トリヘキシフェニジル(アーテン・セドリーナ)の効果と副作用【精神科・心療内科】
- トリヘキシフェニジルはどんな薬?作用機序
- トリヘキシフェニジルの効果は何?どんなときに使われる?
- トリヘキシフェニジルの先発品|アーテン・セドリーナとのちがいは?
- トリヘキシフェニジルはオンライン診療で処方される?
- トリヘキシフェニジルの重大な副作用
- トリヘキシフェニジルで報告されている副作用
- トリヘキシフェニジルの飲み方
- 心身の不調はオンライン診療で相談できる
- トリヘキシフェニジルでよくある質問
- まとめ|トリヘキシフェニジルは症状のつらさを和らげる効果が期待できる
トリヘキシフェニジル(アーテン・セドリーナ)は、パーキンソン症状や、薬の副作用として起こる手のふるえ・身体のこわばりなどを和らげる目的で使われることがあります。
一方で、「どのくらい効果があるの?」「副作用が心配」と不安に感じる人も少なくありません。
今回は、トリヘキシフェニジルの効果や副作用・正しい使い方についてお伝えします。薬への不安を少しでも減らし、納得して治療に向き合えるようお手伝いできれば嬉しいです。
トリヘキシフェニジルはどんな薬?作用機序
トリヘキシフェニジルは、神経の興奮を伝える物質である、アセチルコリンの働きを抑える薬です。
パーキンソン症候群や抗精神病薬の影響があると、動きを調整するドパミンの働きが弱まり、代わりにアセチルコリンの働きが相対的に強くなることがあります。その結果、以下のような症状が現れることがあります。
・手のふるえ
・筋肉のこわばり
・動作のぎこちなさ
トリヘキシフェニジルは、過剰になった神経の働きを整えることで、身体の動かしにくさや不快な運動症状を和らげる効果が期待できる薬です。
トリヘキシフェニジルの効果は何?どんなときに使われる?
トリヘキシフェニジルは、以下のような状態に対して使用されることがあります。
・特発性パーキンソニズム
・その他のパーキンソニズム(脳炎後、動脈硬化性など)
・抗精神病薬の使用によって起こるパーキンソニズム・ジスキネジア(遅発性を除く)・アカシジア
精神科では、トリヘキシフェニジルが抗精神病薬の副作用として起こる運動症状を和らげる目的で、処方されることがあります。代表的な症状は、以下のとおりです。
・薬剤性アカシジア:じっとしていられない、落ち着かない感じ
・ジスキネジアやジストニア:首・目・口などが勝手に動く、強くこわばる症状
トリヘキシフェニジルは、こうした運動症状を和らげる目的で処方されることがあります。
トリヘキシフェニジルの先発品|アーテン・セドリーナとのちがいは?
トリヘキシフェニジルの先発品は、アーテンやセドリーナです。現在は、複数の製薬会社からジェネリック医薬品も販売されています。
先発品とジェネリックの有効成分は同じトリヘキシフェニジル塩酸塩で、効果も同等とされたものです。ジェネリック医薬品は先発品に比べて価格が安いため、薬代の負担を軽減できる可能性があります。
トリヘキシフェニジルはオンライン診療で処方される?
トリヘキシフェニジルも、医師が適応と判断した場合、オンライン診療で相談や処方を受けられることがあります。
オンライン診療では、自宅や職場などからスマートフォンやパソコンを使って医師に相談できるため、通院の負担や待合室での待ち時間によるストレスを軽減できるでしょう。
エニキュアでは、医師が適応と判断した場合に、トリヘキシフェニジルの相談や処方に対応しています。薬は最短翌日に自宅に届くことがあるため、仕事や家事の合間に無理なく治療を続けられます。ご自身に合った方法で、心身の回復を目指してみてくださいね。
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トリヘキシフェニジルの重大な副作用
トリヘキシフェニジルでは、頻度ははっきりしていませんが、まれに以下のような重大な副作用が報告されています。
・悪性症候群:発熱・筋肉の強いこわばり・脈が早くなるなど
・精神錯乱・幻覚・せん妄:考えがまとまらなくなる・現実ではないものが見える
・閉塞隅角緑内障:急な目の痛み・頭痛・吐き気など
これらの症状がみられたときは、早めに医師に相談してください。また、目の病気(特に閉塞隅角緑内障)の持病がある人はこの薬を服用できない場合があるため、必ず事前に医師に伝えてください。
トリヘキシフェニジルで報告されている副作用
トリヘキシフェニジルの服用中に、以下のような副作用が報告されています。
【精神神経系】
・興奮しやすくなる、神経過敏になる
・気分が高ぶる
・見当識障害:時間や場所がわからなくなる
・眠気
・運動失調:ふらつき、動きがぎこちない
・めまい
・頭痛
・倦怠感:だるさ
【消化器】
・吐き気、嘔吐
・食欲不振
・口渇:口のかわき
・便秘
【泌尿器】
・排尿困難:尿が出にくい
・尿閉:尿が出なくなる
【過敏症】
・発疹
【循環器】
・心悸亢進:動悸がする、心臓がドキドキする
【眼】
・調節障害:ピントが合いにくい
・散瞳:瞳孔が開き、まぶしく感じる
これらの症状が気になるときは、無理をせず、処方している医師に相談してみましょう。
トリヘキシフェニジルの飲み方
