親の着信が怖い・気が休まらない人へ

監修者紹介
杉本あずさ
千葉大医学部卒業。 昭和大学病院で研修医、同大学脳神経内科入局。 日本神経学会専門医、日本認知症学会専門医、日本内科学会総合内科専門医。日本精神神経学会会員。
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杉本あずさ
千葉大医学部卒業。 昭和大学病院で研修医、同大学脳神経内科入局。 日本神経学会専門医、日本認知症学会専門医、日本内科学会総合内科専門医。日本精神神経学会会員。
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つらい今、今日相談できる。保険適用のオンライン診療(心療内科・精神科)。当日予約OK、診断書は最短即日、お薬はご自宅へ配送。スマホで自宅から受診できます。

「電話が怖い」は、相談していいサインです

特定の音への身体反応や、休んでも取れない緊張感は、診察でよく扱うテーマです。動悸や不眠が2週間以上続いているなら、受診に理由はいりません。「受診中に鳴ったら」の心配も、自宅からのオンラインなら安心です

予約は24時間受付/当日受診は空き状況によります

親からの着信に備えて気が休まらない状態のイメージイラスト

親の着信が怖い・気が休まらない人へ

「スマホが鳴るたびに、心臓がぎゅっとなる」

「着信履歴に親の名前があると、開く前に身構えてしまう」

「電源を切りたいのに、切れない」

介護や見守りをしていると、親からの電話は「日常の連絡」ではなくなっていきます。転倒したのではないか、体調が急変したのではないか——着信音が、悪い知らせの予感と結びついてしまうからです。

夜も休日も、いつ鳴るか分からない電話に備えて心のどこかが待機している。この「常時緊張」の状態は、そばで介護をしていなくても、離れて暮らしていても起こります。この記事では、その気の休まらなさの正体と、緊張をゆるめるためにできることを整理します。

この記事でわかることは、次のとおりです。

  • 着信が怖くなるのは自然な反応だということ
  • 常時緊張が心身に与える影響
  • 緊張をゆるめるためにできる工夫
  • つらさが続くときの相談先

エニキュアでは、初診からオンラインで精神科・心療内科に相談できます。夜間や当日の枠もあるので、介護や仕事のすき間の時間に、自宅から受診できます。

着信が怖くなるのは、自然な反応です

「たかが電話でこんなに動揺するなんて」と、自分を責めていないでしょうか。けれど、これは心が過敏になったのではなく、学習の結果です。

過去に、電話をきっかけに大変な事態が始まった経験があると、脳は「着信音=緊急事態の合図」として記憶します。以降、着信音を聞くだけで、体は実際の緊急時と同じように心拍を上げ、身構えるようになります。防災訓練を重ねた体が、サイレンに即座に反応するのと同じしくみです。

つまり、着信への恐怖は、あなたが親の異変に真剣に備えてきた証拠でもあります。おかしくなったのではありません。備え続けた心が、休み方を忘れかけているだけです。

「いつ鳴るか分からない」が心身を削る

着信に備え続ける待機状態のイメージイラスト

常時緊張のつらさは、実際に電話が鳴った瞬間よりも、鳴っていない時間にあります。

  • 休んでいても休まらない —— 体はソファにあっても、心は待機勤務を続けています。オフの時間が、実質的にオフではなくなります
  • 眠りが浅くなる —— 夜間の着信に備える意識が、眠りの深さを妨げます。枕元のスマホを何度も確認してしまう方もいます
  • 楽しみに没頭できない —— 映画や外食の最中も注意の一部が電話に割かれ、気晴らしの効果が薄れていきます
  • 体に症状が出る —— 慢性的な緊張は、肩こり・頭痛・動悸・胃の不調などの形で表れることがあります

緊張が続く時間が長いほど、消耗は静かに積み上がります。「何もしていないのに疲れている」と感じるのは、実際には「ずっと待機し続けている」からなのです。

監修医コメント|杉本先生

診察で「着信音が怖い」と話される方は、たいてい「こんなことを相談していいのか」と迷いながらお越しになります。ですが、特定の音への身体反応や、休んでも取れない緊張感は、診察でよく扱うテーマのひとつです。生活のなかの具体的な場面から話していただくほうが、状態を正確に把握できます。「電話が怖い」は、立派な相談の入口です。

