ドンペリドン(ナウゼリン)の効果は?副作用・飲み方を解説【精神科・心療内科】

監修者紹介
佐藤 恒一
総合病院門前薬局、精神科クリニック門前薬局にて勤務。調剤業務・服薬指導を経験後、薬局チェーン本部のDI(医薬情報)部門に所属し、医薬品情報提供や安全性対応に従事。
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佐藤 恒一
総合病院門前薬局、精神科クリニック門前薬局にて勤務。調剤業務・服薬指導を経験後、薬局チェーン本部のDI(医薬情報)部門に所属し、医薬品情報提供や安全性対応に従事。
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「ドンペリドンってどんな薬なの?」「ナウゼリンと同じ?」と感じる人もいらっしゃると思います。ドンペリドンは、吐き気や嘔吐などのつらい症状を和らげるために使われる薬で、先発品であるナウゼリンと同じ成分を含むジェネリック医薬品です。

今回は、ドンペリドンの効果や副作用・飲み方についてお伝えします。「理解してから使いたい」「不安を解消したい」と思う人のお役に立てれば嬉しいです。


ドンペリドンの特徴・効果

ドンペリドンの特徴・効果

吐き気や胃の不快感が続くと「なぜこの薬が出たのだろう」「どんな働きをするの?」と気になりますよね。ここからは、ドンペリドンが身体のなかでどのように作用し、どのような症状に使われる薬なのかを見ていきましょう。


ドンペリドンの仕組み

ドンペリドンは、ドパミン受容体と呼ばれる部分の働きをブロックすることで、効果を発揮します。胃や腸の動きが整えられ、消化管の運動異常が原因となる吐き気や嘔吐の改善効果が期待できます。


ドンペリドンの効果|どんな病気に効く?

ドンペリドンは、胃や腸の働きを助けることで、消化管の働きが低下したときに起こる不快な症状を和らげる薬です。

精神科では抗うつ薬や抗精神病薬などの服用初期に出やすい、吐き気や胃の不快感を和らげる目的で、ドンペリドンが併用されることがあります。

ほかにも、ドンペリドンは以下のような場面で使われることがあります。


【成人の場合】

・慢性胃炎や胃下垂症に伴う吐き気・嘔吐

・胃の動きが鈍くなることによる胸やけや胃の不快感

・胃切除後症候群や抗がん剤・パーキンソン病治療薬などを使用した際の消化器症状


【小児の場合】

・周期性嘔吐症による嘔吐

・上気道感染症に伴う吐き気や嘔吐

・治療上の影響で起こる消化器症状への対処



ドンペリドンはオンライン診療で処方できる?

ドンペリドンはオンライン診療で処方できる?

「胃が重くてつらい」「吐き気が続くけど、すぐ病院に行くのは難しい」といった場合の選択肢の1つとして、オンライン診療を活用する方法があります。

自宅や職場から医師の診察を受けられて、処方された薬は自宅まで配送されます。通院のための移動や、長い待ち時間を減らせる点も、オンライン診療の特長です。

エニキュアでは、精神科で使用される薬の服用で吐き気が出ている場合に、医師の判断のもと、ドンペリドンが処方されることがあります。

オンライン診療での薬の処方についてくわしく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】精神科オンライン診療で薬の処方を受ける方法|メリットと注意点も解説


ドンペリドンの副作用と対処法

ドンペリドンの副作用と対処法

ドンペリドンの副作用について事前に知っておくことで、落ち着いて対処できるでしょう。ここからは、ドンペリドンの主な副作用と対処法についてお伝えします。


ドンペリドンと眠気

ドンペリドンでは、副作用として眠気やめまい・ふらつきが現れることがあります。そのため、服用後は自動車の運転や、危険を伴う機械の操作には十分に注意しましょう。

ふらつきによる転倒を防ぐため、立ち上がる際なども無理をせず、体調の変化に気をつけてください。眠気やふらつきが続くときは、医師に相談することが大切です。医師は以下のような対応をすることがあります。


・薬の用量を変更する

・ほかの薬に切り替えを検討する


ドンペリドンと下痢

ドンペリドンでは、まれに下痢が起こることがあります。下痢が続く場合や、腹痛を伴う場合は、医師に相談しましょう。便の回数や水分摂取量をメモしておくと、診察時に伝えやすくなります。


ドンペリドンと錐体外路症状

ドンペリドンでは、まれに錐体外路症状と呼ばれる神経系の副作用がみられることがあります。錐体外路症状の主な症状は、以下のとおりです。


・じっとしていられない

・そわそわして落ち着かない

・筋肉がこわばる

・動きがゆっくりになる

・手足がふるえる


これらの症状に気づいた場合は、早めに医師へ相談しましょう。医師による薬の調整や、症状を和らげるお薬の追加で、改善できる場合があります。


ドンペリドンの飲み方|食後に飲んでよい?

ドンペリドンの飲み方 食後に飲んでよい?

