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メンタルクリニック受診の基準とは?目安になる症状・タイミングについて解説
- メンタルクリニック受診の基準となる5つの症状
- メンタルクリニックを受診するか迷ったときのセルフチェック
- メンタルクリニック初診時に知っておきたいポイント
- まとめ:メンタル不調を感じたら早めにメンタルクリニックへ
メンタルの不調は、誰にでも起こり得るものです。しかし、メンタル不調を感じながらも「いつメンタルクリニックを受診すべきかわからない」という方は多いでしょう。この記事では、以下の内容を解説します。
● メンタルクリニック受診の基準となる症状
● セルフチェックについて
● メンタルクリニック初診時に知っておきたいポイント
自分自身や大切な人のメンタルを守るためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
メンタルクリニック受診の基準となる5つの症状
メンタルの不調はさまざまなところに影響をおよぼします。メンタルクリニック受診の基準となる5つの症状をご紹介します。
● 心がきつくなる
● 体がきつくなる
● 食欲がない・食べ過ぎる
● 眠れない・夜中に何度も目が覚める
● 日常生活に支障をきたす
それぞれみていきましょう。
心がしんどくきつくなる
メンタルクリニックを受診する大きな目安の1つは、精神的な症状がつづいていることです。目安として2週間のあいだ、以下のような状態がつづいている場合は、メンタルクリニック受診をおすすめします。
● 気持ちが沈んでいる
● 不安やイライラを感じる
● 好きなことに対しても興味や喜びを感じない
● 悪い方向に考えてしまう
● やる気がでない
● 人目が気になる
● 周りの人のささいな言葉に落ち込む
● 自分に自信を持てない
● 「人に迷惑をかけているのではないか」と思い込む
● 死について考える
このような症状を長期間そのままにしておくと、うつ病などの精神疾患になるリスクが高まってしまうため、早めにクリニック受診をしましょう。
体がきつくしんどくなる
メンタルの不調は、体にもさまざまな症状として現れます。具体的には、以下のような症状が出る場合が多いです。
● 以前よりも疲れやすくなる
● 頭痛や腹痛を感じる
● 動悸や息切れ、めまいがする
● 体が重い
● 肩がこる
● 吐き気がする
ストレスが加わると、自律神経系や内分泌系、免疫系のバランスが崩れ、身体的な症状を引き起こす場合があります。自らの体に異変を感じて内科や脳外科を受診しても「異常なし」と診断された場合、精神疾患の可能性があるため注意が必要です。
食欲がない・食べすぎる
食欲の変化はメンタル不調を示すサインです。ストレスによる食欲の増減には、自律神経の働きが影響しています。急激なストレスによって自律神経が乱れると、ストレスホルモンの「コルチゾール」が分泌され、交感神経の働きが活発になり、食欲が失われるのです。
逆に、ストレスがいったん落ち着いて安心すると、脳神経に快感をもたらすホルモン「ドーパミン」が分泌されて、食欲が増進すると考えられています。ストレスから食欲がなくなったり、逆に食べ過ぎてしまったりと、今までの食生活と比較して明らかに違いを感じた場合、メンタルクリニックを受診しましょう。
眠れない・夜中に何度も目が覚める
眠れない、夜中に何度も目が覚めるなどの症状がつづく場合、メンタルクリニックを受診する目安となります。不眠の原因として考えられるのは、ストレスや精神疾患、または薬の副作用などです。とくにうつ病と不眠症の併存率は高く、うつ病の患者さまの77〜90%が何らかの不眠症状を訴えているとされ、以下の3タイプに分類されます。
● 入眠障害(なかなか寝付けない)
● 中途覚醒(途中で起きてしまう)
● 早朝覚醒(朝早く起きてしまう)
眠れない状態を放置していると不眠恐怖症になる可能性もあるので、注意しましょう。
【関連記事】睡眠障害の適切な診療科目と受診するタイミング
日常生活に支障をきたす
