苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)の効果と副作用【精神科・心療内科】
- 苓桂朮甘湯の効能・効果は?
- 苓桂朮甘湯の成分と作用
- 苓桂朮甘湯が向いている人|自律神経との関係
- 苓桂朮甘湯はオンライン診療で処方される?
- 苓桂朮甘湯の副作用と対処法
- 苓桂朮甘湯の飲み方|どのくらいで効果が出る?
- 苓桂朮甘湯で気をつけること
- 苓桂朮甘湯と五苓散のちがい
- 心身の不調はオンライン診療で受診できる
- 苓桂朮甘湯でよくある質問
- まとめ|苓桂朮甘湯を正しく使って快適な日常を
「不安になると動悸が強くなる」「ふらつきやめまいと一緒に気分も落ち着かない」といった症状で、精神科や心療内科を受診する人は少なくありません。
心身が同時にゆらぐ状態に対して、医師が選択肢の1つとして考える漢方薬が苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)です。
苓桂朮甘湯は、体内の水分バランスの乱れを整えながら、めまいやふらつき・動悸などの身体症状を和らげることで、不安感や緊張感の軽減にもつながる可能性があります。
今回は、苓桂朮甘湯について、効果や副作用・基本的な飲み方をお伝えします。
苓桂朮甘湯の効能・効果は?
苓桂朮甘湯は、日本の漢方診療でめまい・ふらつき・立ちくらみなどに用いられる薬です。漢方医学的には、水滞・水毒や気逆が関与するめまいに用いられる処方として説明されます。
精神科や心療内科では、以下のような症状に用いられることがあります。
・神経質・ノイローゼ(神経症)
・めまい
・立ちくらみ
・動悸
・息切れ
・不安感
・緊張からくる胸のつかえ
頭が重くふらつきを伴うめまいにも、効果が期待される薬です。
また、ストレスや精神的な緊張からくる不安感や胸のつかえ感の改善にも役立つとされており、心身両面からのアプローチが期待できます。
苓桂朮甘湯の成分と作用
苓桂朮甘湯は、以下の生薬が含まれます。
・茯苓(ぶくりょう)
・桂皮(けいひ)
・白朮(びゃくじゅつ)・または蒼朮(そうじゅつ)
・甘草(かんぞう)
苓桂朮甘湯が向いている人|自律神経との関係
以下のような特徴がある場合、苓桂朮甘湯が検討されることがあります。
・動悸や息苦しさがあり、不安と連動して症状が強くなる
・立ち上がるとめまい・ふらつきが出やすい
・頭が重い、ふわふわする感覚が続く
・むくみやすく、身体が冷えやすい
・疲れやすく、体力があまり強くない
これらは、自律神経の調整の乱れや体液バランスの変化が関係している可能性があり、苓桂朮甘湯が処方されることがあります。
苓桂朮甘湯はオンライン診療で処方される?
苓桂朮甘湯は、オンライン診療でも処方されることがあります。診察では、医師が症状や体質を確認し、漢方が適しているかを判断します。
通院の時間が取りにくい人や、体調がすぐれず外出が負担になる人でも、スマートフォンやパソコンから自宅で受診できる点が特長です。
エニキュアでは、医師が必要と判断した場合に、苓桂朮甘湯を含めた漢方治療の処方に対応しています。薬は最短翌日に自宅に配送されるため、薬局へ行く手間が減り、無理なく治療を続けられます。ご自身に合った方法を選び、心身の回復を目指してくださいね。
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苓桂朮甘湯の副作用と対処法
苓桂朮甘湯を服用する際に、副作用について心配になるのは自然なことです。納得して薬を服用できるよう、気をつけたい副作用と対処法について見ていきましょう。
苓桂朮甘湯の重大な副作用
苓桂朮甘湯では、まれに以下のような重大な副作用が報告されています。
【偽アルドステロン症(頻度不明)】
・むくみ
・血圧上昇
・体重増加
【ミオパチー(頻度不明)】
・脱力感
・手足のけいれんや麻痺
これらの症状が現れた場合は、自己判断で続けず、必ず医師に伝えてください。
苓桂朮甘湯のほかの副作用
苓桂朮甘湯では、まれに以下のような副作用がみられることがあります。
【過敏症】
・発疹
・皮膚の赤み(発赤)・かゆみなどの過敏症状
服用中にこれらの症状が現れた場合は、自己判断で続けず、受診しましょう。
苓桂朮甘湯の飲み方|どのくらいで効果が出る?
