- トップ
- 記事一覧
- 心療内科・精神科の記事一覧
- 心療内科の予約が取れない!限界・辛いを解決する方法を解説
心療内科の予約が取れない!限界・辛いを解決する方法を解説
- 心療内科の予約が取れない……なぜ起こる?
- 【早く受診したい方へ】心療内科の予約が取れない場合の3つのポイント
- 心療内科のオンラインクリニックとは?何が違うのかを解説
- 心療内科の予約を無駄にしてしまう前に!話すことを事前にメモしよう
- 心療内科の予約が取れない……よくある質問と回答
- 心療内科の予約が取れないときはオンライン診療を検討しよう
「心療内科の予約が取れない」「今すぐ受診したいのに、1か月〜2か月以上も待たないといけない」と不安に思う方は少なくありません。近年、メンタルクリニックへの需要が急増していますが、新規予約を取ることが難しくなりつつあります。しかし、ある対策をすると、早めに受診できる場合もあるのです。
今回は、心療内科で予約が取りづらい理由・早めに受診するための重要性や解決策について解説します。現時点で早めに診療を受けたいとお考えの方は、ご活用ください。
心療内科の予約が取れない……なぜ起こる?
心療内科の予約が取れない理由は、大きくわけて2つあります。1つめは需要と供給のバランスが崩れていること、2つめは1日に診察できる患者さまの数に限りがあることです。
①心療内科における需要と供給のギャップ
現在、心療内科への需要が年々増加しています。社会全体でメンタルヘルスの認知が高まり、ストレス社会や生活の質の変化にともない、多くの方が自分のメンタルの状態を専門家に相談したいと考えるようになりました。
実際、精神疾患は健康損失の原因として、2割以上の割合を占め、医療領域において極めて重要な位置にあります。しかし、この増え続ける需要に対し、医師や病院の数は圧倒的に足りていません。現在、精神科医は全医師の3%いると言われており、需要と供給のバランスの不均衡を引き起こしています。
さらに、OECD(経済協力開発機構)のデータによれば、先進国の平均の医師数は、人口1000人当たり3.6人なのに対し、日本は2.5人と少なめの数字です。OECD加盟国38か国中、日本の医師数ランキングは33位と、ほかの先進国と比較しても低い位置にあります。
こうした課題に対し、オンライン診療の普及や医療体制の整備がすすんでおり、より多くの方が適切な治療を受けられる環境づくりがすすめられているのです。
②メンタルクリニックの受診・診察数に限りがある
日本のメンタルクリニック数は3,000以上とされていますが、それでも十分な診察を提供するには不十分な状況にあります。実際、医師1人が質の高い診療を提供するために、診察数の上限が存在します。
メンタルヘルスの問題を抱える多くの患者さまと向き合いながら、診療を続け、さらに書類作成もおこなうということは、かなりハードワークな仕事と言えるでしょう。また、ほかの病気とは違い、メンタルの病気は、治るまで長い期間通い続けなければいけない傾向にあります。
たとえば、うつ病は約6か月から1年を目安として、気分の上げ下げを繰り返しながら、徐々に回復していきます。ただ、再発や長期化することもあるので、長期間主治医に相談しながら治療を受けることが大切です。
さらに初診の患者さまには、再診の患者さま数名分の診療時間が必要になり、すでに多くの患者さまを抱えているクリニックでは初診を制限せざるを得ない場合があります。複数のクリニックに問い合わせたり、オンライン診療を受診したりすると、予約が取れる可能性もあります。
【早く受診したい方へ】心療内科の予約が取れない場合の3つのポイント
「心療内科の予約が取れないから限界」とつらい気持ちを1人で抱えこむ必要はありません。早めの受診を考えるときに、今すぐできる対策を3つ紹介します。
①混雑時期を把握
・春(4月頃)
