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醜形恐怖症とは?特徴から診断・治し方・セルフチェックまで徹底解説
- 醜形恐怖症とは
- 醜形恐怖症の主な特徴・症状と行動パターン
- 醜形恐怖症の原因
- 醜形恐怖症セルフチェックリスト
- 醜形恐怖症の注意点
- 醜形恐怖症の治し方・治療法
- エニキュアのオンライン精神科でできること
- 醜形恐怖症に関するよくある質問
- まとめ|醜形恐怖症でお悩みの方はまずエニキュアへ相談を
「鏡を見るのがこわい……」「人に見られているような気がして外出できない」とお悩みの人は、醜形恐怖症の可能性があります。外見への過度な不安が特徴的な疾患です。
今回は、精神科専門医監修のもと、醜形恐怖症の特徴や症状・セルフチェック方法・治し方を徹底解説します。「自分がおかしいのかな?」「受診のベストタイミングは?」とお悩みの人は、ぜひご覧ください。心が軽くなる方法が見つかるでしょう。
醜形恐怖症とは
醜形恐怖症とは、自分の顔や身体に大きな欠点があると強く思い込みとらわれてしまう精神疾患です。実際にはその特徴が周りの人から見ると気にならないことでも、本人は「人とは違って異常だ」「ひどく醜い」と苦痛に感じます。
鏡を何度も見たり、人前に出るのが怖くなったりするのが特徴で、原因はさまざまです。100人中2〜3人が同じような悩みを経験しているとされています。きちんとした診断を受け治療を受けていくことが必要な病気です。
醜形恐怖症は精神疾患統計マニュアル(DSM-5)では強迫性障害の関連疾患の1つとして分類されています。1)他人と自分の見た目を比較する・くり返し外見を確認するなど、醜形恐怖症と強迫性障害は症状の共通点が多いのも特徴です。
今回は、醜形恐怖症のセルフチェックの仕方・具体的な解決策などを解説します。
強迫性障害についてくわしく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】強迫性障害の症状と治療法
醜形恐怖症は、どんな人がなりやすいのか
醜形恐怖症の平均発症年齢は16〜17歳で、思春期の身体変化や人間関係が複雑になる時期に現れやすいとされています。12〜13歳から潜在的なとらわれ感が徐々に始まり、若干女性に多く見られるのが特徴です。以下に該当する人は、醜形恐怖症になりやすいとされています。
・完璧主義の人
・周りの評価を気にする人
・過去に容姿について傷つく言葉をかけられた経験がある人
・学校でのいじめや家庭でのつらい体験をもつ人
・容姿だけを褒められて育った人
上記の要因が複雑に組み合わさって発症すると考えられており、本人だけの責任ではありません。
DSM-5に基づく醜形恐怖症の医学的診断基準
醜形恐怖症の診断は、DSM-5(アメリカの精神疾患の診断・統計マニュアル)に基づいておこなわれます。以下の症状がいくつか重なっている場合に、醜形恐怖症と診断されます。
・外見上の欠陥または欠点への強いとらわれ(実際には存在しない・ほかの人から見ると気にならない程度)
・とらわれのために同じ行動をくり返してしまう(何度も鏡を見る・化粧を直す・ほかの人と比較するなど)
・日常生活に著しい苦痛や支障をきたしている(学校や仕事に行けない・友だちとの約束を断ってしまう)
・摂食障害による体重・体型への悩みとは異なる
専門医が患者さまの状況と上記の診断基準を総合的に評価して、適切な診断・治療方針を決めます。
醜形恐怖症の主な特徴・症状と行動パターン
醜形恐怖症の主な特徴・行動パターン・どのような人が発症しやすいのかについて解説します。「もしかして自分も醜形恐怖症?」とお悩みの人は、ぜひご覧ください。自分が治療を受けるタイミングを判断できるようになるでしょう。
醜形恐怖症の主な特徴・症状
醜形恐怖症の主な特徴・症状は以下のとおりです。
・鏡を見るのがこわい
・人の目線が気になって外に出られない
・自分の体型が気になって仕方がない
具体的にどのような症状があるのか、見ていきましょう。
対鏡症状(鏡の反復確認・回避)
醜形恐怖症の代表的な症状として、鏡を何度もみて欠点を確認する行動や、逆に鏡を徹底的に避ける行動があります。「少しでもよくみえないか」という希望と「やっぱり醜い」と絶望をくりかえすため、洗面所や電車の窓に映る自分の姿を1日に何十回も確認してしまうのです。
