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孤立感・孤独感を1人で抱え込まないで。 精神科オンライン診療で相談を。
「最近、なんだか心がモヤモヤする」「誰にも相談できない」そのように感じていませんか?
孤立感や孤独感は誰しもが経験する感情ですが、1人で抱え込むと心身に大きな負担をかけてしまうことがあります。実は精神科のオンライン診療は、そのようなあなたの心の支えになるかもしれません。
もしあなたが孤独感に悩んでいるなら、1人で悩まずにまずは1歩を踏み出してみませんか?
孤立感とは
孤立感とは、単に「1人になりたい」という願望とは異なります。それは、心の奥底から感じる深い孤独感であり、さまざまな感情が伴います。
孤独感::誰かとつながりたいという欲求があるにもかかわらず、それが満たされない状態
不安感:未来への不安や、将来に対する漠然とした不安
寂しさ:誰かと一緒にいたいという気持ち
無力感:自分が周囲に必要とされていないと感じること
疎外感:集団から外れているような感覚
無価値感:自分の存在意義を見出せない
孤立感と孤独感の違い
「孤立感」と「孤独感」は、よく似た言葉ですが、少しだけ意味が違います。
孤立感とは、客観的な状態を表し周りの人とあまり関わっていない状態を指します。たとえば、「誰とも話さずに1日が終わってしまう」「友達が少ない」など。
一方、孤独感とは主観的な感情を表します。寂しいといった心の状態です。たとえば、「誰かと一緒にいたい」「誰かに話を聞いてほしい」などが挙げられます。
孤立感と孤独感の関係性として、多くの場合孤立している人は孤独を感じやすいです。 周りの人とあまり関わっていないと、寂しさを感じてしまうからです。反対に、孤独を感じている人は、孤立している可能性があります。 寂しいと感じると、自然と人との距離を置いてしまうことがあるからです。
ただし、必ずしもそうとは限りません。多くの人と関わっていても、心の奥底で孤独を感じている人もいます。逆に、1人でも寂しさを感じない人もいます。なぜ、孤独を感じてしまうのでしょうか。実際に、孤独を感じる理由は、人それぞれです。
もし、あなたが孤独を感じているなら、決して1人で抱え込まないでください。誰かに相談したり、何か新しいことを始めてみたりするなど、小さな1歩を踏み出してみましょう。
精神科・心療内科へ行くべき症状とサインが気になる方は以下チェックしてみてくださいね。
【参考記事】精神科・心療内科へ行くべき症状とサインとは?受診するべき基準を解説!
現代社会における孤立感・孤独感の増加
近年、日本社会において「孤立感」や「孤独感」を抱える人が増えているという問題が深刻化しています。この状況は、少子高齢化・核家族化・地域コミュニティの衰退、そして新型コロナウイルス感染症の世界的流行など、さまざまな社会構造の変化が複合的に影響しているでしょう。
SNSは手軽にコミュニケーションを取れる便利なツールですが、一方で、現実の人間関係とのバランスが崩れてしまうこともあります。SNS上では、理想的な自分や幸せな様子ばかりが発信されることが多く、それを見て自分だけが取り残されているように感じてしまう人がいます。SNSでのコミュニケーションは顔が見えないため、誤解が生じやすく人間関係が複雑になることもあるでしょう。
また新型コロナウイルス感染症の流行は、人々の生活を一変させました。外出自粛やリモートワークが推奨され、人との接触機会が大幅に減少しました。これにより、孤独感や孤立感が加速したという声も少なくありません。とくに高齢者や1人暮らしの人にとっては、感染への不安に加え、孤独感が大きなストレスになっているケースも考えられます。
孤立感・孤独感がもたらす影響
孤立感や孤独感は単なる心の問題にとどまらず、私たちの心身や社会全体に大きな影響を与えます。
うつ病、不安障害などの精神疾患の発症リスク増加
孤立感や孤独感は精神的なストレスとなり、脳の神経回路に変化をもたらします。
具体的には、ストレスホルモンの過剰分泌やセロトニンやドーパミンの不足、慢性的な炎症反応が挙げられます。これらの変化が積み重なることで、うつ病や不安障害などの精神疾患の発症リスクが高まるでしょう。
孤独感は、うつ病の最も強力なリスクファクターの1つです。孤独感は、不安障害の発症にも深く関わっています。
とくに、社会不安障害やパニック障害との関連性が指摘されています。そのほか、大きなストレスとなる出来事(失恋、転職など)を経験した後に孤独を感じ続けると、適応障害を発症する可能性も考えられるでしょう。
高血圧、心臓病などの生活習慣病の発症リスク増加
孤立感や孤独感は精神的な健康だけでなく、身体的な健康にも深刻な影響を与え、高血圧や心臓病などの生活習慣病の発症リスクを上昇させることがわかっています。
孤独を感じると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が慢性的に増加します。コルチゾールの過剰分泌は、血圧上昇、血糖値上昇、免疫機能低下を引き起こし、生活習慣病のリスクを高めるでしょう。
また自律神経のバランスを乱し、交感神経が優位になりやすい状態を作ります。交感神経が優位になると、心拍数や血圧が上昇し、血管が収縮するため、高血圧や動脈硬化のリスクが高まります。
社会への影響
孤立感・孤独感は個人の問題にとどまらず、社会全体に大きな影響を与えます。孤独な人が増えることで、社会全体に孤立感が広がり、新たな孤独を生み出す可能性が考えられるでしょう。
また地域コミュニティのつながりが希薄になり、互いに助け合う関係が築きにくくなります。孤独感が、犯罪に手を染める要因となるケースも報告されています。社会全体の活力が低下し、イノベーションや創造性が阻害されるでしょう。
なぜ、1人で抱え込んでしまうのか?