春は心療内科の診察がもっとも多い時期と言われています。この時期は、異動・転勤・新入学・社会人生活のスタート・気候の変化など、多くの変化が起きる時期のためです。新しい環境や新たな生活リズムへの適応を必要とし、その結果、不安や緊張からのストレスが増加する傾向にあります。
このようなストレスは、イライラ・集中力低下・やる気が起きないなど、うつ病へのリスクを高める原因となります。
・梅雨時(6月下旬頃)
6月下旬の梅雨時期も、心療内科での診察が増える時期となります。4月ごろの生活環境の変化から約3か月が経過し、このころになると体と心の疲れがピークに達することが多いためです。また、連日の雨や湿度の高い気候は、気分をさらに落ち込ませる要因の1つです。
・秋(10月頃)
この月は、秋うつ・冬季うつと呼ばれる季節性のうつ病のリスクが増加します。日が短くなる10月以降、日照時間が減少することで、心身に活力・平常心・安心感を与える神経伝達物質セロトニンの分泌が低下します。このセロトニンの低下は、気分の低下、無気力を引き起こすため、10月ごろ心療内科を受診しはじめる方が増えると言われているのです。
②身体的症状がある場合は、まず内科に相談する
心身の病気は、心理的な症状だけでなく、身体的な症状もともなうことが一般的です。倦怠感・食欲が湧かない・疲れやすい・吐き気などの身体的不調は、うつ病の兆候として現れる場合があります。
・初めての受診先選び
はじめての受診では、心療内科かほかの診療科、どこの病院に行ったらよいのか悩む方は多いです。うつ病の患者さまの60%はまず内科を受診しており、最初から心療内科を受診する方は6%程度といわれています。
身体症状が中心の場合は、まず内科で症状を診てもらい、内科的な異常がないかをチェックしてもらうことも1つの方法です。
・内科での検査と診断
内科での検査は、主に身体の症状に関する検査です。スクリーニングシートや血液検査をおこない、うつ病の可能性があるかどうかも判断される場合があります。
うつ病の可能性が高いと判断された場合、うつ病の治療や不眠症の治療などがそのままおこなわることもありますし、対処できない場合や精神的な要因が強いと判断した場合、ほかの心療内科や精神科を紹介されることもあります。
ただし、内科は精神疾患の専門ではありませんので、対応できる範囲に限りがあることを知っておきましょう。その場合も紹介状で治療経過を引き継いで治療をおこなうことができます。
③オンライン診療なら予約が取りやすい:24時間いつでも可能
ほかにも、「通院や待ち時間がストレス」「時間も確保できないうえに、予約が取れず困っている」などの負担を感じている方には、オンライン診療をおすすめしています。
精神疾患は治療を先延ばしにしても、自然治癒するとは限りません。むしろ、放っておくと治りづらくなり、重症化する場合があります。そのうえ、先ほど説明したように初診の予約がなかなか取りづらく、より向き合うまで時間がかかってしまうのです。
また、心療内科に通院すること自体に大きなストレスを感じたり、仕事やプライベートが忙しくて時間を確保できず、通院を中断したりする方も多くいます。
オンライン診療であれば、一定範囲内で好きな場所や時間に医師の診察を受けられます。体力がない方や、近くに適切なクリニックが見つからない方にも便利なサービスです。そして、通常の心療内科と比べ、オンライン診療は予約が取りやすいことがメリットです。
「今すぐ予約したかったが、診療時間外で予約ができない」
このような経験から、治療をあと回しにしてしまい、「大丈夫だろう」と自分で落ち着かせ、気づかないうちに症状が悪化するケースも少なくありません。クリニックによって異なりますが、基本的にオンライン診療は、ホームページや診療アプリから、受診したいときに24時間いつでも予約が可能です。
オンライン診療については、下記の記事でくわしく解説しているため、あわせてお読みください。
【関連記事】精神科・心療内科におけるオンライン診療のメリットとその効果
心療内科のオンラインクリニックとは?何が違うのかを解説