一方で、鏡を見るたびに落ち込んでしまい、家の鏡にタオルをかけて見えないようにしたり、鏡のある場所を避けて歩いたりする人もいます。どちらの行動も、自分の外見への不安から生まれる反応です。
他人が自分を見ている・周囲に笑われていると感じる
醜形恐怖症の人は「きっと陰で笑われている」「みんな自分の顔のことを話しているに違いない」と感じてしまう場合があります。実際には、他人はほとんど気にしていませんが、職場での同僚のひそひそ話・街ですれ違う人の表情などの情報から、本人は「みんなが自分の欠点に注目している」と確信してしまうのです。
そのため、人ごみを避けたり、帽子やマスクで顔を隠したり、外出が怖くなったりします。SNSでも「自分の写真にネガティブなコメントがあるのでは」と投稿を避けるという、社会的なあらゆる場面で回避行動が見られます。
周りに見られていると感じる強い恐怖や不安は社会不安症と共通する症状でもあり、醜形恐怖症と併発するケースも少なくありません。人前での不安や緊張についてくわしく知りたい人は、こちらをご覧ください。
【関連記事】人前で話すのが怖い病気は不安障害?原因・治療法を解説
また、周りに見られているという被注察感は統合失調症の症状としても知られています。他の症状と合わせて判断しながら診断を行っていきます。
筋肉に対する醜形恐怖症(筋肉醜形恐怖)
「自分の体はまだまだ細すぎる」「もっと筋肉をつけないと恥ずかしい」という思いから、1日に何時間もトレーニングに費やしたり、鏡で体をチェックし続けたりする症状です。SNSの筋トレインフルエンサーと比べて自分はダメだと落ち込んでしまい、プロテインだけでは足りずに筋肉増強剤に手を出すケースもあります。
家族や友人が「もう十分筋肉がついているよ」と言っても信じられず、「まだまだ足りない」と感じてしまうのです。仕事や学業よりもトレーニングを優先してしまい、生活の中心がすべて筋肉になってしまう場合もあります。
醜形恐怖症でよく見られる行動パターン
醜形恐怖症の人は、外見への不安をやわらげようと以下のような行動をとる場合があります。
・朝の支度に時間をかけて、髪型やメイクを完璧にしようとする
・写真を撮られるのを嫌がる
・帽子やマスクで気になる部分を隠して外出する
・美容院で「もっと短く」「もっと薄く」と過度な要求をする
・友人との食事や飲み会を断る
上記の行動が増えて、人との付き合いや外出が難しくなるケースがあるのです。
醜形恐怖症の原因
醜形恐怖症の原因は1つではなく、さまざま要素が絡み合っています。思春期の外見への不安・いじめや容姿に関する心ない言葉・いじめなどの心理的要因がきっかけになる場合もあります。
完璧主義や自己評価の低さ・遺伝的要因・脳内のセロトニン(心の安定に関わる物質)のバランス異常なども関係します。SNSやテレビで理想的な美しさを目にする機会が多く、外見へのプレッシャーが強まっているのも大きな要因の1つです。
また、醜形恐怖症は以下のような精神疾患と併発するケースも珍しくありません。
・うつ病
・不安障害
・強迫性障害
・摂食障害
体重や体型を気にしすぎる場合は摂食障害と併発する場合があり、適切な診断と治療のためには医師による総合的な評価が重要です。
醜形恐怖症セルフチェックリスト
「もしかして自分も醜形恐怖症?」と感じている人に向けて、日常生活でのチェックポイントをまとめました。以下の項目に当てはまるものがあるか確認してみてください。
□顔や体型など、特定の部位に強いコンプレックスがある
□鏡を見るたびに気分が落ち込んだり、逆に鏡を避けてしまう
□他人の視線や何気ない言葉に過敏に反応してしまう
□外見のことで楽しい予定をキャンセルする場合がある
□帽子やマスクなど、体の1部を隠すアイテムが手放せない
□他人が自分の外見をどう思っているか常に気になる
□美容整形・美容治療を何度も受けたくなる
□外見への不安で仕事や勉強に集中できない
上記の項目に多く当てはまる場合でも、自分で判断せずに専門家に相談するのがおすすめです。セルフチェックは目安であり、正確な診断は専門医がおこないます。病院に行くべき基準を以下で紹介するので、ご参考にしてください。
病院に行くべき基準・受診のタイミング
以下の症状が多く当てはまる場合は、専門医への相談の検討がおすすめです。
・外見への不安で仕事や学校に行けない日がある
・人との約束をキャンセルする日が増えた
・鏡を見る時間が1日に1時間以上になっている
・家族や友人から心配される
・美容整形を受けても満足できない
