳に移行することが確認されています。
妊娠中や授乳中は、必ず医師の指示に従って使用しましょう。
ゾルミトリプタンの副作用はきついですか?
ゾルミトリプタンは、片頭痛を和らげる薬として効果が期待できる一方で、副作用が出ることもあります。副作用として、動悸・吐き気・眠気などがあります。気になる症状が出た場合は、すぐに医療機関に連絡してください。
ゾルミトリプタンは肩こりに効きますか?
ゾルミトリプタンは片頭痛の発作を和らげる薬であり、肩こり自体を改善する目的では使用されません。ただし、片頭痛に伴って肩や首のこりが強くなる場合は、頭痛が軽くなることで間接的に楽になることもあります。肩こりが続くときは、医師に相談してください。
まとめ|ゾルミトリプタンは片頭痛を和らげる効果が期待できる
ゾルミトリプタンは片頭痛の痛みを和らげる効果が期待でき、血管の広がりを抑えたり、痛みの信号の伝わりを少なくしたりする作用があります。用量や用法を守り、医師の指示のもと使用することが、効果的な治療のポイントです。
副作用や併用注意の薬もあるため、気になることがあれば遠慮せず医師に相談しましょう。
忙しくて通院が難しい人は、自宅から医師に相談できるエニキュアオンライン診療で受診する方法もあります。ご自身に合った方法で、つらい片頭痛と決別してみてください。
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