精神科の主な治療法3種類を解説|受診の目安・治療の流れ・オンライン診療についても

監修者紹介
反町佳穂子
都立病院精神科、精神科病院、心療内科クリニック、企業産業医、大学校医などで精神科医師として従事
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オンライン精神科・心療内科

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「精神科ではどんな治療をするのだろう」「薬だけに頼ることになるのかな」と不安に感じるのは、自然なことです。

精神疾患は、心身にさまざまな症状が現れるだけでなく、人間関係や社会生活に影響を与えることもあります。つらい状態をそのままにすると回復が遅れたり、症状が重くなったりするかもしれません。そのため、早めに精神科で治療を受けることが大切です。

今回は、精神科でおこなわれる治療法の具体的な内容・受診のタイミング・治療の流れなどについて紹介します。自分や家族の心身の健康を守るための、一助となれば嬉しいです。


精神科の治療法はどのようなものがある?

精神科の治療法はどのようなものがある?

精神科では、患者さまの症状や生活スタイルに合わせて、適した治療法を組み合わせながら治療を進めます。ここでは、代表的な治療法を紹介します。


精神療法

精神療法とは、医師との対話を通じて精神的な悩みや問題と向き合う治療法です。診察のなかで、自分では気づきにくい考え方やものごとの捉え方を医師と一緒に整理することで、心身の負担を少しずつ軽くしていきます。

薬に頼らず、心理的なアプローチで改善を目指せるため、「できるだけ薬を使いたくない」という人にも取り入れやすい治療法です。薬物療法と組み合わせることで、より効果的な回復が期待でき、再発の予防にもつながるとされています。


薬物療法

薬物療法は、精神疾患の治療において中心となる治療法の1つです。脳内の神経伝達物質の働きを調整することで、気分の落ち込みや強い不安などの症状の軽減が期待されます。

精神科では症状や診断名に合わせて、さまざまな種類の薬が使用されます。主な薬の例は、以下のとおりです。


・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
うつ病・全般性不安障害・強迫性障害・PTSDなど


・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)
うつ病・全般性不安障害など


・抗精神病薬
主に統合失調症・双極性障害などの治療に用いられる


・抗不安薬
パニック障害・社会不安障害・強迫性障害・全般性不安障害などの不安症状の軽減に使われる


・気分安定薬
主に双極性障害の治療に用いられる


・ADHD治療薬
注意欠如・多動症(ADHD)の症状改善に用いられる


治療は医師の管理のもとでおこなわれ、薬の効果や副作用を確認しながら、種類や用量を調整します。症状が改善したあとも再発を防ぐ目的で、一定期間服薬を続ける維持療法が大切とされています。


環境調整

環境調整とは、自分を取り巻く環境を見直すことで、外的なストレスを減らす方法です。ストレスの原因が明確な場合に、効果が期待できます。

具体的な方法は、以下のとおりです。


・仕事の負担調整

・休職

・業務内容の見直し

・家族間での役割分担の調整


ただし、ストレスをため込みやすい傾向が強い場合や、環境を変えても同じ状況を繰り返してしまう場合は、環境調整だけでは十分でないこともあります。精神療法や薬物療法と組み合わせながら、医師と一緒に対策を考えていきましょう。

これらの治療は、クリニックによってオンライン診療でも対応しています。くわしく知りたい人は、以下の記事もあわせてご覧ください。

【関連記事】はじめての精神科でもオンライン診療を受診できる?メリットと注意点について解説


精神科の主な治療法




精神科の治療法で病気は治るの?

精神科の治療法で病気は治るの?

精神疾患が治るとは症状が完全になくなるだけでなく、日常生活のなかでの困りごとが軽減し、自分らしく過ごせる状態と考えられています。

一度回復しても再び同じ症状があらわれる可能性はありますが、治療を通してストレスへの対処法を身につけたり、再発予防につなげたりすることが可能です。適切なサポートを受けながら、自分に合った回復の形を見つけてみてくださいね。


精神科を受診する目安

精神科を受診する目安

心身の不調が続いているとき、「このくらいなら大丈夫」と我慢してしまう人も多いのではないでしょうか。しかし症状が長く続くと、仕事や普段の生活がつらくなることもあります。以下のような状態が続く場合は、早めに精神科の受診を検討しましょう。


気分の低下やだるさが続く

以下の症状が続いている場合は精神疾患が隠れていることもあるため、受診を検討するタイミングです。


・何をしても楽しめない

・やる気が出ない

・朝起きることがつらい

・休んでも疲れがとれない

・涙もろくなった

・集中できない


気分の落ち込みやだるさをそのままにすると、回復までに時間がかかる傾向があります。早めに精神科を受診し、医師による治療を受けることが、症状悪化の予防につながります。


食欲の変化(食べられない・食べすぎる)

食欲がわかない状態が続いたり体重が急に減ったりしている場合は、精神疾患を含めて評価が必要な状態のため、早めに受診を検討しましょう。

たとえばうつ病では、脳内で食欲を調整する働きの変化によって、食べたい気持ちが起きにくくなることがあります。反対に、ストレスやホルモンバランスの影響によって食欲が増し、食べすぎてしまうケースもあります。