専門家に相談すると、自分の悩みが病気によるものなのか適切に判断してもらえます。また、効果的な治療法を提案してもらえるため、1人で悩まずに済むのです。心のモヤモヤの原因がはっきりして、軽やかな気持ちで毎日を過ごせるようになるでしょう。
エニキュアでも醜形恐怖症の症状でお悩みの人の相談を受けつけています。オンライン診療のため、自宅から人目を気にせず専門医に相談できますよ。
醜形恐怖症の注意点
醜形恐怖症について知っておくとよい、大切なポイントを紹介します。正しい知識を身につけると、自分にぴったりの治療法を見つけられるでしょう。
自覚症状がない
醜形恐怖症の特徴として、本人が病気だと気づかないことが挙げられます。「自分は病気じゃない、ただ見た目にこだわっているだけ」と、普通の美意識と感じてしまうのです。家族や友人が専門医への相談を提案しても「見た目を気にするのって、当たり前でしょ?」と受け入れられないケースもあります。
自分の見た目が気になるのは当たり前と思い込んでしまうため、治療の必要性を感じにくいのです。自覚症状の乏しさが、適切な治療を受けるタイミングを遅らせる原因となっています。
美容施術では改善しにくい
醜形恐怖症は精神疾患のため、美容整形や美容施術だけでは根本的な解決につながりません。たとえ気になっていた部分を治療しても「まだ完璧じゃない」「今度はここが気になる」と、新たな不安が生まれてしまう場合が多いのです。施術を繰り返して、美容治療への依存が強くなるリスクもあります。
見た目を変えるよりも、自分の外見への過度な不安に向き合うのが大切です。精神科・心療内科などの専門医による治療を受けると、外見への不安から解放される道筋が見えてくるでしょう。
醜形恐怖症の治し方・治療法
醜形恐怖症は適切な治療を受けると改善が期待できる疾患です。主な治療法として認曝露反応妨害・薬物療法があります。以下で具体的に解説します。
曝露反応妨害
不安を引き起こす状況(曝露)に意図的に身を置き、不安を打ち消すための強迫行為(反応)をあえて行わない(妨害)曝露反応妨害は、醜形恐怖症の治療で効果が期待できる方法です。具体的には、鏡を見る回数を段階的に減らしたり、「みんなが自分を見ている」との考えを一緒に見直したりします。鏡を見るのがこわくて避けてしまう行動を、今日は1秒だけ、明日は2秒というように、患者さまのペースに合わせて少しずつ慣らしていく治療法です。
実際に17歳の人の例では、約3か月間の治療で改善が見られました。「人に会いたくない」「自分の顔が変だ」と部屋に閉じこもっていた人が、治療後に「ほかの人の顔を見るくらいまで顔を上げればこわくない」「卒業アルバムを見たら自分で思っていたほど変ではなかった」と語り、心が軽くなったと報告されています。
薬物療法
醜形恐怖症の治療では、以下の抗うつ薬が用いられる場合があります。
・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬):気分を安定させる物質セロトニンの再取り込み阻害を防ぎ、濃度を高める
・クロミプラミン
抗うつ薬は、脳内の心の安定に関わる物質のバランスを整え、外見への不安や気になって仕方がない思いをやわらげる働きがあります。依存性はなく、長期間の服用が可能とされているのが特徴です。副作用で吐き気・眠気を感じる場合もあります。
醜形恐怖症や強迫性障害の症状にも効果を発揮しますが、薬だけで再発を防ぐのは難しいとも言われています。薬物療法は、曝露反応妨害を組み合わせると、より回復が期待できます。
オンライン診療も適応
「人に会うのが怖い」「外出がつらい」と思う人は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。自宅から専門医に相談できるため、人目を気にせずリラックスした状態で治療を受けられます。「画面越しで本当にちゃんと診てもらえるの?」と心配になると思いますが、病院での診断とほぼ同じ結果が得られると研究で確認されています。
薬も自宅に届くため、わざわざ病院まで行く必要がありません。仕事の休憩時間や学校が休みの日など、患者さまの都合に合わせてスキマ時間で受診が可能です。エニキュアでもオンライン診療を受け付けています。
エニキュアのオンライン精神科でできること
醜形恐怖症の治療を受けようか悩む人にとって、エニキュアは向いています。理由は以下の3つです。
・当日予約・夜間対応
・診療から薬の受け取りまでオンラインで完結