「オンライン診療って、ちゃんと診てもらえるの?」と不安に感じるかもしれません。この章では、オンライン診療とは何か・診察の流れ・診断書の発行についてくわしく紹介します。
オンラインクリニックとは
オンラインクリニックとは、スマートフォンやパソコンを使って、インターネットを通じて医師の診察を受けられる診療サービスです。自宅や会社など、場所を選ばずに受診できるため、通院や待ち時間での負担がほぼありません。
そのため、忙しい方や病院が近くにない方も、仕事や家事のスキマ時間でスムーズに治療を受けられます。具合が悪く外出が難しいときや、周りに受診がバレたくないときにも役立ちます。
オンラインクリニックの予約はWEBから24時間いつでもできる場合が多く、「心療内科の予約が取れない」とお困りの方も、早めの受診につながるでしょう。研究では、対面診療とオンライン診療の質はほぼ変わらないと報告されており、オンライン診療の質が心配な方も、ハードル低く受診が可能です。
心療内科のオンライン診療では、以下のような症状でお悩みの方も診察が可能です。
・うつ病
・睡眠障害
・適応障害
・パニック障害
・強迫性障害
・発達障害(ADHD・ASDなど)
・統合失調症
心身の不調の全般に対応しているため、「なんだか眠れない」「疲れがとれない」などの悩みでの相談も可能です。
エニキュアでも、不安やストレスでお悩みの方の治療をおこなっています。土日祝日も朝8時から夜24時まで診察しており、24時間いつでもLINEから予約が可能です。「こんな状態で受診していいのかな」とつらい気持ちを抱え込まずに、相談をご検討くださいね。
エニキュアの予約はこちらから【最短3分で予約・当日受診が可能】
診療の流れ
オンライン診療の流れを解説します。
①予約を取る
オンライン診療をおこなう医療機関を探し、公式サイトから予約をとりましょう。診察の希望日時を選び、氏名や生年月日などの基本情報を入力してください。保険証のアップロードや問診票の記入が求められるケースがある多いため、事前に準備しておくと安心です。
②事前に準備
オンライン診療をスムーズに進めるためには、事前の準備が大事です。
・使用するデバイスと通信環境の確認
スマートフォン・タブレット・パソコンのカメラとマイクが正常に動くかを確認しましょう。通信トラブルがあると診察が中断されるため、安定したインターネット接続を確保することが大切です。
・診察に必要な情報を準備
現在の症状・飲んでいる薬などをまとめておくと、医師に大事な内容を伝えられるため診察がスムーズに進みます。メモを用意すると落ち着いて相談できて、適切なアドバイスを受けられます。
・診察時の環境を整える
診察の際は、静かで落ち着いた環境を整えましょう。自宅や自室など周りに見られない場所から受診すると、ゆったりとした気持ちで診察を受けられます。
③診察
診察は、専用アプリやビデオ電話ツールなどを使用します。診察では、医師から症状や生活習慣について質問される場合が多いです。心療内科の場合、症状の経過やストレス要因などを具体的に伝えると、より適切な診断や治療方針を提案してもらえる可能性が高まります。
診察中に気になった点は、遠慮せずに質問しましょう。オンライン診療は視覚的な情報が限られるため、くわしく症状を説明することがポイントです。
④支払い
診察後は診療費の支払いがあります。クレジットカード・電子マネー・銀行振込などの決済が一般的です。初診・再診料は、保険診療であれば対面診療と変わりありません。オンライン診療手数料やシステム利用料を前もって調べると、落ち着いて手続きができます。
⑤薬の受け取り
医師の判断により薬が処方された場合、基本的には自宅へ届きますが、クリニックによっては薬局で受け取る方法もあります。
・薬局で処方薬を受け取る
医療機関が薬局に処方箋を送り、薬の準備ができたら自分で薬局へ受け取りに行く方法です。すぐに薬を受け取りたいときに役立ちます。