仕事や学校、家庭生活など、日常生活において支障をきたしている場合は、メンタルクリニックを受診するべきサインです。以下のような症状が出た場合、メンタル不調の影響が日常生活にも出ている可能性があります
● 遅刻・早退・欠勤が増える
● 今までになかったミスが増える
● 仕事の効率が落ちる
● 生活動作が遅くなった
● 周囲との関わりを避ける
● 人間関係のトラブルを起こす
● 飲酒量が増えた
上記の症状が出る場合、周りの方から見ても「いつもと様子が違う」と思われているかもしれないので、早めのクリニック受診をおすすめします。
メンタルクリニックを受診するか迷ったときのセルフチェック
メンタルクリニックを受診するべきかどうか迷うときは、セルフチェックが役に立ちます。セルフチェックは「眠れない」「焦りやイライラを感じる」「集中できない」など、自分に当てはまる症状をチェックすると、どの精神疾患に該当する可能性があるかがわかるツールです。
エニキュアの「症状チェッカー」でも、セルフチェックができます。メンタルクリニックを受診するかどうか迷っている方は、ぜひ一度ご利用ください。
症状チェッカー
メンタルクリニック初診時に知っておきたいポイント
初めてメンタルクリニックを受診する方へ向けて、受診時のポイントを4つ紹介します。
● 初診は事前予約が必要である
● 医師に伝える内容をまとめておく
● 費用を確認しておく
詳しくみていきましょう。
初診は事前予約が必要である
メンタルクリニックを受診する際、多くの場合は事前に予約が必要です。対面診療でもオンライン診療でも事前予約は必要ですが、オンライン診療のほうが自宅で隙間時間に受けられるので便利でしょう。
また、対面診療のメンタルクリニックは予約待ちの場合が多く、クリニックによっては1か月以上先まで予約が入っている場合もあります。メンタルクリニックを早めに受診するなら、オンライン診療をおすすめします。
医師に伝えることをまとめておく
初診時には、現在抱えている症状や悩みをできるだけ詳しく医師に伝えましょう。メンタルクリニックの初診で聞かれることが多い質問は以下のとおりです。
● 現在困っていること
● 受診しようと思った経緯
● どのような症状が出ているか
● いつから症状が出ているか
● どのようなときに症状が出るか
● 症状の原因と思われる出来事はあったか
このほか、生育歴や今後の治療方針について聞かれる場合もあります。メンタルクリニックの初診では、緊張してなかなか自分のことを話せない患者さまも多いです。対策として、事前にノートなどに必要情報をまとめておくのをおすすめします。事前に
回答を用意しておけば、心にゆとりを持った状態で医師と会話できるでしょう。
費用を確認しておく
メンタルクリニックの費用は、初診時であれば2,500〜5,000円、再診時はもう少し安く下がるのが通常です。料金に幅があるのは、血液検査や心電図といった身体検査や心理検査を行う場合があるからです。また、診断書や薬の有無によっても費用は変わります。しかし、実際の費用は治療内容やクリニックによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。心療内科の費用については、以下の記事もご参照ください。
【関連記事】心療内科の料金は高い?治療費が高いと感じる場合の対処法も解説
まとめ:メンタル不調を感じたら早めにメンタルクリニックへ
メンタルクリニック受診の基準は、気分や体に諸症状が出たときです。具体的には、気分の落ち込みや不安、イライラといった精神症状や、頭痛や腹痛、疲れやすさなどの身体症状が挙げられます。また、食欲や睡眠、日常生活に支障をきたす場合もメンタルクリニック受診をおすすめします。
うつ病や適応障害などの精神疾患は、身体疾患と同じく早期発見・治療が必要です。対面診療では予約待ちのクリニックが数多くある一方で、オンライン診療は困ったときにすぐ受診できるのがメリットです。精神的な不調を感じている方は、ぜひオンライン診療サービス「エニキュア」をご利用ください。
エニキュア公式
参考文献)
参考:内閣省ホームページーオンライン診療のメリット・デメリット
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