多くの人が悩みや問題を1人で抱え込んでしまうのは、実にさまざまな理由が複雑に絡み合っているからです。その背景には、個人の心理的な要因と社会的な要因の両方が深く関わっています。
心理的な要因
・完璧主義:何事も完璧にこなさなければという強い思いが、失敗を恐れて誰かに相談することをためらわせる場合があります。
・承認欲求:周囲から認められたいという気持ちが強く、弱みを見せることを恥ずかしいと感じてしまうことがあります。
・自己中心的思考:自分の問題を自分だけで解決しなければならないと信じ込んでしまい、他人に頼れないと考えることがあります。
・過去の経験:過去に相談した際に否定的な経験をしたことや、相談することでかえって状況が悪化した経験があると、再び相談することをためらってしまいます。
・コミュニケーションの苦手意識:自分の気持ちをうまく言葉にできず、相談すること自体が難しいと感じてしまうことがあります。
社会的な要因
・個人主義:個人主義が強調される社会では、個人の自立性が求められ、周囲に頼ることを弱さの表れだと捉える人もいます。
・多忙化:仕事や家事など、現代人はさまざまなことに追われており、自分の悩みに向き合う時間や余裕がないと感じてしまうことがあります。
・競争社会:競争が激しい社会では、常に勝ち組でなければいけないというプレッシャーを感じ、弱みをさらけ出すことを恐れることがあります。
・地域コミュニティの衰退: 近所とのつながりが薄れ、気軽に相談できる相手が身近にいないという状況も、悩みを1人で抱え込む原因の1つです。
孤立感をおぼえたときの対処法
誰しもが孤独を感じることがあります。そのようなときは1人で抱え込まず、以下の対処法を試してみましょう。
1. 自分の気持ちを認める
日記をつけてみましょう。自分の気持ちを言葉にすることで、客観的に状況を把握しやすくなります。
家族や友人、またはカウンセラーなど信頼できる人に自分の気持ちを正直に打ち明けましょう。
泣いたり叫んだりなど、感情を表現することで心が軽くなることがあります。
2.誰かに相談する
家族や友人、同僚など、信頼できる人に相談してみましょう。
心理カウンセラーや精神科医に相談することも有効です。
地域の相談窓口を利用するのも一つの方法です。
3. 助けを求めることを恐れない
誰かに頼ることは恥ずかしいことではありません。小さなことから頼ってみましょう。
助けを求めることは、弱さではなく問題を解決しようとする強さの表れです。
4. 自分にご褒美をあげる
好きな音楽を聴いたり、読書をしたり散歩に出かけたりなど、自分にご褒美をあげましょう。
趣味を見つけ、新しいことを始めることで気分転換になります。
5. 積極的に人と関わる
地域のボランティア活動やサークルなどに参加してみましょう。
SNSを通じて、同じ悩みを持つ人とつながることもできます。
興味のあるイベントに参加して、新しい人との出会いを求めてみましょう。
6. 健康的な生活を送る
健康的な食事を心がけましょう。
質の高い睡眠をとるようにしましょう。
運動は、ストレス解消に効果があります。
7. 目標を持つ
達成できそうな小さな目標を設定し、達成感を味わうことで、自信につながります。
将来の目標を持つことで、生きる希望が生まれます。
8. 感謝の気持ちを忘れない
感謝日記をつけてみましょう。1日に感謝できることを書き出すことで、心がポジティブになります。
周りの人に感謝の気持ちを伝えてみましょう。 感謝の気持ちを伝えることで、人間関係が良好になります。
感情ノートの書き方を詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
【参考記事】感情ノートの書き方を解説!ネガティブ感情の整理とストレス軽減
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まとめ
孤立感や孤独感は、決してあなただけの問題ではありません。1人で抱え込まず、まずは誰かに相談してみましょう。精神科のオンライン診療は、あなたにとって、新たな一歩を踏み出すきっかけとなるかもしれません。
もしあなたが今辛い気持ちを抱えているなら、1人で悩まずにお気軽にご相談ください。
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