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気分が落ち込むのはうつ病や適応障害かも?症状や何科を受診したらよいか解説
- 気分が落ち込むってどんな状態?
- 気分が落ち込む以外にみられる身体の不調
- セルフケアなどの対処法
- 心療内科・精神科以外の可能性について
- オンライン診療で精神科の医師に相談できる
- まとめ 1人で抱え込まず専門家に相談を
気分の落ち込みや意欲の低下が続く、そんな経験をしたことはありませんか?単なる一時的な気分の変動ではなく、うつ病や適応障害の可能性があるかもしれません。
これらの精神疾患は適切な診断と治療が重要です。本記事では、うつ病や適応障害の主な症状、両者の違い、そして受診すべき診療科について詳しく解説します。自分や大切な人の心の健康を守るために、ぜひ参考にしてください。
気分が落ち込むってどんな状態?
仕事や育児などでストレスがかかったり嫌なことがあったりすると、気分が落ち込みますよね。これ自体は、ごく生理的な現象です。
しかし、気分が落ち込んだ状態が一定期間以上続いている場合や、普段の生活に支障をきたしている場合は、精神疾患にかかっている可能性があります。
考えられる疾患
気分が落ち込むことで考えられる疾患には、以下が挙げられます。
うつ病
気分の落ち込みで考えられる代表的な病気は、うつ病です。うつ病とは、気分の落ち込みが主な症状としてみられます。また、今まで楽しいと思えていたことに興味を示さなくなったり、やる気がなくなり無気力になってしまったりと生活に大きな支障をきたす精神疾患です。
うつ病は稀な病気ではなく、誰もがかかる可能性があります。「自分は大丈夫」という思い込みは捨て、気分が落ち込んでいる自分のこころの状態にしっかり向き合うことが大切です。
適応障害
うつ病ともうひとつ、気分の落ち込みでよくみられるのが、適応障害です。適応障害とは、ある特定のストレスがかかることで抑うつ気分や不安感が強く出現し、生活に支障をきたす疾患です。精神面の症状だけでなく、過食や食欲低下、めまいや動機、不眠などの身体的な症状も出現します。
うつ病と異なるのは、ストレスの原因がはっきりしており、それが取り除かれたら症状が回復する点です。ただ、ストレスに感じる出来事は人それぞれ。本人は辛くても、周囲からは「甘えているだけだ」と思われたり、性格の問題だと考えてしまったりして、自分では気づかないことがあります。ストレスが強い状態が続くと、うつ病に罹患したり他の精神疾患を併発したりするリスクがあるため、適切に対応することが必要です。
双極性障害
気分が落ち込む、というとどうしてもうつ病や適応障害が取り上げられがちですが、忘れてはいけないのが双極性障害です。双極性障害は気分の落ち込み、気分の高揚が繰り返す病気です。なぜ双極性障害を忘れてはならないかというと、治療方法が全く異なるためです。双極性障害に対しリスクを把握していない状態で安易に抗うつ薬を使用すると躁転という激しい躁状態をきたす可能性があり、場合によっては深刻な状態に陥る可能性があるため注意する必要があります。
身体疾患・薬による抑うつ
もう一つ忘れてはならないのが体の病気や薬による抑うつ状態です。脳の病気、甲状腺の病気、貧血などから抑うつ状態をきたすことがあり、まずは体の病気を考えることが大切です。また、薬により抑うつ状態をきたすこともあります。薬については医師がコントロールをしていますので、自己判断で増量・中断することはせず医師の指示に従い服用しましょう。
チェックリスト
メンタルクリニックや心療内科などに行く前に、チェックリストを用いてうつ病であるかどうかのセルフチェックができます。
1. 暗く悲しい気分が1日中続く
2. これまで好きだったことが楽しめない、興味がわかない
3. 食欲がなくて体重が減ってきた、または、食べすぎる
4. 毎日眠れない、または寝過ぎてしまう
5. イライラして、怒りっぽい。あせる
6. 疲れやすくて、元気がない。何もやる気がしない
7. 自分が役に立たない人間だと感じる
8. 集中力がなくなって、物事を決断できない
9. 将来に希望がもてず、死んでしまいたいと思う
上記の項目のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いた場合は、うつ病の可能性があると考えられています。気分の落ち込みが気になる方はこのチェックリストを確認して、心の状態に向き合
う機会にすると良いですね。
気分が落ち込む以外にみられる身体の不調
気分の落ち込みの他にも、身体的な不調がみられることがあります。
例えば、
・寝つきが悪い
・食欲がない
・大好きだったものに興味がわかない
・頭がはたらかない
・頭痛
・吐き気
・腹痛
・動機 など
これらの症状がみられた場合は、何らかの精神疾患にかかっている疑いがあります。気分の落ち込みを感じたら、食欲や睡眠など日々の生活を見直して、異変に早く気づきましょう。
オンラインで精神科や心療内科の受診ができるサービス「エニキュア」なら、スマホと通信環境さえあれば、どこからでも精神科医に相談ができて便利です。受診するかどうか悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
