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境界性障害 診断症状チェッカー

あなたの気になる症状から該当する心の病気を調べます
監修者
徳山祥音
医師
日本医師資格
日本精神神経学会専門医・指導医
熊本大学医学部医学科卒業。 熊本大学病院神経精神科、熊本医療センター精神科などの勤務を経て平成30年より上通りメンタルクリニック院長。 精神科専門医、精神保健指定医。 うつ病、不眠症、不安症、発達障害などを中心に治療経験

これまでの生活で繰り返しみられた傾向について回答

1.大切な人に見放されるのではないかと強く不安になり、つなぎ止めるために必死になることがある
2.親しい人への見方が、強い信頼から大きな失望へ急に変わるなど、関係が不安定になることがある
3.自分がどんな人なのか、何を大切にしたいのかが大きく揺れ、自分のイメージが定まりにくいことがある
4.買い物、食事、飲酒、運転などで、後から自分を傷つけかねない衝動的な行動を繰り返すことがある
5.自分を傷つけたり、命を絶ちたい気持ちを言葉や行動で表したりしたことがある
6.気分が数時間から一日ほどの間に大きく揺れ、気持ちを整えることが難しいことがある
7.心の中が空っぽに感じられる状態が、繰り返し続くことがある
8.怒りがとても強くなったり、怒りを抑えることが難しくなったりすることがある
9.強いストレスを受けた時、周囲の人が自分を害そうとしているように感じることがある
10.強いストレスを受けた時、自分や周囲が現実ではないように感じたり、記憶が途切れたりすることがある
境界性障害とはどんな症状?
境界性パーソナリティ障害は、人間関係や感情が激しく揺らぎ、不安定な状態が続く傾向があります。見捨てられる不安から相手に強く依存したり、逆に激しく拒絶したりと、対人関係が混乱しがちです。しかし、これは「心の痛み」を外部にぶつけることで自分を保とうとする葛藤の表れでもあります。適切な治療や支援、時間をかけた学びの中で、自己理解を深め、安定した心の居場所を築くことは可能です。
境界性障害になりやすい人の共通点は?
境界性パーソナリティー障害(BPD)とは、感情が激しく変わったり、人間関係において不安定さが見られるなどの特徴を持つ精神的な障害です。この障害になりやすい人にはいくつかの共通点があります。以下では、その共通点について詳しく説明します。

幼少期の環境

境界性障害を発症しやすい人の多くは、幼少期に特定の家庭環境を経験しています。例えば、虐待を受けた経験がある場合や、過保護や過干渉な親に育てられた場合です。こうした環境では、親の影響が強すぎて、子どもが自立する力を育てることが難しくなります。また、親との離別や家庭内の不安定さも影響することがあります。しかし、これらの環境にいたすべての人が境界性障害を発症するわけではなく、他の要因との組み合わせで発症することが多いです。

遺伝的要因

遺伝的な要素も境界性障害の発症に影響を及ぼします。家族に同じ障害を持つ人がいる場合、その影響を受けやすくなります。特に、両親のどちらかが境界性障害であると、子どもが同じ障害を持つリスクが高まると言われています。これは、家族内でのストレスへの対処能力や、感情の安定性といった面が遺伝的に影響を受ける可能性があるためです。したがって、遺伝的要因を理解することは、予防や早期発見に役立ちます。

感情の不安定さ

境界性障害になりやすい人は、感情の不安定さが顕著です。これは、ストレスを感じると感情が極端に変化する傾向があることを意味します。例えば、ちょっとしたことで激しい怒りや不安を感じたり、急に気分が落ち込むことがあります。これらの感情の揺れ動きは、日常生活における人間関係や自己評価に影響を及ぼしやすく、衝動的な行動を引き起こすこともあります。このような感情のパターンを持つことは、境界性障害の発症リスクを高める要因の一つです。 これらの共通点を理解することは、境界性障害の予防や早期治療への第一歩となります。環境要因や遺伝的要因、感情の不安定さを認識することで、適切なサポートを受けることが可能です。

