リスペリドン(リスパダール)の効果と副作用は?やばいといわれる理由も【精神科・心療内科】

監修者紹介
佐藤 恒一
総合病院門前薬局、精神科クリニック門前薬局にて勤務。調剤業務・服薬指導を経験後、薬局チェーン本部のDI(医薬情報)部門に所属し、医薬品情報提供や安全性対応に従事。
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佐藤 恒一
総合病院門前薬局、精神科クリニック門前薬局にて勤務。調剤業務・服薬指導を経験後、薬局チェーン本部のDI(医薬情報)部門に所属し、医薬品情報提供や安全性対応に従事。
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リスペリドン(リスパダール)は、統合失調症や小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性などの治療に用いられる薬です。

効果が期待できる一方で、副作用や使い方について不安を感じる人も少なくありません。不安を解消するには、薬について正しく理解することが大切です。

今回は、リスペリドンの効果や副作用・やばいといわれる理由についてもお伝えします。正しく理解することで、落ち着いた気持ちで治療に向き合えるようになるでしょう。


リスペリドンの効果や特徴

リスペリドンの効果や特徴

「リスペリドンってどんな薬なの?」「ジェネリックはある?」といった疑問をお持ちかもしれません。安心して治療に取り組めるよう、ここからはリスペリドンの効果や特徴についてみていきましょう。


リスペリドンはどんな薬?

リスペリドンは、非定型抗精神病薬に分類される薬です。1996年に日本で販売され、現在も精神科・心療内科で広く使用されています。従来の抗精神病薬と比べて、手足のふるえや筋肉のこわばりなどの副作用が起こりにくいとされています。

リスペリドンの特徴は、ドパミンだけでなくセロトニンにも作用する点です。ドパミンの働きを抑えつつ、セロトニンにも作用することで、必要以上にドパミンを抑えすぎないように調整されています。


リスペリドンの主な効果

リスペリドンは、統合失調症の治療薬として承認されています。ドパミンの過剰な働きを抑えることで、以下のような陽性症状の改善が期待できます。

・幻聴:実際には存在しない声が聞こえる
・妄想:誰かに監視されている、被害を受けていると感じる
・思考のまとまりにくさ:考えが飛びやすく、話がまとまらない

加えて、意欲の低下や感情の乏しさといった陰性症状、認知機能への効果が期待される点も特徴です。副次的に鎮静的な作用があり、以下のような効果も期待されます。

・興奮や衝動性を抑える
・気持ちを落ち着かせる

リスペリドンは症状の改善を目指しながら、日常生活の安定をサポートする薬です。


リスペリドンのジェネリックはある?

リスペリドンは、先発品リスパダールのほか、ジェネリック医薬品も発売されています。ジェネリックと先発品では、成分や効果は同等とされており、薬剤費を抑えたい場合に選択されることもあります。

エニキュアオンライン診療では、医師が適応と判断した場合に、リスペリドンの相談・継続処方に対応が可能です。通院の時間が取れずにお困りの人は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】精神科オンライン診療で薬の処方を受ける方法|メリットと注意点も解説


リスペリドンの副作用と対処法

リスペリドンの副作用と対処法

リスペリドンを服用するうえで、眠気や重い副作用について気になる人もいると思います。ここからは、リスペリドンでみられる副作用や対処法について、お伝えします。


リスペリドンと眠気や不眠

リスペリドンは、副作用として眠気や不眠がみられることがある薬です。リスペリドンは中枢神経抑制作用があり、眠気の原因と考えられています。

一方で、不眠がみられる場合は、リスペリドン自体の副作用として不眠症や不安が現れていることや、症状の不安や薬の個人差が関係していることがあります。

眠気がつらい場合や眠れない状態が続く場合は、医師に相談してください。医師は薬を飲む時間を調整したり、量の見直しをしたりすることがあります。


リスペリドンと錐体外路症状

リスペリドンでは、用量を増やす過程で錐体外路症状が現れることがあります。錐体外路症状とは、身体の動きを調整する神経の働きが乱れることで起こる副作用です。

錐体外路症状では、以下のような代表的な症状があります。

・そわそわして落ち着かない
・じっとしていられない
・筋肉が強く緊張する
・首がつっぱる
・手足のふるえや筋肉のこわばり

これらの症状がみられた場合、医師が以下のような対応をすることがあります。

・補助的な薬(抗パーキンソン薬など)を一緒に使う
・リスペリドンの量を減らす
・ほかの抗精神病薬へ変更する

気になる変化があるときは自己判断せず、早めに医師に相談しましょう。


リスペリドンの重大な副作用

リスペリドンは、まれに重い副作用が現れることがあるため、注意が必要です。具体的には、以下のような症状が報告されています。

・悪性症候群:高熱、汗が大量に出る
・遅発性ジスキネジア:口をもぐもぐさせる、舌を出し入れするなど口や体が勝手に動く
・麻痺性イレウス:お腹の張り、吐き気、嘔吐
・肝機能障害・黄疸:皮膚や白目が黄色くなる

このほかにも早急な対処が必要な副作用があるため、異変を感じたらすぐに、医師や医療機関へ連絡してください。


リスペリドンがやばいといわれる理由は?