セルフケアなどの対処法
精神疾患を発症しないためには、気分の落ち込みをはじめとした心身の不調に早めに気づき、対処することが重要です。ここでは、日頃からできるセルフケアなどの対処法について解説します。
規則正しい生活
規則正しい生活を送ることは、心身の健康に非常に重要です。気分が落ちていると朝起きるのが辛いかもしれませんが、なるべく早寝早起きを心がけ、1日3食しっかり食事を摂りましょう。
休養
過度なストレスは、心の不調をさらに悪化させてしまいます。積極的に休養を取り入れ、心を休めましょう。趣味に没頭する、好きな音楽をきく、アロマでリラックスするなど、心と身体が心
地よくなれるものが良いですね。
信頼できる人に相談
漠然とした不安やモヤモヤ感を言語化することで、考えが整理されて心が軽くなるため、誰かに相談することはとても大切です。心身ともに安心できるような信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
まずは精神科で相談を
気分の落ち込みが続いたり身体面に不調がでていたりする場合は、まずはメンタルクリニックに相談に行くことを推奨します。うつ病や適応障害などの精神疾患に該当しない、他の病気が潜んでいる可能性が考えられます。
心療内科・精神科以外の可能性について
気分の落ち込みというと、うつ病や適応障害などの精神疾患を連想しますよね。しかし、気分の落ち込みには精神疾患以外の重大な病気が隠れているリスクがあります。以下では、精神疾患以外に考えられる疾患や、病院に行くときは何科を受診すべきか解説します。
神経系や脳、内分泌系などの病気かも
気分の落ち込みを症状とした疾患には、以下のものが挙げられます。
・パーキンソン病
・脳腫瘍
・甲状腺機能低下症
・PMS など
パーキンソン病や脳腫瘍は、脳内の神経伝達や脳の障害により気分の落ち込みや抑うつなどの症状がみられることがあります。甲状腺機能低下症やPMSにおいては、ホルモンバランスの悪化がネガティブな思考に陥るうつ症状を引き起こすのです。
これらのように、気分の落ち込みは精神疾患ではない他の疾患が原因であるリスクがあるため、適切に対応することが肝心だと言えます。
一番つらい症状に合わせた診療科を受診する
気分の落ち込みには、精神疾患だけでなく他の重大な疾患が原因であることがわかりました。また、精神疾患に限らずどの疾患においても、気分の落ち込み以外に他の症状が併発することがよくあります。病院を受診するのに何科に行けばよいか迷ったときは、自分が一番辛いと感じる症状に合った診療科を受診しましょう。
たとえば、腹痛が辛いと感じるなら消化器、頭痛が辛いなら脳神経内科・外科、生理痛が辛いなら婦人科といったように、症状に合わせて診療科を選ぶと良いです。かかりつけのクリニック(内科や婦人科)でもよい症状に合わせた診療科を選ぶ以外にも、かかりつけのクリニックで診てもらうのも有効な手段でしょう。
普段から診てもらっている医師や看護師なら、安心して受診できますね。また、診察をしてもらった上で専門の診療科へ受診した方がいいのか、様子見でいいのかといった助言をもらえます。判断に迷ったら、まずはかかりつけのクリニックを受診することをおすすめします。
オンライン診療で精神科の医師に相談できる
気分の落ち込みに苦しんでいても、精神科への来院に抵抗を感じる方はたくさんいらっしゃいます。そんな時におすすめなのが、オンライン診療です。精神科や心療内科への来院に抵抗を感じる方にとって、オンライン診療は理想的な解決策となるでしょう。
オンライン診療を受けるメリット
オンライン診療を受ける主なメリットは、以下の4点です。
・待ち時間を大幅にカットできる
・知り合いにばったり会う心配がない
・スマホやパソコンがあれば受診できる
・自宅でリラックスした状態で医師と話せる
精神科のクリニックは待ち時間が長かったり、知り合いに会わないか不安になったりと、受診が億劫になることも。一方でオンライン診療なら、これらのストレスを感じず医師に相談できるので、気軽に利用することができます。
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エニキュアは、精神科のオンライン診療を提供しているサービスです。医師の診察から薬の処方・受け取りまで、スマートフォンひとつで完結するため快適に受診することができます。
24時間予約を受け付けている上に当日予約も可能なので、仕事や学校で忙しい方でも無理なく利用できるでしょう。また、保険適用を使った場合とほとんど変わらない料金で受診でき、お財布にも優しいですよ。「受診するほどではない」と放っておかず、気になることがあればエニキュアで気軽に相談してくださいね。
まとめ 1人で抱え込まず専門家に相談を
嫌なことがあって気分が落ち込むのは、人間の生理的な反応です。しかし、激しい気分の落ち込みや長期にわたって症状が続く場合は、精神疾患を発症しているリスクがあり、注意が必要です。症状が悪化するまで放置せず、早めに気づいて対処することが大切だと言えます。
気になる症状があれば1人で抱え込まず、まずは専門家に相談しましょう。
【参考記事】
・気分が落ち込んだり、不安を感じたら
・なんかだるい 宇都宮市保健所 保健予防課 保健対策グループ なんか疲れるやる気でない