トリヘキシフェニジルは、適切な飲み方を知ることで症状のつらさを和らげ、日常生活を楽にすることを目指せる薬です。ここからは、トリヘキシフェニジルの用量や用法、効果の現れ方についてみていきましょう。
トリヘキシフェニジルの用法・用量
トリヘキシフェニジルの飲み方は、症状や使われる目的によって異なります。
【抗精神病薬の副作用による症状の場合】
抗精神病薬などの影響で起こるパーキンソン症状やアカシジアに対しては、通常、成人で1日2〜10mgを3〜4回にわけて服用します。
【その他のパーキンソニズムの場合】
パーキンソン症候群などに対して使用する場合は、少量から徐々に増やしていく方法が取られることが一般的です。
・1日目:1mg
・2日目:2mg
・以降、1日ごとに2mgずつ増量
・1日6〜10mgを維持量として、3〜4回にわけて服用
どちらも、用量は年齢や症状に応じて医師が調整します。必ず医師の指示に従って服用してください。
トリヘキシフェニジルの効果の現れ方
トリヘキシフェニジルは、8mgを1回内服した場合、およそ1.2時間後に血液中の濃度がもっとも高くなることが確認されています。
体内に入った薬は、約17.6時間で半分の量に減っていくため、比較的ゆるやかに作用が続くことが特徴です。
ただし、症状の種類や強さ・併用している抗精神病薬によって、効果の現れ方や感じ方には個人差があります。医師の指示を守りながら服用することが大切です。
トリヘキシフェニジルを使ってはいけない人【禁忌】
トリヘキシフェニジルには、服用してはいけないケースがあります。以下に当てはまる人は、必ず医師へ伝えてください。
・閉塞隅角緑内障のある人
・トリヘキシフェニジルにアレルギーのある人
・重症筋無力症のある人
トリヘキシフェニジルには抗コリン作用があり、目のなかの圧(眼圧)を上げてしまうことがあります。そのため、閉塞隅角緑内障がある人は、症状を悪化させるおそれがあります。
また、これまでにトリヘキシフェニジルを服用して、発疹・かゆみ・息苦しさなどのアレルギー症状が出たことがある人は使用できません。
重症筋無力症は、筋肉の力が入りにくくなる病気です。トリヘキシフェニジルの抗コリン作用により、筋力低下などの症状が悪化する恐れがあるため、使用は避けられます。
心身の不調はオンライン診療で相談できる
「トリヘキシフェニジルを飲み続けていて不安」「副作用が気になる」そのようなときは、オンライン診療で医師に相談するのも1つの方法です。
オンライン診療なら、自宅や職場からスマートフォンやパソコンで医師の診察を受けられます。通院や待ち時間の負担がなく、体調がすぐれないときも無理せず相談が可能です。
エニキュアでは、平日・土日祝日を問わず、朝8:00〜夜24:00まで診察をおこなっています。医師が適応と判断した場合、トリヘキシフェニジルの相談や処方に対応しています。
薬は最短翌日に自宅へ届くこともあるため、忙しい日常のなかでも治療を続けやすいことが特長です。ご自身に合った方法で、ゆったりと心身の回復を目指してみてくださいね。
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トリヘキシフェニジルでよくある質問
「一緒に飲んではいけない薬はある?」「妊娠中や授乳中も使える?」など、トリヘキシフェニジルでよく寄せられる質問にお答えします。疑問が解消されることで、つらい症状からの解放につながるでしょう。
トリヘキシフェニジルと飲み合わせの悪い薬はありますか?
トリヘキシフェニジルを以下のような薬と併用する場合、副作用が強く出たり、効果が増強されたりする場合があります。
・抗コリン作用をもつ薬(フェノチアジン系薬剤・三環系抗うつ剤など)
・中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤・三環系抗うつ剤・モノアミン酸化酵素阻害剤など)
・ほかの抗パーキンソン病薬(レボドパ・アマンタジンなど)
ほかの薬を服用している場合は、必ず医師や薬剤師に伝えてください。
妊娠中・授乳中に使えますか?
妊娠中、または妊娠している可能性がある場合は、使用しないことが望ましいとされています。授乳中の場合は治療によるメリットと母乳育児のメリットを比較したうえで、授乳を続けるか、中止するかを医師が検討します。
妊娠中・授乳中は自己判断で服用を続けたり中止したりせず、必ず医師に相談することが大切です。
まとめ|トリヘキシフェニジルは症状のつらさを和らげる効果が期待できる
トリヘキシフェニジルは、パーキンソン症状や抗精神病薬の副作用による手のふるえ・こわばり・落ち着かなさなどを和らげる目的で使われます。作用や効果・副作用・正しい飲み方を理解しておくことで、不安を低減しながら治療に向き合いやすくなります。
一方で、副作用や一緒に飲む薬・持病によっては気をつける必要があるため、気になることは遠慮なく医師にご相談ください。
通院が負担に感じる場合や、相談したいときは、オンライン診療で受診するのも1つの方法です。ご自身に合った形で、無理のない治療を目指してみてください。
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