\ 他にはどんな心の病気があるの? /

その他にも様々な精神疾患がありますが、代表的なものを掲載しております。今後アップデートしていきます。
※診断症状チェッカーはあくまで診断を確定するものではなく、入力された情報から関連する病気の情報を提供するサービスです。

参考文献・出典

設問の準拠尺度

疾患に関する公的機関の情報

このセルフチェックの結果は医学的な診断ではありません。受診の目安としてご利用ください。

よくあるご質問
境界性パーソナリティ障害とはどんな状態ですか?
見捨てられることへの強い不安、対人関係の急激な理想化と失望、気分の激しい変動、衝動的な行動、自分を傷つける行為などが、青年期から成人期にかけて続く状態を指します。本人にとっては「感情の波にのみこまれてつらい」という体験であり、性格の問題や本人の責任ではありません。適切な治療と周囲の理解によって、症状が和らいでいくことが多いことも知られています。
境界性パーソナリティ障害のセルフチェック項目は?
(1)見捨てられることを強く恐れ、それを避けようと必死になる、(2)人への評価が「理想的」と「最低」の間で大きく揺れる、(3)自分が何者か分からなくなる感覚がある、(4)浪費・過食・無謀な運転などの衝動的な行動、(5)自傷行為や自殺をほのめかす言動、(6)短時間で強く変わる気分、(7)強い空虚感、(8)激しい怒りを抑えられない——などを振り返ります。セルフチェックは目安です。当てはまる項目が多い場合は医師にご相談ください。
境界性パーソナリティ障害は治りますか?
治療と時間の経過によって症状が軽くなっていくことが、長期の追跡研究で報告されています。とくに衝動的な行動や自傷は年齢とともに減りやすく、対人関係の困りごとには心理療法が有効とされています。回復には波があり、うまくいかない時期も治療の一部です。焦らず続けられる環境を整えることが大切なので、一人で抱えずに医療につながることをおすすめします。
境界性パーソナリティ障害の治療法は?
中心となるのは弁証法的行動療法(DBT)やメンタライゼーションに基づく治療などの心理療法です。感情の波への対処、対人関係のパターンの整理、衝動のコントロールを段階的に練習していきます。薬物療法は症状そのものを治すものではありませんが、抑うつ・不安・不眠・衝動性といった症状を和らげる目的で併用されることがあります。治療方針は状態に応じて医師と相談しながら決めていきます。
うつ病や双極性障害との違いは?
気分の変動が「何日も続くか(うつ病・双極性障害)」「数時間から1日程度で切り替わり、対人関係の出来事に強く連動するか(境界性パーソナリティ障害)」が見分けの目安になります。実際には併存することも多く、自己判断は困難です。治療の進め方が変わるため、気分の波がいつから・どんなきっかけで起こるかを医師に伝えることが役立ちます。
境界性パーソナリティ障害は何科に行けばいい?
精神科で相談できます。心療内科でも対応可能なことがありますが、心理療法を含む継続的な支援が中心になるため、精神科での評価が一つの目安です。「家族や周囲との関係がつらい」「気分の波で生活が続かない」という段階でも相談して構いません。エニキュアのオンライン診療では、初診から自宅で相談でき、必要に応じて対面の医療機関や相談窓口もご案内します。
家族や周囲はどう接したらよいですか?
本人の感情を否定せずに受け止めつつ、対応できる範囲(連絡の頻度や時間帯など)をあらかじめ穏やかに共有しておくことが役立つとされています。約束や境界を「罰」ではなく「関係を続けるための取り決め」として伝えることが大切です。支える側が消耗しやすいため、家族自身の相談先を持つことも同じくらい重要です。対応に迷う場合は医師にご相談ください。
自分や誰かを傷つけたい気持ちが強いときは?
すぐに安全を確保し、ためらわずに相談してください。「いのちの電話」(0570-783-556)や、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)などの窓口が利用できます。危険が差し迫っている場合は119番や地域の救急医療機関へご連絡ください。セルフチェックの結果を待つ必要はありません。