食欲の変化が続くときは、心身の疲れが関係している可能性もあるため、早めに精神科で相談しましょう。適切な診断と治療を受けて、心身のバランスを取り戻してみてくださいね。


眠れない日が続く

以下のような睡眠の問題が続くときは、早めに受診を検討しましょう。


・寝つきが悪い

・夜中に何度も目が覚める

・朝早く目が覚める


睡眠不足が続くと、仕事や家事に集中しにくくなったり、イライラしやすくなったりすることがあります。うつ病や適応障害などの病気につながることもあるので、注意が必要です。

精神科では医師が不眠の原因を確認し、生活習慣の見直しや、必要に応じた薬物療法をおこないます。早めに治療をはじめることで、心身の回復にぐっと近づくでしょう。

自分の状態が受診すべきか迷う人は、以下の症状チェッカーを活用するのも1つの方法です。無料で簡単に心身の状態をチェックできます。

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精神科を受診したほうがよいサイン




精神科オンライン診療における治療方法

精神科オンライン診療における治療方法

精神科のオンライン診療では、スマートフォンやパソコンを使って、自宅から受診できます。対面診療では医療機関へ足を運ぶ必要がありますが、オンライン診療であれば移動の負担なく診療を受けられます。

薬が処方された場合は基本的に自宅で受け取れるため、通院の負担を軽減できる点も特長です。仕事や育児などで忙しい人でも予定に合わせて受診しやすく、「クリニックが遠い」「待ち時間が気になる」といった場合でも、無理なく治療を続けられるでしょう。


心身の疲れを1人で抱え込まずにエニキュアへ相談を

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「最近気分が落ち込む」「なにもする気がわかない」「メンタルが疲れた」そんなときは、エニキュアに相談してみませんか?

エニキュアなら体調が優れず外出が難しいときも、自宅で横になりながら医師の診察を受けられます。ここからは、エニキュアオンライン診療サービスでできることを紹介します。


24時間いつでも予約可能

エニキュアは、24時間いつでもLINEから予約ができ、朝8:00〜夜24:00まで診療を受けられます。自分のペースで受診のタイミングを選べるため、仕事や家事で忙しいなかでも、無理なく治療を続けられるでしょう。


当日受診に対応

空きがあれば、希望の時間にすぐ予約・受診が可能です。エニキュアには300人以上の医師が在籍しており、それぞれのプロフィールを確認しながら自分に合った医師を選べるため、はじめての人でもリラックスして相談できます。


薬は自宅ポストに直接お届け

診察後に処方された薬は、最短で翌日に自宅のポストに届くため、薬局に行く手間がかかりません。体調が優れず外出が難しいときでも、自宅にいながら治療を続けられます。

ご自身に合った方法を選んで、無理なく心身の回復を目指してみてくださいね。

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エニキュアでできること




精神科の治療法についてよくある質問

精神科の治療法についてよくある質問

「精神科ではどのようなことをするの?」「治るまでどのくらいかかる?」と不安に感じるかもしれません。

ここからは、治療の流れや期間など、精神科の治療についてよくある質問にお答えします。少しでもリラックスして受診できるよう、ご参考にしてください。


精神科での治療の流れを教えてください

初診ではまず、医師が現在の症状や生活状況についてくわしく話を聞きます。そのあと、必要に応じて診断をおこない、1人ひとりの状態に合った治療計画を考えるでしょう。

治療がはじまったら、定期的に通院しながら医師が患者さまの症状の変化を確認します。症状が安定してきたら、通院の間隔を少しずつ延ばしていきます。


精神疾患が治るまでの期間はどのくらいですか?

治療にかかる期間は、人それぞれ症状の程度や病気の種類によって異なります。数か月で少しずつ改善する人もいれば、じっくり時間をかけて回復していく人もいます。大切なのは、焦らず自分のペースで進めることです。医師と一緒に相談しながら、少しずつ心身の状態を整えてみてくださいね。


うつ病の治療はどのようにおこなわれますか?

うつ病の治療は、主に休養・薬物療法・精神療法の3つを組み合わせておこなわれます。まず心身の負担を軽減し、必要な休養や生活の調整をおこなうことが回復の土台となります。

薬物療法は、抗うつ薬などを用いて脳内の神経伝達物質の働きを調整する療法です。精神療法では、医師との対話を通じてものごとに対する考え方・捉え方を、もう少し楽なほうに整えていきます。3つをバランスよく組み合わせることで、より効果的な回復が期待できます。


まとめ|精神科の治療法を知り早めの回復を目指そう

まとめ|精神科の治療法を知り早めの回復を目指そう

精神科の治療には、医師との対話でメンタルを整える精神療法・薬で症状を和らげる薬物療法・生活環境を見直す環境調整などがあります。これらを組み合わせることで、無理なく回復を目指せるでしょう。

気分の落ち込み・食欲不振・眠れない日が続くときは、遠慮せず医師にご相談ください。忙しくて病院に行けない人や、近くにクリニックがない人は、エニキュアのオンライン診療という選択肢もあります。ご自身に合った方法で、回復への1歩を踏み出してみませんか?

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