緊張をゆるめるためにできる工夫

定時連絡や見守りの分担で緊張をゆるめるイメージイラスト

緊張の元(親の状況)をすぐには変えられなくても、待機のしかたを整えることはできます。

  • 「本当の緊急連絡」の経路を分ける —— 緊急時はショートメッセージや特定の人からの電話など、経路を家族と決めておくと、それ以外の着信に身構える必要が減ります
  • 見守りの目を増やす —— 見守りサービスや介護サービスの利用を広げ、「自分の電話だけが命綱」の状態をゆるめます。介護体制の相談は地域包括支援センターが窓口です
  • 連絡の時間帯をつくる —— 「夜◯時に一度こちらから電話する」など定時連絡を決めると、それ以外の時間の待機を少し手放せます
  • 緊張が解けない自分を責めない —— 工夫してもすぐには変わりません。長く続いた学習は、ゆるむのにも時間がかかるものです

こうした工夫を試しても、動悸や不眠、休まらない感覚が続くときは、心身が自力で回復できる範囲を超えているサインかもしれません。

つらさが続くときは、医療で相談できます

眠れない、動悸が続く、常に気が張って休めない——そうした状態が2週間以上続いているなら、精神科・心療内科で相談できる領域です。診察では、緊張が続く状況を伺いながら、睡眠や不安・緊張の状態を整える治療を医師と相談して進めます。介護や見守りを続けながら治療している方は多くいます。

なお、気持ちのつらさが強く、今すぐ誰かに話したいときは、厚生労働省「まもろうよ こころ」に、電話やSNSで相談できる公的窓口がまとまっています。

監修医コメント|杉本先生

常時緊張の状態が長く続くと、緊張している自覚そのものが薄れて、「これが普通」になってしまうことがあります。ふとした瞬間に肩の力が抜けて、初めて張りつめていたことに気づく——そんな経験はないでしょうか。ご自身の緊張に気づけた今は、対処を始めるよい機会です。緊張をゆるめる方法は、診察のなかで一緒に考えられます。

受診はオンラインでもできます

「受診中に電話が鳴ったらどうしよう」という心配がある方にも、自宅から受けられるオンライン診療は相性のよい方法です。エニキュアでは、初診からオンラインで精神科・心療内科を受診できます。朝8時〜夜24時・土日も診療しており、予約から問診・診察までスマホで完結します。問診は選ぶだけの形式で、処方されたお薬はご自宅への配送にも対応しています。

なお、心理検査や一部のお薬など、オンラインでは対応できないものもあります。その場合は、診察のなかで医師が必要な選択肢をご案内します。

よくある質問

Q1. 着信音で動悸がします。これは病気なのでしょうか?

病気かどうかは、診察でお話を伺ったうえで医師が判断します。特定の音への強い身体反応が続き、生活に影響が出ているなら、相談する価値のある状態です。診断がつくかどうかにかかわらず、緊張をゆるめる方法を一緒に考えられます。

Q2. 電話に出られなかったとき、強い罪悪感を引きずってしまいます。

出られなかった一度を責め続けるのは、それだけ真剣に備えている証拠です。ただ、24時間ひとりで応答し続けられる人はいません。緊急経路の整備や見守りの分担で「出られない時間があっても大丈夫」なしくみをつくることが、罪悪感の根本的なやわらげ方になります。

Q3. 正直、親からの電話を減らしたいと思ってしまいます。冷たいのでしょうか?

冷たいのではなく、心が消耗しているサインです。大切に思う気持ちと、連絡が負担だと感じる気持ちは、同時に存在します。連絡の頻度や形を整えることは、関係を壊すことではなく、長く関わり続けるための調整です。

まとめ

  • 着信が怖くなるのは、緊急事態に備え続けた心の自然な学習。おかしくなったのではない
  • つらさの中心は「いつ鳴るか分からない」待機状態。休んでも休まらない消耗を生む
  • 緊急経路の整理・見守りの分担・定時連絡など、待機のしかたは工夫できる
  • 動悸や不眠、休まらない感覚が2週間以上続くなら、医療で相談できる

鳴らない時間まで、電話に支配されなくていいのです。エニキュアでは、朝8時〜夜24時・土日も、自宅からオンラインで相談できます。

参考URL

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療に代わるものではありません。体調や治療に関する判断は、必ず医師にご相談ください。

運営: エニキュア|オンライン精神科・心療内科

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