・仕事や家事の合間も受診できる
なぜ醜形恐怖症の人にエニキュアがおすすめなのか、くわしくお伝えします。
当日予約・夜間対応
エニキュアのオンライン精神科は当日予約ができ、朝8時から夜24時まで診察が可能です。空きがあれば、当日に受診もできます。そのため、忙しい人・日中の外出が難しい人も早めに治療を開始できるのが魅力的です。早めに治療を受けられると、症状が悪化するのを防げるでしょう。
「突然つらくなった」「できるだけ早く相談したい」と感じたときにすぐ予約できるのが、エニキュアならではの魅力です。
診察から薬の受け取りまでオンラインで完結
エニキュアなら診察から薬の処方・配送まですべてオンラインで完結するため、外出する必要が一切ありません。処方された薬は、外から見て中身がわからない梱包で自宅まで直接お届けします。「人に見られているようでこわい」と感じる人も、リラックスして治療を続けられるのがメリットです。
薬を飲んでからも副作用・体調の変化で気になる際は、次回のオンライン診療ですぐに相談できます。そのため、無理なく自分のペースで治療を続けられるでしょう。外出の負担やストレスを感じずに必要な治療をしっかりと受けられるエニキュアは、醜形恐怖症の症状で悩む人に適しています。
仕事や家事の合間も受診できる
エニキュアのオンライン診療なら、通勤時間・移動時間が一切ありません。そのため、昼休みの短い時間・家事の合間・テレワーク中のスキマ時間など、患者さまの都合に合わせて診察を受けられます。「外見が気になって人に会いたくないけれど、仕事や家事はやらなきゃいけない」という人にもぴったりです。
外出の準備や身だしなみを整える負担がなく、安心して医師に相談できます。スマートフォンやパソコンがあれば、症状に振り回されずに、自分らしいペースで治療を続けられるのも魅力です。醜形恐怖症の症状でお悩みの人は1人で抱え込まずに、エニキュアにご相談ください。
醜形恐怖症に関するよくある質問
「醜形恐怖症って何歳ごろに発生するの?」「自分の症状はどこからが病気?」などの疑問がでてくると思います。よくある質問と答えをまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
どこからが醜形恐怖症ですか?
醜形恐怖症とは、周りの人にはほとんど気にならない外見の特徴を「醜い」「ひどい欠陥がある」と強く思い込んでしまう状態のことです。わずかなニキビ跡・少し曲がった鼻・目の大きさなどを「みんなが見て笑っている」と感じてしまいます。
大切なのは、思い込みによって日常生活に支障がでているかです。外見が気になり仕事や学校・友人との約束をキャンセルする状況が続く場合は、専門医に相談を検討しましょう。
醜形恐怖症は、何歳ぐらいで発症しますか?
醜形恐怖症は、平均的に16〜17歳ごろに症状が現れるといわれています。約3分の2の人が18歳以前に発症するのが特徴的です。突然症状が現れるわけではなく、12〜13歳から「なんとなく自分の見た目が気になる」と潜在的な悩みが始まり、徐々に深刻化するケースが多く見られます。
醜形恐怖症は何人に1人くらいですか?
醜形恐怖症は約100人に2〜3人が経験する疾患です。通常青年期に発症し、女性に若干多くみられます。鏡で自分の姿を何度も確認したり、過度に身だしなみを整えたり、他人と自分を比べてしまったり、特定の行動を繰り返しおこなうのが特徴です。
まとめ|醜形恐怖症でお悩みの方はまずエニキュアへ相談を
醜形恐怖症は、外見への過度な不安により日常生活に支障をきたしてしまう病気ですが、適切な治療を受けると改善が期待できます。認知療法・薬物療法などの治療法で症状が改善した事例もあります。今回ご紹介したセルフチェックで多く当てはまる人は、専門家に相談を検討するとよいでしょう。
「人に会うのがこわい……」「外出するのがつらい」と感じているなら、オンライン診療を利用するのも1つの方法です。自宅からパジャマ姿で受診できて、薬の受け取りも可能です。そのため、人目を気にせずにリラックスして治療を続けられます。
エニキュアのオンライン診療では、朝8時から夜24時まで診察をおこなっています。土日祝日も同様に診察ができ、WEB・LINEから簡単に当日予約が可能です。1人で抱え込まずに、まずは公式LINEのお友だち登録からはじめてみませんか?
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