リスペリドンがやばいといわれる理由は?

リスペリドンが、やばいといわれることがある背景には、以下の理由が考えられます。

・副作用の種類が比較的多い
・精神に作用する薬であること自体への不安
・効果の実感に個人差がある

リスペリドンでは、まれに悪性症候群や遅発性ジスキネジアなど注意が必要な副作用が出ることがあります。そのため「強い薬なのでは?」と不安に感じるかもしれません。

効果の実感には個人差があるため、十分な効果を感じられなかったり、副作用が先に目立ったりすると、「この薬は合わない」と感じる人もいます。

一方で、リスペリドンは多くの患者さまの症状改善を目的に開発され、現在も標準的に用いられています。やばいといった言葉にとらわれず、効果とリスクの正しい理解が必要です。


リスペリドンの飲み方

リスペリドンの飲み方

リスペリドンの効果を引き出すには、正しい飲み方や用量を理解することがポイントです。ここからは、具体的な剤形や用法についてみていきましょう。


リスペリドンの剤形と特徴(錠剤・液体)

リスペリドンは剤形が豊富な薬で、症状や飲みやすさに合わせて選択できることが特徴です。主な剤形は、以下のとおりです。

・錠剤
・OD錠(口の中で溶ける錠剤)
・内用液
・細粒
・持続性注射剤

飲み込みが苦手な人でも、使いやすい選択肢が用意されています。どの剤形が適しているかは、症状や生活状況に応じて医師が判断します。


リスペリドンの用量・用法

統合失調症におけるリスペリドンの用量・用法は、以下のとおりです。

・開始用量:1回1mgを1日2回(1日量として2mg)
・維持量:1日2〜6mg
・用法:1日2回
・最大用量:1日12mg

効果が安定するまでには時間がかかる場合があり、少しずつ量を調整しながら使用することが大切です。年齢や症状、副作用の出方には個人差があるため、医師の指示どおりに服用しましょう。


つらい症状はオンライン診療でも相談できる

つらい症状はオンライン診療でも相談できる

「通院がしんどい」「時間が取れない」そのようなときは、オンライン診療が役立つかもしれません。自宅から医師に相談できるため、移動や待ち時間のストレスが少なく、体調が優れないときも治療を続けられます。早めに相談することは、心身の回復の第1歩です。

エニキュアでは当日診察にも対応しており、平日・土日祝日を含めて朝8:00〜夜24:00まで受診が可能です。医師がリスペリドンの使用が適切と判断した場合には、オンラインでの相談や継続処方にも対応しています。処方された薬は、最短翌日に自宅へ届きます。

予約は24時間いつでもLINEから可能です。ご自身に合った方法を、お選びください。

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リスペリドンでよくある質問

リスペリドンでよくある質問

「リスペリドンに依存性はある?」「将来認知症になるの?」など、治療を続けるなかで不安や疑問が浮かぶのは、自然なことです。ここからは、多くの人が気になるポイントについて、お伝えします。


リスペリドンは依存性がありますか?

リスペリドンには、依存性はないとされています。ただし、自己判断で急に服用をやめると、症状が悪化したり、以下のような症状が起こったりする可能性があります。

・不眠
・吐き気
・そわそわ感
・不安感

服用を中止する場合は、必ず医師と相談しながら、少しずつ減らしましょう。


リスペリドンは認知症になりますか?

リスペリドンを服用したからといって、認知症になるわけではありません。日本では認知症そのものへの適応はなく、認知症に伴う強い興奮や幻覚などの行動・心理症状に対して、医師の判断のもと慎重に使われることがあります。

一方で、高齢の認知症患者では健康状態に影響を及ぼすリスクの増加が報告されているため、必要性を十分に検討したうえで用いられます。心配なことがあれば、医師に相談してください。


まとめ|リスペリドンは多くの患者さまを支える薬

リスペリドンは多くの患者さまを支える薬

リスペリドンは、統合失調症の治療に用いられる薬で、「誰かに見られている気がする」「実際にない声が聞こえる」といった幻覚や妄想・興奮などの症状の改善が期待できます。

一方で、眠気や不眠などの副作用がみられることもあるため、気になることは遠慮せず医師に相談することが大切です。

通院が負担に感じる場合は、エニキュアで受診すると、自宅からスムーズに医師に相談できます。ご自身に合った方法を選び、健やかな毎日を目指しましょう。

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