ドンペリドンを飲むタイミングや、どのくらい効くのかを知ることは、毎日の服薬に関わる大切なポイントです。ここからは、ドンペリドンの正しい飲み方・効果の持続時間について見ていきましょう。


ドンペリドンの用法・用量

ドンペリドンは一般的には、成人の人は1回10mgを1日3回、食事の前に服用します。

食後に服用すると、胃の中に食べ物がある影響で薬の吸収が遅れ、効果が現れるまでに時間がかかる可能性があるためです。症状や体調に応じて、1回5mg〜10mgに調整されることもあります。

年齢や症状によって用量や服用方法が変わることもあるため、必ず医師の指示に従って服用してください。


ドンペリドンの効果の持続時間は?何時間あける?

ドンペリドンには、はっきりと決められた作用時間はありませんが、身体のなかでの薬の動きから、効果の目安を考えられます。

空腹時にドンペリドンを服用した場合、約1時間前後で血中濃度がもっとも高くなり、数時間かけて徐々に低下することが報告されています。

1日3回食前に処方された場合は、朝・昼・夕の食前といったように、間隔をあけることが大切です。効果を安定して得るためにも、必ず医師の指示に従って服用しましょう。


ドンペリドンを使用できない場合【禁忌・気をつけたい人】

ドンペリドンを使用できない場合【禁忌・気をつけたい人】

以下に該当する人はドンペリドンを使用できません。(禁忌)


・消化管出血・消化管穿孔・機械的イレウスのある人

・ドンペリドンに対する過敏症の既往がある人

・プロラクチノーマ(プロラクチン分泌性下垂体腫瘍)のある人


以下のような人は、使用に注意が必要です。


・心臓に疾患がある人

・肝機能・腎機能障害のある人


心疾患のある患者さまではQT延長のおそれがあり、腎機能障害や肝機能障害のある患者さまでは、副作用が強く現れる可能性があります。ご自身に該当するか不明な場合は、医師にご相談ください。


精神的なつらさを抱え込まずに相談を

精神的なつらさを抱え込まずに相談を

吐き気や胃の不快感が続くと、気持ちまで落ち込んでしまいますよね。「通院する気力がない」「待ち時間がつらい」という人には、オンライン診療という選択肢もあります。

スマートフォンやパソコンから自宅で医師に相談できるため、移動や待ち時間の負担が少なく、体調がすぐれないときでも無理なく受診できます。早めに治療をはじめられるため、症状が悪くなる前に対処でき、心身の回復にもつながるでしょう。

エニキュア精神科オンライン診療では、医師が適切と判断した場合、ドンペリドンに関する相談や継続処方にも対応しています。平日や土日祝日も朝8:00〜夜24:00まで受診が可能で、薬は最短翌日に自宅に届きます。ご自身に合った方法で、回復を目指してくださいね。

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ドンペリドンでよくある質問

ドンペリドンでよくある質問

ドンペリドンについて「市販薬はあるの?」「精神安定剤なの?」などの疑問にお答えします。疑問が解消されることで、落ち着いた気持ちで治療に取り組めるようになるでしょう。


ドンペリドンの市販薬はありますか?

ドンペリドンは、日本では医療用医薬品に指定されており、薬局やドラッグストアで購入できません。使用する際は医療機関を受診し、医師から処方を受ける必要があります。服用を検討する場合は、医師に相談してください。


ドンペリドンは精神安定剤ですか?

ドンペリドンは、吐き気や嘔吐・胃もたれなどを改善するための消化管運動改善薬です。抗不安薬や抗うつ薬などの精神に作用する薬とは、働き方が異なります。

気分の落ち込みや不安・つらさが続いている場合は、1人で抱え込まずに精神科・心療内科での相談をご検討ください。適切な治療につながることで、心身の負担がふっと軽くなることがあります。


ハロペリドールとドンペリドンのちがいは?

ハロペリドールとドンペリドンは、以下のようなちがいがあります。


【ハロペリドール】

・統合失調症や躁状態などの治療に使われる抗精神病薬

・脳のドパミン受容体に作用する


【ドンペリドン】

・吐き気や嘔吐などの消化器症状に使われる消化管運動改善薬

・血液脳関門を通過しにくく、脳にはほとんど移行しない


名前が似ており混同されることがありますが、まったく異なる薬です。医師の指示に従って、正しく服用してください。


まとめ|ドンペリドンを正しく理解して無理なく治療を続けよう

ドンペリドンを正しく理解して無理なく治療を続けよう

ドンペリドンは、吐き気や胃の不快感を和らげる消化管運動改善薬です。正しい飲み方や副作用・使用できないケースを知っておくことで、納得して治療を続けられます。

副作用として眠気やめまい・下痢などがみられることがあるため、気になる症状は、遠慮なく医師にご相談ください。医師による薬の調整・別の選択肢への対応につながります。

「通院がつらい」「近くにクリニックがない」という場合は、エニキュアオンライン診療で受診すると、自宅から医師に相談できます。ご自身の体調や生活に合った方法を選び、無理なく治療を続けていきましょう。

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