・薬の自宅配送
処方薬を直接自宅に配送する方法です。自宅で簡単に薬を受け取れるため、体調がすぐれないときでも治療を続けられます。エニキュアでは、最短翌日に薬が自宅へ届くため、忙しくて病院に薬を取りに行く時間がない方にぴったりです。
診断書の発行や処方にも対応している
オンライン診療では、状況に応じて診断書の発行が可能です。クリニックにより異なりますが、診断書はPDF・郵送などで即日から数日以内に受け取れる場合もあり、具合が悪いときに病院に足を運ぶ必要がありません。
エニキュアでは支払いが終わり次第、診断書をPDF形式で患者さまのLINEに最短即日にお届けします。印刷も可能のため、急に体調を崩して休職するときも、スムーズに手続きができます。早めに休職できると、患者さまの心と体を休める時間が増えて、回復への光が見えてくるはずです。
オンライン診療での診断書に関しては、以下の記事でよりくわしく解説しています。あわせてお読みください。
【関連記事】オンライン診療で診断書は発行できる?メンタルクリニックの診断書について解説
心療内科の予約を無駄にしてしまう前に!話すことを事前にメモしよう
心療内科の初診では、医師に伝えたい内容を事前にメモすると、限られた時間を有効に使えます。以下の項目を記録しておくと、診察時に役立つでしょう。
・病院を受診した理由
・いま1番困っていることはなにか
・身体の調子(頭痛・肩こりなどの痛み・だるさ・吐き気・めまい)
・メンタルの調子(不安・落ち込み・焦り・死にたいと感じるか)
・いつからストレスを感じはじめたか
・症状がどのくらい続いているのか
・どの程度の症状があるか
・現在の仕事
・生活環境
・家族の状況
・周囲の人間関係
治療に必要な情報を得るためのものなので、答えられる範囲で正直に話しましょう。うまく話そうとしなくても大丈夫です。ささいなことでも、遠慮せずにお聞かせくださいね。
心療内科の予約が取れない……よくある質問と回答
「心療内科の予約が取れなくてもう限界……」と不安に感じる方から、よく聞かれる質問にお答えします。自分に合った解決策が見つかる手助けになれば嬉しいです。
心療内科は予約なしでも行ける?
予約制の心療内科クリニックが多いですが、一部の医療機関では当日受付に対応している場合があります。事前にWEBや電話で確認すると安心です。
予約なしで受診する際は、待ち時間が長くなる可能性が高いです。オンライン診療で受診の予約をすると、早めに治療をはじめられる傾向があります。
心療内科に行ったほうがよいサインは?
ストレスが限界に達しているサインには、以下のようなものがあります。
・身体の不調:頭痛・疲労感・眠れない・食欲不振・お腹の調子が悪い
・心理的な不調:イライラ・不安・憂うつ・やる気が出ない・集中できない
・行動の変化:ミスが増える・人を避ける・お酒やタバコが増える・遅刻や欠勤が多くなる
これらは心身が発するSOS信号かもしれません。早めに気づいて休息を取ったり、医師への相談を検討したりすることが大切です。
心療内科の予約が取れないときはオンライン診療を検討しよう
心療内科の予約が取れないのは、患者さまが多い一方で、病院が少ない・1人ひとりの診察に時間がかかるなどの理由があります。しかし、混雑する時期を避けたり、オンライン診療を受診したりすると解決が可能です。メンタルの不調は日によって波があり、放っておくと症状が重くなる傾向があります。気持ちが限界を迎える前に、早めの治療が重要です。
エニキュアでは平日だけでなく、土日祝日も医師の診察を受けられます。朝8時から夜24時まで診療をおこなっており、空きがあれば当日受診が可能です。そのため、予約が取れずにお困りの方に向いています。
診療の予約は24時間いつでも受け付けています。健やかな毎日を取り戻すために、まずは公式LINEのお友だち登録からはじめてみませんか?
エニキュア公式サイトはこちら
24時間予約可能、本日受診できます
LINEで簡単予約