苓桂朮甘湯を正しく服用するために、適切な飲み方や効果が現れるまでの期間について知っておくことが大切です。ここからは、苓桂朮甘湯の用法・用量と効果の現れ方について、お伝えします。
苓桂朮甘湯の用量・用法
苓桂朮甘湯の基本的な服用方法は、以下のとおりです。
・通常、成人では1日7.5グラムを、2~3回にわけて服用
・食前または食間(食後2時間ほど)に飲む
年齢や体重・症状の程度に応じて、医師の判断で量を調整することがあります。
苓桂朮甘湯の効果の現れ方
漢方薬は、身体の状態を徐々に整えていくことを目的とした薬です。そのため、服用してすぐに症状が改善するわけではありません。一般的には、2週間から1か月ほど毎日続けて服用することで、体調の変化を感じられることがあります。服用中に不安や疑問があれば、医師に伝えてください。
苓桂朮甘湯で気をつけること
苓桂朮甘湯を服用するにあたって、ご自身の体質や服用中の薬との相性が気になるのは当然のことです。ここからは、苓桂朮甘湯を使ってはいけない人や、注意が必要な飲み合わせについて、一緒に確認していきましょう。
苓桂朮甘湯の使用に注意が必要な人
苓桂朮甘湯では、以下のような人は慎重に使用を検討しましょう。
【妊娠中、または妊娠の可能性がある人】
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用されます。
【授乳中の人】
治療上の有益性や母乳栄養への影響を考慮して、継続か中止かが検討されます。
【小児】
小児を対象とした十分な臨床試験データがありません。そのため、使用は医師により慎重に判断されます。
【高齢者】
身体の機能が低下していることがあり、症状に応じて調整がおこなわれます。
服用できるかどうかは体質や症状によって異なるため、自己判断で使用せず、医師に伝えることが大切です。
苓桂朮甘湯と併用注意の薬
苓桂朮甘湯には甘草(かんぞう)が含まれているため、同じく甘草やグリチルリチン酸を含む薬と併用すると、副作用が強く現れることがあります。
以下の薬を使用している場合は、服用前に医師へ伝えてください。
【併用に注意が必要な薬の例】
・芍薬甘草湯
・補中益気湯
・抑肝散
・グリチルリチン酸を含むほかの薬
これらの薬と苓桂朮甘湯を併用すると、次のような副作用が起こることがあります。
【偽アルドステロン症】
・むくみ
・血圧上昇
・体重増加
【ミオパチー(筋肉の障害)】
・脱力感
・手足のけいれんや麻痺
すでに服用している薬や市販薬・サプリメントがある場合は、自己判断で併用せず、必ず医師に伝えましょう。
苓桂朮甘湯と五苓散のちがい
苓桂朮甘湯と五苓散(ごれいさん)は、いずれも体内の水分のバランスを整える目的で用いられる漢方薬で、めまいや頭痛などの症状に処方されることがあります。
【苓桂朮甘湯】
水分代謝を整え、めまいやふらつき、立ちくらみの改善が期待できる漢方薬です。ストレスやに伴う動悸やのぼせ、不安感がみられる場合にも用いられます。
【五苓散】
水分バランスの乱れによる、むくみ・頭痛・吐き気などに使われることがあります。二日酔いや、気圧変化に伴う頭痛に用いられることもある漢方薬です。
心身の不調はオンライン診療で受診できる
「めまいや動悸が続いている」「不安感やふらつきがあるけれど、通院する時間がない」そんなときは、スマートフォンやパソコンで受診できるオンライン診療も選択肢の1つです。
エニキュアは精神科・心療内科に特化したオンライン診療で、不安感や気分の落ち込みに伴う身体症状についても治療を検討できます。苓桂朮甘湯のような漢方薬が適しているかどうかも、症状や体質を確認しながら判断されます。エニキュアの特長は、以下のとおりです。
スキマ時間で受診しやすい
エニキュアでは、朝8:00〜夜24:00まで土日祝日も診療をおこなっています。忙しい日常のなかでも、生活リズムに合わせて無理なく予約や受診が可能です。
リラックスできる環境で受診できる
自宅や自室など落ち着ける場所から受診できるため、めまいや動悸・不安感といった症状も伝えやすいことが特長です。医師が必要と判断した場合には、苓桂朮甘湯の使用や体質に合わせた治療を受けられます。
処方薬は最短翌日に自宅で受け取れることも
処方された薬は最短翌日に自宅へ配送されるため、薬局へ行く負担を減らしながら治療を続けられます。
体調の変化を1人で抱え込まず、ご自身に合った方法を選び、受診を検討してみてくださいね。
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苓桂朮甘湯でよくある質問
苓桂朮甘湯について「自分に合うのか?」「めまいに効くのか?」といった疑問をおもちの人もいらっしゃると思います。ここからは、患者さまからよく寄せられる質問にお答えします。
苓桂朮甘湯が合わない人はいますか?
以下のような場合は、苓桂朮甘湯でなく別の治療が選択されることがあります。
・体力が充実している
・口の渇きやほてりなど、熱のこもりが目立つ
症状や体質に合っているかどうかは自己判断が難しいため、医師の指示に従いながら服用を検討しましょう。
苓桂朮甘湯はふわふわしためまいに効きますか?
苓桂朮甘湯は、身体がふわふわする感覚や立ち上がったときのふらつきなど、バランスの乱れに関連しためまいに用いられることがある漢方薬です。
ただし、激しいめまいや急に症状が悪化したときは、ほかの病気が隠れている可能性もあるため、医療機関を受診してください。
苓桂朮甘湯は飲み続けても大丈夫ですか?
苓桂朮甘湯は医師の指示のもと、継続して服用されることもある薬です。ただし、長く服用する場合でも、体調の変化や副作用の有無を確認することが大切です。
むくみや血圧の変化・手足のけいれん・力が抜けた感じなどがみられたときは、早めに医師へ伝えてください。
まとめ|苓桂朮甘湯を正しく使って快適な日常を
苓桂朮甘湯は、めまいや動悸・ふらつきなどの症状に用いられる漢方薬で、体内の水分バランスを整えながら症状の改善を目指します。
効果の現れ方や副作用には個人差があるため、体質に合わせて医師の指示に従いながら服用を検討しましょう。気になることがあれば、遠慮なく医師に伝えてください。
通院が難しい人は、エニキュアのオンライン診療で受診する方法もあります。無理のない方法を選び、健やかな日常を目指してみてくださいね。
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